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セッション  :特別企画
テーマ    :実装しよう、組込みエンジニアが100%力が 発揮できる「働き方」のカタチ
講師     :酒井 卓也 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
コーディネータ:星野 利夫 株式会社ヴィッツ
日時     :2020/08/20(木) 13:20~14:40
参加人数   :81名(ブレイクアウト開始時)
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■概要
SWEST22では、特別企画:オンラインワークショップとして、組込みエンジニアの「働き方」
についてみなさんと考えます。
新型コロナウイルス感染症の流行を受け、人が集まることが制限されるなかで、働き方が
急激に変化していく事は必然となります。組込みをはじめとする、情報産業に関わる
エンジニアは、働き方を変えるためのICT基盤を作り出したり、支える役目も負っています。
ですが、働く当事者としては、様々な課題を感じている人が多いのではないでしょうか。
・否応なくテレワークで働くようになり、戸惑いを感じている、部下やチームメンバーの様子が
 わからない、コミュニケーションがうまくとれない。
・ただでさえデスマーチなのに、コロナ過の影響で開発プロジェクトの運営に四苦八苦。
 強いプレッシャーのなかプロジェクトを成功させなければならない。もしかしたら
 新型コロナの流行は単なるきっかけであり、いままで潜在していた課題が、一気に顕在化した
 とも考えられます。Withコロナの時代のなか、これらの課題を乗り越え、組込みエンジニアが
 もっと活躍できるには、何が必要か探してみましょう。

■タイムテーブル
・オープニング
講師、コーディネータ 自己紹介
ワーク時のお約束
おおまかな流れ
・講師からの問題提起
・テーブルワーク
テーブルワークの説明
テーブルワークのお約束
テーブルワークの進め方
テーブルワーク
テーブルワークの結果をフォームに記入
・テーブルワークの結果を共有 ・・・①
・最後に
講師がテレワークで実践していること、およびその理由の紹介

■上記①における、講師、コーディネータの発言
酒井
テーブルワークの結果を見ると、様々な意見が見られる。
メリット
自由な時間が増える。
通勤時間等の時間的な融通。
やりづらくなったこと
ハードにかかわること、物理的に無理なこと。
デバイスを持ち出せない等。
コミュニケーション
メリットとデメリットと両方がある。
星野
人によって、コミュニケーションしやすくなった、という意見がある一方で、
コミュニケーションしづらくなった、という両方の意見があるのはポイントではないか。
酒井
普段の場でも信頼関係を築けていない人はリモートでも同じ、というコメントがある。
普段もコミュニケーションがとれる人は、範囲が広がるというメリットを享受している。
元々、良好な関係が取れていることが前提で、そうでないと、デメリットを強く
感じることになるし、コミュニケーションができるひとは、メリットが大きくなる、
ということなのかなと感じる。
星野
テレワークに向く人、向かない人が、どうしてもいるということになるのか。
酒井
個人的に向く、向かないというのもあるかも知れないが、職場風土、雰囲気、
文化として、テレワークに向く文化、向かない文化、というのがあるのではないかと
思われる。
個人の問題にしてしまうと、個人がかわいそうになる。
働く場なので、「場」として捉えた方がいい。
リアルの場でうまく行っているところでは、テレワークでもうまくいく。
うまく行っているふりをしている職場があると、テレワークで問題が噴出する、
ということが起きているんじゃないかなと思う。
そこで起きていた問題がより強調されてしまう、というのはあると思う。
モノづくりで言うと、テレワークでハード面の制約を「どうやって解決しようか」
というようは話は大きくなるのかと思われる。
もし、解決できれば、テレワークのメリットはもっと大きくなると思われる。

以上。