SWEST22 タイムテーブル

8/20(木)

12:00~13:00
アイスブレイク & LIVEガイダンス
13:00~13:20
オープニング
14:40~15:00
休憩
15:00~15:30
ショートプレゼンテーション・Discord指南
17:30〜19:30
休憩
19:30〜21:00
セッションS1: 夜の分科会

8/21(金)

10:00~11:10
セッションS2(70分)
11:30~12:40
セッションS3(70分)
12:40〜13:40
昼食
13:40~14:50
セッションS4(70分)
15:10~16:20
セッションS5(70分)
8/21(金) 15:10~16:20 セッションs5d
オンラインで開発を楽しもう
  1. 講師

    樋口 瑛子

    株式会社ラクス

コロナウイルスの影響により、開発のオンライン化が進んでいます。
オンライン開発における、コミュニケーションの取り方に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
オンラインとオフラインのコミュニケーションには、どんな違いがあるのでしょうか。
このセッションでは、ワークを通じてオンラインコミュニケーションの「伝わり方」にフォーカスします。
そして、オンライン、オフラインそれぞれのメリット、デメリットについて考え、今後のオンライン開発を改善するきっかけになったらと思います。

 

実行委員からの推薦文:

樋口さんは新入社員でありながら、LED-CampでScrumの講師として活躍されています。
今回はScrumをオンラインで進めるにあたり、誰もが直面するであろうコミュニケーションの取り方を取り上げています。
皆様が、今後のオンライン開発を改善するきっかけになると思います。

 

 議事録
16:25〜17:00
クロージング

8/20(木)

8/20(木) 13:20~14:40 特別企画
実装しよう、組込みエンジニアが100%力が 発揮できる「働き方」のカタチ
  1. 講師

    酒井 卓也

    一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

  2. コーディネータ

    星野 利夫

    株式会社ヴィッツ

SWEST22では、特別企画:オンラインワークショップとして、組込みエンジニアの「働き方」についてみなさんと考えます。

新型コロナウイルス感染症の流行を受け、人が集まることが制限されるなかで、働き方が急激に変化していく事は必然となります。組込みをはじめとする、情報産業に関わるエンジニアは、働き方を変えるためのICT基盤を作り出したり、支える役目も負っています。ですが、働く当事者としては、様々な課題を感じている人が多いのではないでしょうか。

・否応なくテレワークで働くようになり、戸惑いを感じている、部下やチームメンバーの様子がわからない、コミュニケーションがうまくとれない。

・ただでさえデスマーチなのに、コロナ過の影響で開発プロジェクトの運営に四苦八苦。強いプレッシャーのなかプロジェクトを成功させなければならない。

もしかしたら新型コロナの流行は単なるきっかけであり、いままで潜在していた課題が、一気に顕在化したとも考えられます。

Withコロナの時代のなか、これらの課題を乗り越え、組込みエンジニアがもっと活躍できるには、何が必要か探してみましょう。

 

実行委員からの推薦文:

オンラインだからこそできることがあります,オンラインでしかできないことがあります.

「やってみよう〇〇の新しいカタチ」
SWEST実行委員会としてのそのひとつの答えとして,この特別企画を考案しました.

これまで様々な「議論」を行ってきたSWESTのこの場で,組込みエンジニアの新しいカタチを,皆さんで徹底的に語り尽くしてみませんか?

 

セッション資料 議事録
8/20(木) 15:30〜17:30 インタクティブセッション
インタラクティブセッション
協賛企業デモ展示
D-1
リスクポテンシャルビュアー(WARXSS RPV)のご紹介
後藤 孝一
株式会社ヴィッツ 高信頼性PF開発部
D-2
これまでにない気づきがある! 自律支援サービスの紹介
富澤 賢
エプソンアヴァシス
D-3
Autowareと物流用ロボットLogieeを利用した自動運転システム
東出 泰治
株式会社ティアフォー
D-4
コネクトフリーの技術/製品紹介
中林 智之
コネクトフリー株式会社
D-5
TOPPERSに対応した統合開発環境SOLID
由良 守
京都マイクロコンピュータ株式会社
D-6
Arm®マイコンSTM32を使った開発実習
木村 崇志
STマイクロエレクトロニクス株式会社
自由工作
E-1
Arduinoを用いた、コーラス・エフェクター内蔵の4和音対応シンセサイザー
石垣 良
株式会社メイテックフィルダーズ
E-2
ラジコンカーADASへの道
岡 信太郎
株式会社メイテック キャリア開発センター
E-3
M5stickC+UIFlowで愛娘の為にオモチャをアジャイルっぽく?作った話
及川 達裕
ポリテクセンター熊本
プロジェクト紹介
P-1
システム開発文書品質研究会(ASDoQ)
山本 雅基
ASDoQ/名古屋大学
P-2
enPiT-Pro Emb 組込みシステム技術者のための技術展開⼒育成プログラムの紹介
名倉 正剛
南山大学
P-3
TOPPERS 箱庭WG 紹介
細合 晋太郎
株式会社 チェンジビジョン
P-4
Performance Testing in ROS 2
楊 玉晴
埼玉大学
研究発表
R-1
PelemayのARMアーキテクチャとNervesへの適用
山崎 進
北九州市立大学
R-2
ElixirによるROS 2クライアントライブラリの初期実装
高瀬 英希
京都大学/JSTさきがけ
R-3
TOPPERS/SSPのRISC-Vへのポーティング
伊与田 健敏
創価大学 理工学部 共生創造理工学科
R-4
MISRA-C非推奨コードが読解の正確さと所要時間に与える影響
杉山 裕一
名古屋大学大学院情報学研究科情報システム学専攻
R-5
ブロックチェーンによるIoT機器向けOTAフレームワーク
稲垣 雄大
名古屋大学 情報学研究科 情報システム学専攻 高田研究室
R-6
有向グラフによるAUTOSAR定義の俯瞰とVRの活用
芦岡 徳之
名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センターAPTool コンソーシアム
R-7
TOPPERS/Athrill を使用した AUTOSAR モデルカー演習の実機レス化
庭野 正義
アイコムシステック株式会社
R-8
リアルタイムOSによるROSノード軽量実行環境の定量的評価
祐源 英俊
京都大学
8/20(木) 19:30〜21:00 セッションs1a
EmbLT
  1. コーディネータ

    及川達裕

    ポリテクセンター熊本

技術系イベントではすっかりとお馴染みになったLightning Talks!そんなLTのSWEST版こと Embedded Lightning Talks を開催します。

● 下記内容のLTを募集してます!
・やってみた!作ってみた!ものの紹介
・ポスター内容のLT
・研究LT
・ちょっとスゴイ組込み開発自慢
・組込み業界・SWESTに物申すLT
・その他、ご相談ください

基本的に1枠5分を予定しておりますが、応募件数により調整します。件数が多い場合はそのまま延長戦となる可能性もあります。
以下よりお申込みください。
 https://forms.gle/yD5mXWynxqP1qGhMA

● こんな人にオススメです
 ① 発信したい事はあるけど,セッションの提案やポスターはちと重い...
 ② 誰かと議論したいネタはあるけど,興味ある人いるんかな?
 ③ お酒片手に楽しく組込み談義したい!


ワイガヤで議論してこそのSWEST!せっかくSWESTに参加したのなら,聞くだけじゃなく「発信」もしてみませんか?
あなたの発表ネタに食いつく人がいるかもです :-)

 

実行委員からの推薦文:

熱い人たちが集まるSWESTだからこそ、
こっそり取り組んでいる技術や作っているものなど、現在進行形のホットな話題が満載です。
ざっくばらんに凄いものがどんどん飛び出すライトニングトーク、ぜひご参加ください。
もちろん登壇者も絶賛募集中です!

 

セッション資料 議事録
8/20(木) 19:30〜21:00 セッションs1b
IoT/自動運転システム時代のシミュレーション環境『箱庭』について語り合おう
  1. コーディネータ

    森 崇

    永和システムマネジメント

  2. コーディネータ

    高瀬 英希

    京都大学/JSTさきがけ

組込み開発は,IoT/自動運転システム時代に入り,様々な機器が絡んだ複雑なシステムと向き合う必要があります.TOPPERSプロジェクトでは,このようなシステムを手軽にシミュレーションできる仮想環境である『箱庭』の構築に取り組んでいます.
https://toppers.github.io/hakoniwa/

本セッションでは,『箱庭』で掲げるコンセプトと,これを実証するために開発しているプロトタイプ・モデルを紹介します.その後,「箱庭をどう使う?」をテーマにしたアイディア出しや,「箱庭がどうなると嬉しい?」のディスカッションしたいと思います.開発現場からの視点,教育現場からの視点,研究対象としての視点,さまざまに皆さまのご意見やご知見を頂けますと幸いです.夜の分科会ですので,思い思いの飲み物やおつまみを楽しみながら,ざっくばらんに語り合いましょう!

 

実行委員からの推薦文:

怒涛の進化を続ける『箱庭』が夜の分科会に登場です!様々な技術領域からのエンジニアが集まってひとつのIoTシステムを机上で開発できるようになると,どんなことができるでしょうか?楽しくざっくばらんに語り合いましょう.

 

セッション資料 議事録
8/20(木) 19:30〜21:00 セッションs1c
湯河原宣言を考える ~ チーム湯河原結成 ~
  1. 講師

    田中 清史

    北陸先端科学技術大学院大学

我が国の組込み産業の競争力強化を目指し、組込みシステム研究会(SIGEMB)の有志メンバが2018年11月に湯河原に集結し、2日間にわたり議論した結果、組込みシステム技術者/研究者が急速に取り組むべき課題が明確化されました。
これらは明文化され「湯河原宣言2018」として公開されています。
http://www.sigemb.jp/wordpress/archives/394

最初の公開以来、各種イベントにおいて宣言内容の見直しと拡充に向けて議論を重ねてきました。
本セッションでは、湯河原宣言2018及びこれまでの議論を紹介するとともに、
- アフターコロナの組込み技術
- やってみよう○○の新しいカタチ
- チーム湯河原の結成
に関して徹底的に議論し、今後の研究・開発に活かすことを目標とします。

 

実行委員からの推薦文:

夜のセッションだけど、夜のセッションだからこそ、組込みシステム技術者/研究者が急速に取り組むべき課題を、真剣に語り合おうじゃありませんか。
コロナ禍の中で、組込み技術は○○〇の新しいカタチで大きく変化するのかもしれません!
このセッションに参加して、「チーム湯河原」の一員になりましょう。

 

セッション資料 議事録
8/20(木) 19:30〜21:00 セッションs1d
組込み技術者が育つ最強の研修
  1. 講師

    LED-Camp実行委員会

    LED-Camp実行委員会

毎年組込み初学者向けの研修「LED-Camp」を行っています。
LED-Campは、毎年多数の参加者から高評価を頂いてます。
しかし、オンライン化に向けては、課題が山積しており、高評価の維持が困難と考えています。
そのため今年は中止とし、来年に向けて準備中です。
ここでは「今まで」のLED-Campの最強の研修内容・その作り方を紹介し、「これから」の改善案を皆さんと議論します。
教育に関心のある方はご参加ください。

 

実行委員からの推薦文:

LED-Campは組込み初学者向けの研修で7年間、高評価を維持しています。
今年の発表いただく研修開発のノウハウには、教育やチームメンバの育成のプラスになるエッセンスが詰まっています。
そして、LED-Camp実行委員は更なる高みに目指すためにオンライン研修も検討しています。
是非、そのエッセンスを取得するとともに、LED-Campをより良くしていくために皆様のお知恵いただきたいです。

 

セッション資料 議事録

8/21(金)

8/21(金) 10:00~11:10 セッションs2a
Zenは急げ!Zen言語完Zen理解ガイド
  1. 講師

    中林 智之

    コネクトフリー株式会社

組込みシステム開発では長らくC言語が利用されていますが、より安全な代替のプログラミング言語を検討できる時代になりつつあります。
Zen言語は、安全で善いコードを漸進的に構築可能な新しいプログラミング言語であり、組込みシステム開発に特化した言語を目指しています。
本セッションでは、Zen言語を開発するに至った経緯、Zen言語の特長を紹介します。
セッション内でZen言語に入門するためのハンズオンを実施し、Zen言語最大の特長である同じアプリケーションがPC上でもマイコン上でも動くデモをお見せします。

 

実行委員からの推薦文:

組込み開発の「next C言語」,今年のSWESTではZen言語を取り上げます!
Zen言語は国産のプログラミング言語であり,組込みシステム開発で欲しいところにちょうど手が届く,様々な特徴を兼ね備えています.なぜZen言語が必要なのか,組込みシステム開発にどう活きるのか,その魅力を開発者自らが存分に語ります.
次の高田先生のセッションに参加予定の方は必見です.なぜ高田先生がTOPPERSカーネルを新たなプログラミング言語で開発しようと思いついたのか,その着想の一端を垣間見ることもできるでしょう.
善は急げ!!

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 10:00~11:10 セッションs2b
North America MaaS Business Development by Vehicle Edge Computing (逐次通訳、有)
  1. 講師

    佐藤洋介 (Yohsuke Satoh)

    Denso International America, INC. Seattle Innovation Lab Director (Lab Leader)

  2. 講師

    Shazaan Bahrainwala

    Denso International America, INC. Seattle Innovation Lab Senior Manager

Your car has numerous cameras and sensors that continuously record the world around it. Amazon and Denso are developing a new Mobility as a Service platform that will enable edge computing directly inside the vehicle to allow machine learning algorithms to make sense of the vast amount of data being generated. This talk will show how machine learning is being used for the following: to identify unsafe driving behavior like rolling stops and red lights; to provide dynamic road condition updates to mapping service providers; and even seek detect when a baby has been left inside a vehicle accidentally. Denso will demonstrate AWS Greengrass running Machine Learning Inference models deployed in Docker containers in a real vehicle and how they leveraged the AWS Connected Mobility Solution to keep millions of drivers safe with connectivity and continuously updated machine learning algorithms.

 

実行委員からの推薦文:

北米のMaaS(Mobility as a Service)ビジネス開発に関わる最新情報が、現地法人社員(ラボ長、およびシニアマネージャー)から聴けるスゴいセッションです。
DockerコンテナでデプロイされるAWS Greengrassによる機械学習を実車で使う、車載ソフトウェアを動的更新してしまう技術など、最新技術が盛りだくさんのようです。お楽しみに!

 

 議事録
8/21(金) 10:00~11:10 セッションs2c
元・組込みエンジニアが教えるAWSを使ったIoTシステムのバックエンド構築手順
  1. 講師

    岡嵜 雄平

    株式会社Fusic

本セッションでは元々組込みエンジニアをしていた私がWeb・クラウドの世界に飛び込んだときに感じたギャップを共有しつつ、IoTシステムのバックエンドを構築する手順をご紹介いたします。

 クラウドサービスには世界シェアNo.1のAWS(Amazon Web Services)を用います。

 組込みエンジニアにとって、「クラウド」とは遠い世界の話のように聞こえるかもしれません。
 しかし、一度クラウド構築を経験すると既存の製品やサービス、各種ライブラリを組み合わせることで簡単にシステムを構築できることを実感できます。
 クラウドで扱われる技術要素や用語・思想を知ることで、IoTシステムの開発がより円滑に進められること間違いなしです。

 内容は入門者向けですので、「IoT」や「クラウド」に興味がある方、ぜひ気軽にご参加ください。

 

実行委員からの推薦文:

初心者向けに易しく・優しく「IoT」「クラウド」の最新技術について解説してくれるセッションです。組込みシステムがIoTと呼ばれる時代、クラウドの技術要素や用語を知ることで、もっともっと組込み開発が楽しくなると思います。思想まで語ってもらえて大変お得。入門者の方必聴です!

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 11:30~12:40 セッションs3a
Zxx言語によるリアルタイムOSの実現
  1. 講師

    高田 広章

    名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所・教授 /大学院情報学研究科・附属組込みシステム研究センター長

Zig言語やZen言語をご存知でしょうか。
小規模な組込みデバイスでも動作し。ポインタにも対応している言語ですが、
複数のポインタ型を持つなど、より「安全」にコーディングを進めることができる言語です。
このZig言語やZen言語を用いて、TOPPERS/ASP3カーネルをC言語から移植しました。
C言語に代わる「新しいプログラミング言語」を用いた組込み向けRTOS移植について、
開発者が入門から開発までを熱く語ります!

 

実行委員からの推薦文:

「組込み・RTOSといえばC言語」という今までの常識に囚われない開発の話題です。
新しいプログラミング言語を実際に用いたRTOSの実装を、TOPPERSプロジェクトの高田会長が、自ら語ります。
凝縮された70分間で味わっていただければと思います!

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 11:30~12:40 セッションs3b
ROS2リアルタイムの最新動向の紹介と、ROS2への期待 - 超小型宇宙探査機が広げる世界と背景にある技術 - 宇宙における組み込みソフトウェア開発事例紹介
  1. 講師

    長谷川 敦史

    株式会社 システム計画研究所

  2. 講師

    清水 敏郎

    株式会社 システム計画研究所

複雑化していくソフトウェアの開発に対応するため、プラットフォームのオープンソース化によりコミュニティを活発にし、コミュニティ全体でソフトウェアの開発を加速させている事例はいくつも存在します。
本セッションでは、前半はロボット開発を背景に持つROSについて、後半は宇宙開発を背景に持つc2aについてお話します。

(前半)
ROS2 はこれまでの研究用で開発された ROS1とは異なり、企業からのニーズが組み込まれ、製品へ組み込める品質が期待されています。
日々 ROS2の開発が進んでいる中でリアルタイム性についてスケジューリングや通信など、現在でも検討されている議題があります。
本討議では、リアルタイム性の向上に向けた最新の動向や、リアルタイム ROS2に向けた弊社の取り組みを紹介します。
また、オープンソースである ROS2に抱いている期待についても述べたいと思います。

(後半)
近年、産学官の新規参入者を巻き込んだ超小型衛星による地球周回ミッション数が増え、月・火星等の深宇宙領域への拡大も期待されています。
一方で、新規参入の大学・民間企業等が、深宇宙探査ミッションに乗り出す際の障壁の1つとして、宇宙特有の環境を模擬した試験の難しさが挙げられています。
弊社では東京大学と連携し、超小型宇宙探査機の裾野拡大に注目し、新規参入者の支援を目的として宇宙特有の環境を模擬・試験環境も提供する「宇宙探査機のソフトウェアプラットフォーム」の確立に取り組んでいます。
本発表では、宇宙における組み込みS/W開発事例として、筆者も開発に携わった月面探査車、現在取り組んでいる超小型人工衛星向けソフトウェアプラットフォーム開発などの紹介を通じて、組込みシステムも関わる宇宙におけるソフトウェア開発事例の紹介をします。

 

実行委員からの推薦文:

1つのセッションで、ROS2と宇宙探査機のソフトウェアについて最新動向が学べるお得なセッションです。
ROS1における多くの問題が、ROS2ではどのように解決され、今後どのように活用されるのか。
また、月面探査車や超小型人工衛星等の宇宙ソフトウェア開発に携わった開発者のお話しを是非お聞きください!

 

セッション資料1 セッション資料2 議事録
8/21(金) 11:30~12:40 セッションs3c
Qumicoを使ったEdge AIの最新情報。AutoML、LSTM対応 ~ ColabやLabelboxを使ったリモート時代の組込AI開発、人材育成。
  1. 講師

    夏谷実

    株式会社パソナテック DX戦略本部

Qumicoを使って組込機器でDeep Learningを動かすEdge AIの最新情報をお届けします。ディープラーニングのチューニングを自動で行うAutoMLを使用したニューラルネットワークや、LSTMを使ったニューラルネットワークを動かす方法を紹介します。

後半はリモート時代のAI開発、育成の社内事例を紹介します。Google ColabやLabelboxを使用した協調開発と、社内トレーニング用ハンズオンの紹介を致します。セッションに参加された方に、AutoMLで学習したモデルをラズパイで動かすまでのハンズオン資料を提供いたします。

 

実行委員からの推薦文:

人工知能(AI)・ディープラーニングを活用した組込みシステムの開発、やってみたい人向けのセッションです。組込みシステムとはいえ、ディープラーニングでは学習・チューニングも行わなければならない。そうした一連の流れを学べるセッションです。

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 11:30~12:40 セッションs3d
組み込みエンジニアのための在宅勤務を考える  <ワーク・ライフ・バランスからワーク・ライフ・フュージョンへ>
  1. 講師

    酒井 卓也

    一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

「家庭に仕事を持ち込まない」という言葉がありますが、そんなことを言ってられない時代が来ました。在宅勤務が普及することにより、自宅で仕事をする事が多くなり、今までプライベートだった時間や空間が、職場に浸食されるようになったといえます。逆もまた然りで、職場が、個人の生活に浸食されることも考えられます。時代は、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)から、ワーク・ライフ・フュージョン(仕事と生活の融合)に移り変わって行くのでは無いかと思ったりします。
 在宅勤務を行うにあたって、家族関係をはじめとする、プライベートの関係・環境について、新しいカタチを探します。

 

実行委員からの推薦文:

SWESTのセッションは「技術系」と「人間系」の二種類に分けることができます。私たちは技術屋であるため、「技術系」は大事です。一方で、技術屋が悩んだり苦しんだりすることは「技術系」の内容よりも「人間系」の内容のことが多いような気がします。講師の酒井さんはSWESTで「人間系」のセッションを何度も開催してきました。また、今年のSWESTの「特別企画」の講師でもあります。本セッションでは、特別企画の結果を受け、更に深い話が聞けると思います。「特別講演」で酒井さんの話に興味を持った方は是非参加してください。

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 13:40~14:50 セッションs4a
ソフトウェアメトリクスの測定精度の課題にどう対処するか
  1. 講師

    小池 利和

    ヤマハ(株) 品質保証部

メトリクスを活用して現場で起きている問題兆候を検知し、
適切なマネジメントが求められる。しかしながら、データ分析結果から、
目標と実績の誤差範囲の違いで一喜一憂したり、
重大な悪化兆候を見過ごし、後で痛い目に会うなど、
メトリクスを有効活用しきれていない組織も多い。
本セッションでは、メトリクスの測定精度の課題を克服し、
データから品質悪化の兆候や改善の効果等を読み取るための
統計手法の基礎を学ぶ。
初心者でも理解できるように数式は用いず直観的に、かつ、
現場ですぐ活用できるように実践的な例を用いて解説する。

 

実行委員からの推薦文:

様々な現実の問題に向き合うと痛感するのが、データ分析・統計の大切さだと思います。本セッションでは、書籍「ソフトウェアメトリクス統計分析入門―現場エンジニアによる直観的解説と実践ドリル」を執筆され、品質保証の現場で活躍されている講師をお招きして、「初心者でも理解できるよう」「現場ですぐ活用できるよう」にデータ分析・統計手法の基礎を教えていただける、大変貴重なセッションです。この学びの機会を是非活用してください!

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 13:40~14:50 セッションs4b
二輪車情報学超入門
  1. 講師

    木谷友哉

    静岡大学

  2. 講師

    曽根 卓朗

    静岡大学/株式会社アプリックス

静岡大学木谷研究室では二輪車に関する高度交通システムの研究を行なっています.
SWEST18では基調講演もさせていただきました.
https://swest.toppers.jp/SWEST18/program/

本セッションでは,以下に沿って皆さんと頭と手を動かす企画を行ないたいと思います.

・【研究サーベイ】世界の二輪車研究の今
・ポストコロナ時代のモビリティ事情ディスカッション
・Bikeinformaticsセンシング基盤チュートリアル

自転車,バイク乗りも,モビリティ好きも,そうでない人も未来の多様な交通社会をどう安全に楽しくするかディスカッションしましょう.

こなれた組込み技術やセンシング技術を使って低コストで確実にデータを取得できるようにするところと,最先端の技術を使って新しい価値を作るところの二つの観点から議論することを予定しております.

SWESTでBikeinformaticsプロジェクトを育てていただけると幸いです.

 

実行委員からの推薦文:

【初心者歓迎!】オンラインのはずなのに木谷先生・曽根さんの熱い気迫が伝わってくること間違いなしの、「二輪車情報学超入門」です。組込み技術・センシング技術のリアルを一から学べます。

【中級・上級者も楽しめます】下呂に衝撃が走ったSWEST18基調講演「二輪車情報学 Bikeinformatics~自動二輪車によるセンシングデータの収集基盤の構築と課題~」の木谷先生リターンズです。

ポストコロナ時代のモビリティ・Bikeinformaticsプロジェクトの最新の情報をチェックの上、「頭と手を動かす」このセッションに参加しましょう!

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 13:40~14:50 セッションs4c
Autodesk Fusion 360/EAGLEでプリント基板&ケース設計ワークショップ (S5cと連続)
  1. 講師

    大栄 豊

    (株)オーバス(デンソー)

昨今のメーカーブームと相まってIoT用のマイコンモジュールや電子部品が安価に入手できるようになってきました。
また、3Dモデリングツールや電子回路設計&プリント基板設計ツールも用途によっては無償で使えるような時代になりました。
そんな中、今回は個人で趣味の範囲であれば無償で使えるAutodeskのFusion 360/EAGLEを使って、回路設計、ケース設計の体験を行うワークショップを用意します。

ブレッドボードやユニバーサル基板での試作では物足りなくなった方にお勧めのMyプリント基板を作ってみませんか?

 

実行委員からの推薦文:

SWESTでは少し珍しいハードウェアネタのセッション.お手軽なIoT向けなマイコン「ESP32」をテーマにMyプリント基板を作る話をすると聞いています.
また,Fusion360を活用すると回路設計・基板設計からケースや筐体の設計がシームレスに実現できる点も魅力です.
ハード寄りなテーマに興味ある方にオススメなセッションです :-)

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 13:40~14:50 セッションs4d
英語で最新技術を学ぶ最良の方法
  1. 講師

    山崎 進

    北九州市立大学

このセッションでは,組込みシステムについて書かれた英語のWikipediaや教科書などをテキストにして,英語でどのように最新技術を学ぶかを習得します。1人でのワークやグループディスカッションを伴う内容を予定していますので,セッション中に内職をしたい方はご遠慮ください。

参加を検討している人は,次の Google フォームによるアンケートにご協力ください。 https://forms.gle/HBvtDdmEgTff7b7q6 いただいた内容をもとに,分科会の内容を調整したいと思います。

 

実行委員からの推薦文:

アンケートに基づいて,できるだけ参加者のみなさんの関心事に即した内容にしたいと考えています。

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 15:10~16:20 セッションs5a
Nervesでなにつくろ?
  1. コーディネータ

    高瀬 英希

    京都大学/JSTさきがけ/NervesJP

  2. パネラ

    山崎 進

    北九州市立大学

Nervesとは,関数型言語ElixirでIoTシステムを構築できる「ナウでヤングなcoolなすごいやつ」です.SWEST21ではNerves Projectのco-authorの1人であるustin Schneckを招聘し,メモリアルな基調講演を実施しました.
https://swest.toppers.jp/SWEST21/program/keynote.html#keynote

あれから1年,Nervesは留まるところを知らず急速に進化を遂げています.

本セッションでは,まず,Elixirの気持ちよさやNervesの素晴らしさをふりかえり,Nervesの最近のアップデートをみなさんに共有したいと思います.特にIoTの構築で必須なネットワーク接続の安定性向上とビルドツールのバージョンアップがあります.続けて,Nervesを使えばこんなものが作れます!の事例や作例を紹介します.
その後,本題の「Nervesでなにつくろ?」です.このようなフレームワークがあったとき,皆さんはどのようなIoTシステムを作りたいですか?小グループに分かれてアイデアソンをしてみましょう.そして,最後に分かち合いをして,今後のNervesの進みゆく将来指針を占ってみましょう.

 

実行委員からの推薦文:

Nerves on SWEST再び!
最近のアップデートを振り返りながら,このフレームワークでどんなIoTを作ってみたいか,今回はみんなでアイデアソンをしてみましょう.

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 15:10~16:20 セッションs5b
AUTOSARの基礎
  1. 講師

    山本 健太

    デンソークリエイト

自動車業界において多くの企業が導入している「AUTOSAR」(*1)。聞いたことがあるけど中身は分からない方も多いのではないでしょうか。でも大丈夫。本セッションでは、AUTOSARとは何か、分かりやすく説明します。一緒にAUTOSARを基礎から学びましょう。
(*1)車載共通標準ソフトウェアアーキテクチャ

 

実行委員からの推薦文:

AUTOSARは車載ECU開発技術者には必須の知識です。講師のけんけん(親しみを込めてあえてニックネームで呼びます)は合宿型組込み技術者教育「LED-Camp」の実行委員長を3年務めている本格派です。楽しくAUTOSARの基礎が身に付くことでしょう。この機会をお見逃しなく。

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 15:10~16:20 セッションs5c
Autodesk Fusion 360/EAGLEでプリント基板&ケース設計ワークショップ (S4cから連続)
  1. 講師

    大栄 豊

    (株)オーバス(デンソー)

昨今のメーカーブームと相まってIoT用のマイコンモジュールや電子部品が安価に入手できるようになってきました。
また、3Dモデリングツールや電子回路設計&プリント基板設計ツールも用途によっては無償で使えるような時代になりました。
そんな中、今回は個人で趣味の範囲であれば無償で使えるAutodeskのFusion 360/EAGLEを使って、回路設計、ケース設計の体験を行うワークショップを用意します。

ブレッドボードやユニバーサル基板での試作では物足りなくなった方にお勧めのMyプリント基板を作ってみませんか?

 

実行委員からの推薦文:

SWESTでは少し珍しいハードウェアネタのセッション.お手軽なIoT向けなマイコン「ESP32」をテーマにMyプリント基板を作る話をすると聞いています.
また,Fusion360を活用すると回路設計・基板設計からケースや筐体の設計がシームレスに実現できる点も魅力です.
ハード寄りなテーマに興味ある方にオススメなセッションです :-)

 

セッション資料 議事録
8/21(金) 15:10~16:20 セッションs5d
オンラインで開発を楽しもう
  1. 講師

    樋口 瑛子

    株式会社ラクス

コロナウイルスの影響により、開発のオンライン化が進んでいます。
オンライン開発における、コミュニケーションの取り方に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
オンラインとオフラインのコミュニケーションには、どんな違いがあるのでしょうか。
このセッションでは、ワークを通じてオンラインコミュニケーションの「伝わり方」にフォーカスします。
そして、オンライン、オフラインそれぞれのメリット、デメリットについて考え、今後のオンライン開発を改善するきっかけになったらと思います。

 

実行委員からの推薦文:

樋口さんは新入社員でありながら、LED-CampでScrumの講師として活躍されています。
今回はScrumをオンラインで進めるにあたり、誰もが直面するであろうコミュニケーションの取り方を取り上げています。
皆様が、今後のオンライン開発を改善するきっかけになると思います。

 

 議事録