Time Table

08/27(木)
13:00〜13:40 (40分)
開会・Chat SWESTアイスブレイク
13:40〜14:00 (20分)
オープニング
14:00〜15:20 (80分)
基調講演
15:20〜15:40 (20分)
Chat SWESTディスカッション
15:40〜15:50 (10分)
小休憩
15:50〜17:40 (110分)
インタラクティブセッション
17:40〜18:30 (50分)
休憩
18:30〜20:30 (120分)
懇親会
20:30〜21:00 (30分)
休憩
21:00〜22:30 (90分)
セッションS1
08/28(金)
09:00〜10:10 (70分)
セッションS2
10:10〜10:30 (20分)
小休憩
10:30〜11:40 (70分)
セッションS3
11:40〜12:40 (60分)
昼食
12:40〜13:30 (50分)
セッションS4
13:30〜13:50 (20分)
小休憩
13:50〜15:00 (70分)
セッションS5
15:00〜15:20 (20分)
ChatSWESTハーベスト
15:20〜15:50 (30分)
クロージング

Sessions

08/27(木) 14:00〜15:20 基調講演

AI時代のキョウソウ戦略 ~ソフトウェア・ディファインドがもたらす価値創造の進化とは~

講師

小林 良岳

株式会社 東芝

AI技術の進化は、ソフトウェアの「作り方」を効率化するにとどまらず、開発者の役割や「組織のあり方」そのものに根本的な変革を迫っています。この変革の波は組込みシステム開発にも波及しており、従来の自前主義や縦割り型の組織構造のままでは、変化のスピードに対応しきれず限界を迎えつつあります。
この激動の時代において、製品価値を最大化し市場で生き残るための鍵となるのが「キョウソウ」という考え方です。本講演では、ハードとソフトの役割を再定義する「ソフトウェア・ディファインド」を起点に、OSSやインナーソースといったオープンな開発文化を組織へどう組み込むべきかを探ります。これからの開発現場に求められる「キョウソウ」の真意を紐解きながら、AI時代がもたらす新たな価値創造のサイクルと未来像を展望します。

実行委員からの推薦文:

AIの進展は,コード生成や開発支援といった個別の作業を効率化するだけでなく,組込みシステムを含む開発の進め方,開発者の役割,さらには組織の構造にも変化を求めつつあります.株式会社 東芝 デジタルイノベーション技術センターで「ソフトウェア・ディファインド」,OSS,インナーソースといった活動を組織に広げられてきた小林岳様をお招きしこれからのソフトウェア開発や組織の在り方についてご講演頂きます.
新しい技術や手法を導入すること自体を目的とするのではなく,変化の速い環境において,何を共有し,どのように協力しながら価値を高めていくのか.組込みシステム開発に関わる技術者,これから技術者を目指す方,開発マネジメントや組織づくりに携わる方にとっても,多くの示唆が得られる基調講演となることを期待しています.

08/27(木) 21:00〜22:30 セッションS1A

EmbLT ★祝!10周年!

コーディネーター

伊藤 慎治

システムアイ

コーディネーター

山方 政紀

イー・バレイ株式会社

SWEST版Lightning Talksこと、Embedded Lightning Talksです。
発表内容は組込みに関係していれば何でも構いません。

SWEST19で初登場した本セッションですが、今回のSWEST28で10周年です!

● 発表内容の例
・「EmbLT10周年! 10年前を思い起こしてみる」
・「AIでここまで作らせちゃいました」
・「組込みへのAIと愛を語る!」
・「人の失敗は蜜の味?こんなバグやっちゃいました」
・「上手くつながった! / つながらなかった…話」」
・「組込み百物語(本当にあった組込みの超怖い話)」
・ちょっとスゴイ組込み開発自慢
・組込み業界・SWESTに物申すLT

※参考にSWEST27の登壇内容はこちら
https://swest.toppers.jp/SWEST27/lecture/data/s1a_public.pdf

基本的に1枠5~10分程度で、応募件数により調整します。参加希望者が多い場合は、そのまま徹夜部屋での延長戦となる可能性もあります。

● 登壇申込URL
https://forms.gle/kGxFQCtbsatuxnNGA

※申込にはSWEST28の申込受付番号が必要です、参加申込後に登壇申し込み下さい
※円滑な進行のため発表にはSWESTで用意したWindows-PCを使用します、LT資料はEmbLT開始までにPDFかPowerPoint形式にて提出をお願いします

● こんな人にオススメです
① 発信したい事はあるけど,討議テーマ・セッション提案やインタラクティブセッションはちとハードルが高い...
② 誰かと議論したいネタはあるけど,興味ある人いるんかな?
③ ドリンク片手に楽しく組込み談義したい!
④ せっかく来たんだから何か爪痕を残したい!

ワイガヤで議論してこそのSWEST!せっかくSWESTに参加したのなら,聞くだけじゃなく「発信」もしてみませんか?
発信することで同じ内容に興味を持ったから参加者からのコンタクトを得られる可能性もありますよ!

実行委員からの推薦文:

SWESTではお馴染みの企画,組込み×LightningTalksこと「EmbLT」です :-)
SWEST19から始まって,今年で早10年が経ちました.やったぜ!
ここでは,今作っているモノや気になっている技術など,趣味・仕事問わずホットな話題が満載!懇親会後のナイトセッションですので,ゆるっと気楽に楽しんで盛り上がれます.ぜひ,覗きに来てくださいねー!
合わせて,「せっかくSWESTに行くなら,どこかでアウトプットしてみたい!」そんな方にもイチオシのセッションです.SWESTの中で最も登壇のハードルが低いですから,まずはここから,お気軽に発信しちゃいましょう!

08/27(木) 21:00〜22:30 セッションS1B

いきなり圏論!ー圏論で、良心は設計できるか?ー

講師

酒井 卓也

SWEST実行委員会

圏論は数学理論でありながら、「現象の本質を構造的に抽出」するとされている。※万物の理論としての圏論(丸山善宏2023)
関数型プログラミングの理論的基盤とされているが、圏論との結びつきについてはあまりイメージがないのではないか。それに、圏論は理解するのがとても難しい。だが、それを、いきなり直観的に、具体例で圏論の思想を理解することはできないだろうか。という試み。
集合論など数学の話は飛ばして、圏論の教育概念として考案した「根元矢」を使い、いきなり圏論の世界に誘おうとするものである。
そして、もし組み込みシステムで「良心」を実装しようとした場合の仕様が、圏論を使って作れそうかを議論したい。
太田氏の「Cogito, forma est ~ われ思う。それはモデルなり」に、つながる内容です。

実行委員からの推薦文:

「数学理論」「圏論」というと、とても難しそうな印象を受けるかもしれません。でも、本分科会は違います! 具体的でイメージしやすい例を用いて、圏論の基本原理を説明します。

08/27(木) 21:00〜22:30 セッションS1C

【ボード提供有り】 夜のZephyr RTOSハンズオン: STMicroelectronics Nucleo-C562REで学ぶZephyr入門

講師

常田 裕士

個人

STMicroelectronicsのNucleo-C562REを使って、Zephyr RTOSによる組込み開発の流れを学びます。
開発環境の構築から、コマンドラインによるビルド、書き込み、実行までの一連の手順を体験します。
続いてHello WorldやBlinkyを動かしながら、Zephyrの設計思想が垣間見えるDevicetree/Kconfigの基本を押さえます。
最後にNucleo-C562REのCAN機能を使った通信実験を行い、ロボティクスや車載への応用の足掛かりをつかみます。

実行委員からの推薦文:

Zephyr RTOSによる組込み開発を,実際のマイコンボードを用いて一連の流れとして体験できるハンズオンセッションです.開発環境の構築からビルド,書き込み,実行に加え,DevicetreeやKconfigなど実際に使うための設定に関しても教えて貰えます.Zephyrをこれから使ってみたい方にも,体系的に理解を深めたい方にも適した内容です.ぜひ手を動かして,Zephyrによる組込み開発の入口を体験してください.
本セッションでは,STマイクロエレクトロニクス様のご協力により,セッション参加者にはNucleo-C562REを配布予定です.

08/28(金) 09:00〜10:10 セッションS2A

フィーチャモデル・SysML・オントロジーで支えるMBSE

講師

林 好一 (ビデオ登壇)

Y’s Workshop

講師

久保秋 真

株式会社チェンジビジョン

講師

平野 清美

株式会社キーノ コンサルティング

講師

二上 貴夫

(株)SOLAN

SESSAMEのKYギルド4人組は、 最近よく言われるMBSEではないモデルベースソフトウェアエンジニアリングを議論します。 一般のMBSEは、航空機や列車など機械構造のエンジニアリングを含めたシステムエンジニアリングになっています。その中で要件分析にはソフトウェア工学発祥の手法がシステムにも使えるということからSysMLをはじめとしたモデリング技法が重宝されています。 我々KYギルドは、そちらではなく、もっとソフトウェアを作る意味でのMBSE実践を考えてきました。テーマとして、電車の駅務装置の中でもリアルタイム要請が厳しい上に近年のキャッシュレス社会の波にもまれ続けている改札装置のMBSEを取り上げます。

実行委員からの推薦文:

MBSEという言葉は広く浸透しつつありますが,組込みソフトウェア開発の実践においてモデルをどのように用い,要求から設計・実装へつなげるかは,なお重要な課題です.本セッションでは,改札装置を題材に,フィーチャモデル,SysML,オントロジーを用いたMBSEを議論します.AIが広く用いられるようになってきましたが,何を作りたいかを正確に形にして伝えるのは人の責務です.今一度モデリングを深く理解するのに最適なセッションとなるでしょう.SESSAMEで長年活動されてきたメンバーの熱い議論を体感してください!

08/28(金) 09:00〜10:10 セッションS2B

Physical AI時代のIoT実装:製品セキュリティ要求とセルラーIoTトレンドから実装まで

講師

井出 尭夫

株式会社ソラコム

生成AIやPhysical AIの進展により、IoTデバイスはデータをクラウドへ送るだけでなく、クラウド側の判断を受けて現場の機器を動かす役割を持ち始めています。一方で、IoT製品にはJC-STAR、EU Cyber Resilience Act、ETSI EN 303 645のような製品セキュリティ要求への対応が求められつつあり、セルラー通信の面でもCat.1 bis、NTN、5G RedCap、SGP.32など、選択肢と設計論点が広がっています。

本セッションでは、こうした製品セキュリティ要求とセルラーIoTトレンドを背景に、IoTデバイスを実製品に近い形で設計・実装するときの考え方を整理します。LTEモジュール制御、クラウドへのデータ送信、eSIMプロファイル管理、遠隔操作コマンドの認証・認可、監査ログ、フェイルセーフまで、AI/クラウドと物理世界をつなぐときに組込み側で何を守るべきかを実装寄りに紹介します。

実行委員からの推薦文:

従来のIoTは,実世界の情報をデジタル化して集約・集積していく為の仕組みの側面が強かったわけですが,これからのIoTはクラウドtoエッジの要素も大きくなってくる!?加えて,セキュリティ対策まで...考えるべきことが盛り沢山な最新のIoT界隈.
本セッションでは,そんな次世代のIoT製品開発における設計・実装に対する考え方や気づきが得られる!そんなセッションになる模様です :-)

08/28(金) 09:00〜10:10 セッションS2C

BlueScriptハンズオン:高速・省メモリなマイコン向けスクリプト環境を体験する

講師

望月 文香

東京大学

本セッションでは、TypeScript風に書けるOSSのマイコン向けプログラミング言語「BlueScript」を、M5Stack Fire上で実際に動かすハンズオンを行います。
BlueScriptは、マイコンというリソース制約の厳しい環境において、高速・省メモリな実行と、対話環境・パッケージシステムを備えたリッチな開発体験の両立を目指して私達が開発している言語です。
前半では、BlueScriptの設計コンセプトと、高速・省メモリな実行とリッチな開発体験を両立するためのアーキテクチャについて解説します。後半では、M5Stack Fireを用いて、専用のCLIによる環境構築、プログラムの書き込み、実行、Lチカまでを体験していただきます。
組込み開発をもっと手軽にしたい方、マイコン上で動く言語処理系に興味がある方、TypeScript風の開発体験をマイコンで試してみたい方におすすめです。

実行委員からの推薦文:

BlueScriptは,講師の望月様がSWEST26 のインタラクティブセッションで発表し,ベストポスター賞ゴールドを受賞しました.
そんなBlueScriptがSWEST28で帰ってきました!!
今回は,「発表」だけではなく,ハンズオンで実際に触れることができます.
BlueScriptを聞いたことがない,BlueScriptをもっと知りたい,そんな方でもきっとBlueScriptのスゴさを知れる,体験できる,そんなセッションです.
TypeScript風の開発体験を通して,新しいマイコン開発に触れ,さらに楽しい組込み開発ライフを送りましょう!

08/28(金) 10:30〜11:40 セッションS3A

【SWEST/ACRi共同企画】 FPGAとRISC-Vプロセッサを活用してアクセラレータを持つ組込みシステムを開発しよう

講師

吉瀬 謙二

東京科学大学

特定のアプリケーションに適した命令セットアーキテクチャのプロセッサを利用することで、組込みシステムの効率を改善できます。このような、ASIP (Application-Specific Instruction-set Processor) を用いるシステム開発では、独自の命令セットをサポートするプロセッサ設計とそのプロセッサを活用するソフトウェア設計という複雑な協調設計が必要になり、その開発時間の長期化が課題になっています。この課題の解決を目指して、CFU Proving Groundと呼ばれる、FPGAをターゲットするハードウェア/ソフトウェアの協調設計の環境を提供しています。この環境では、CFU (Custom Function Unit) と呼ばれるアクセラレータを搭載するRISC-Vソフトプロセッサを用いて組込みシステムの効率化を狙います。また、軽量なライブラリ、明確なファイル依存関係、柔軟なメモリマップを提供することでユーザービリティの向上を狙います。本セッションでは、CFU Proving Groundの構成と使い方、ACRiルームでの動かし方などを説明します。

実行委員からの推薦文:

恒例のSWEST/ACRi共同企画セッション、7年目にしてついにACRi代表の吉瀬先生が登場です! RISC-Vを使ったカスタムプロセッサをFPGAでお手軽に作れる、便利なフレームワークについてご紹介いただきます。もちろんオープンソースなので、ACRiルームですぐに試せますよ。
本セッションは、オンラインでFPGAを開発利用できるACRiルームの運営団体ACRiと、SWESTの共同企画セッションです。

08/28(金) 10:30〜11:40 セッションS3B

組込みとWebソフトウェア開発、両現場から見たAIエージェント活用の現在地

講師

桐畑 鷹輔

島津トラステック株式会社

講師

浜名 将輝

株式会社アルトワイズ

近年急速に発展した生成AIの中でも、特に自律型のAIエージェントの進化は目覚ましく、ソフトウェア開発のスタイルそのものを大きく変えつつあります。
本セッションでは、組込み開発と一般的なソフトウェア開発の双方に携わる現場エンジニアの視点から、AIエージェントを活用に関する現在地を紹介します。
実際のプロジェクトで何が変わり、何が変わらなかったのか、組込み特有の制約下でどこまで使えるのかといった実感ベースの知見を共有し、聴講者がご自身の開発現場にAIエージェントを取り入れる際のヒントを持ち帰っていただくことを目指します。

実行委員からの推薦文:

急速な生成AIの発展に,そのトレンドを追い続けるのも大変な今日この頃.AIエージェントなるものが最近流行っているらしい.組込みにも適用できるの?どうなん?とモヤモヤしていたところにナウでヤングなお二人が本テーマで切り込んでくれる模様です!
しかも,「組込み開発」と「一般的なソフトウェア開発」の2つ観点を現場視点から語って頂けるのは非常に楽しみ!これは実践知にあふれた示唆に富む濃密なセッションになる予感です :-)

08/28(金) 10:30〜11:40 セッションS3C

皆でセキュリティの第一歩を踏み出そう!初めての脅威分析ハンズオン

講師

谷口 賢司

株式会社ヴィッツ

講師

髙野 裕之

個人

セキュリティ対策、やっていますか?やったことはありますか?
本セッションでは、”脅威分析”の一部のハンズオンを、実施経験の少ない初学者の方向けに実施します。

セキュリティに関する問題が日々ニュースに取り上げられる現代において、
「どんな攻撃が考えられるか?どんな対策を打つべきか?」を検討する”脅威分析”は、
安全なものづくりを行うために不可欠な活動であると言えます。
とはいえ、分析といってもどうやっていいのか分からない・・・という方は多いのではないでしょうか?
皆で一緒にワークシートを使って考えるハンズオンで、セキュリティの一歩目を踏み出してみませんか?

実行委員からの推薦文:

セキュリティ対策の重要性は理解していても、「具体的に何から始めればよいのか分からない」と感じている方は少なくありません。本セッションでは、組込み製品やシステム開発においてセキュリティ強化の出発点となる「脅威分析」を、ハンズオン形式で分かりやすく体験できます。
題材には、専門分野にかかわらずイメージしやすいシンプルなシステムを用い、資産の整理、ユースケース分析、リスク評価、対策方針の検討まで、脅威分析の基本的な流れを短時間で学べる構成となっています。難解な攻撃手法や専門知識の習得を目的とするのではなく、「どこに守るべきものがあり、どのような脅威が考えられ、どのリスクを優先して対策すべきか」を考える最初の一歩を重視しています。
学生や初学者にとっては、セキュリティ開発プロセスの全体像を理解するきっかけとなり、実務者にとっても、脅威分析の進め方を再確認する機会になります。セキュリティを難しいものとして遠ざけるのではなく、自分たちの開発や設計にどう組み込むかを考える入口として、ぜひ参加をお勧めしたいセッションです。

08/28(金) 12:40〜13:30 セッションS4A

【スポンサー】 Cogito, forma est ~ われ思う。それはモデルなり

講師

太田 寛

Knowledge & Experience

皆さんが日々、現実の中にいて感じていること・思うことを、自分も含めた誰かに伝えるための表現、それがモデルです。そして、それらを意味付けしたモデルを明確にし、表現することがモデリングです。
UMLやSysML などSW工学的なモデル作成はもちろん、ビジネスモデル、データモデル、物理学的なモデルは言うに及ばず、情報共有のためのドキュメント作成、日常の会話にも、モデルとモデリングが伴います。
また、生成系AIが実用に足るコードを生成できてしまう今、”何に対して”、”何をしたいのか・させたいのか”をモデル化する重要性は、とても高まっているのが現状です。
そもそも人間の思考は、言葉が前提であり、モデルを文字で表記するにせよ、図を使うにせよ、その表現の基本もまた”言葉”です。
しかし、 “言葉”には、文脈や観点の違いによる多義性が本来的にあり、表記されたモデルは、無意味なモデル、混乱したモデルになってしまうという困難が常に伴います。
妥当なモデルを作るための、何らかの指針が必要なのは言うまでもありませんが、古今東西、明確な指針を提示した人は誰もいません。
本セッションでは、そもそも意味を伴うとはどういうことか、妥当で有意味なモデルとはどういうものか、について、実在論、現象学、言語哲学、数学の圏論、論理学をベースに整理した、基礎的な体系を解説します。
この概要を読んで、興味を持ったあなた、多分、物理学系の脳味噌の方のはず。工学系の脳味噌の方は、この手の話題には特に興味を示さないかもしれません(笑)。
しかし、無意味なモデルを使って何をやっても、その結果は全て無意味でしかありえません。
興味を持った方はもちろん、興味が無い方も、是非ご参加ください。

実行委員からの推薦文:

UMLをはじめとするSW工学的なモデルと、実在論、現象学という耳慣れない言葉がなぜ結びつくのか、不思議に思うかもしれません。
AIに適当に指示してもそれなりのものができてしまう今、「そのモデルは意味を持つのか」を問う姿勢が必要なのではと思います。
妥当で有意味なモデルとは何かを体系的に整理する、これまでになかった取り組みです。

08/28(金) 12:40〜13:30 セッションS4B

俺の強つよAI利活用な事例/TIPSを共有しまくる会

コーディネーター

及川 達裕

近畿職業能力開発大学校

コーディネーター

山本 健太

株式会社デンソークリエイト

みなさん,えーあい活用してますか?
SWEST27で好評だった「俺の強つよ」セッションですが,SWEST28では【AI利活用】をテーマに帰ってきました :-)

本セッションでは,皆さんが普段どのようにAIを利活用しているの?を共有します.
がっつり開発に組み込んでいる事例はもちろん,組込み開発に「ちょっと使う」くらいの使い方でも大歓迎!
「お,我ながら便利な使い方できたやん!」なTIPSを紹介しあいましょう.

組込み開発で周りの方がどのようにAIの利用/活用を図っているのか聞いてみたい方,自分のおすすめTIPSを共有して周りからフィードバックや,さらなるアイディアをGETしたい方などお待ちしています.

■セッションの流れ
本セッションは,LT+ディスカッションの2部構成です.
 前半(input) :有志の皆さんによる,オススメ事例やTIPSを紹介
 後半(output):グループに分かれて,現場のリアルな工夫や悩みに関するディスカッション
        ※S3BのAIエージェントセッションにご登壇頂いた講師のお二人にも参加頂く予定です.

■おすすめしたい方
セッション前半で,5分ほどで「AI利活用な事例/TIPS」を紹介頂ける方を募集しています!LTのノリでぜひご応募ください.
https://forms.gle/iMHksXDap92FazfL6
 ・1枠5分ほどを想定しています.人数により調整します.
 ・募集締め切り 8月15日 ※応募人数によっては早めに締め切らせていただきます.

実行委員からの推薦文:

今年もやります俺強セッション!今回のお題はAI活用!!

普段、周りの方がどのようにAIを使っているか気になりませんか?はたまた、自分が知っている有効な使い方をみんなに知ってほしいと思いませんか?本セッションでは、そんな思いを共有するセッションとなっています。
セッション内では発表だけでなく、工夫や困りごと等もディスカッションします。AI活用に興味、関心がある方は気軽に参加してください!!

08/28(金) 12:40〜13:30 セッションS4C

08/28(金) 13:50〜15:00 セッションS5C

【ボード提供有り】 ローエンドArduino互換ボードの紹介とそのボードのLLM活用開発ワークショップ

講師

埋田 祐希

UIAP

国際的に情報化社会が進み、AI(LLM)が世界インフラになりつつあります。世界インフラとなる中、その使い方が分からなければ、国際競争力や国益を損ねるとも言えます。
そのため、日本国は義務教育課程において情報授業の低年齢化・高度化を推進しています。実際に中学校の「技術・家庭科」を2030年度から教科分離し、情報教育の大幅拡充が予定されています。
この教科分離・情報教育拡充が2025年に発表されてから、全国的に中学校やその教材メーカーが既存教育をローレイヤー化(具体化)する取り組みを開始しています。
例えば、論理のみを学ぶ既存のブロック系プログラミングから、論理の実装やその動作原理を学ぶコードベースプログラミングへシフトしつつあります。

昨今、日本ではパソコンやタブレットの1人1台が小中学校で一般的となり、ブラウザやSIMでの情報教育の必要ハードウェア環境は整っています。
一方、組み込みボードの1人1台は一般的ではありません。論理のみを学ぶ抽象教育から実装・挙動を学ぶ具体教育にシフトすると組み込みボードが必要になります。
ブロック系プログラミングやコードベースプログラミングに利用できる海外発のメジャーな組み込みボードは既にありますが、1人1台には高価です。
この問題解決のために、安価に長期間継続して供給可能なローエンドArduino互換ボードを開発しました。量産して普及中です。

1. セッション冒頭の20~30分では、開発したローエンドArduino互換ボードの紹介と、そのボードでLLMを使った組み込み開発したケーススタディを示します。
2. 次にボードとLLMを使った組み込み開発のワークショップを実施します。実際にLLMへ指示する組み込み開発を体験してもらい、LLMへの指示の適切性や課題を検討します。
3. 最後の10~15分で、冒頭で言及したAI(LLM)が世界インフラとなる前提で、組み込み開発環境はどうあるべきか?と問題提起します。

ワークショップについて
- 使用するボードは無償提供し、そのまま参加者に持ち帰っていただきます。
- 参加者にはPCを持参していただき、参加者の常用するLLMでコーディングを体験していただきます。(AndroidのタブレットPCでは動作しません。)
- 開発環境セッティングから行う予定ですが、参加者のレベルに合わせて調整します。
- 講師がLLM活用デモを並行するため、聴講のみの(ワークショップをしない)参加でもOKです。

実行委員からの推薦文:

LLMを用いた組込みシステム開発はどのようになるのか?に興味がある人にはお勧めです。また、ローエンドArduinoをどのように作ったのか?という話もあるかもしれませんので、期待大です!

08/28(金) 13:50〜15:00 セッションS5A

【スポンサー】 「機能概要書」でステークホルダーにもっと歩み寄る開発へ!

講師

島崎 雄貴

株式会社オージス総研

せっかく頑張って仕様書を書いたけど、なかなか読んでもらえない。
細かすぎて読み切れないと言われてしまった。そんな経験はありませんか?
もしかすると、相手が気になるポイントを押さえられていないのかも?

そんなとき、「機能概要書」を作れば「みんながうれしい」開発に一歩近づけるかもしれません。
USDMやXDDP、アジャイルの要素を取り入れながら、もっとステークホルダーに歩み寄りつつ開発チームの裁量も確保する、そんな開発スタイルを提案します。

ソフトウェア開発のあり方が大きく変わりつつある今、生成AIの活用についてもお話しできればと思います。

実行委員からの推薦文:

実業務での経験をもとにお話をしていただけるとのことで、現場で感じている課題に近い視点から学びを得られるセッションになると思います。ステークホルダーとの関わり方や、よりよい開発の進め方について考えるきっかけになるのではないでしょうか。「USDM」「XDDP」「アジャイル」というキーワードに反応した方も、そうでない方も、楽しめるセッションになりそうです。楽しみです!

08/28(金) 13:50〜15:00 セッションS5B

リアルに飛び出せ!箱庭でつなごうリアルとバーチャル

講師

久保秋 真

株式会社チェンジビジョン

箱庭はこれまでシミュレータ同士をつなぐ基盤として活用されてきた。しかし実際の開発現場では、シミュレータだけで完結することは少なく、最終的には実機との連携が必要になる。
本セッションでは、同じ機器を実機版とシミュレータ版の両方で実装し、箱庭の接続メカニズムを介してひとつのシステムとして動作させる事例を紹介する。これを通じて、箱庭がシミュレータのための基盤であるだけはなく、リアルとバーチャルをつなぐシステム統合基盤として活用できることを示したい。また、同様の取り組みに関心を持つみなさんと議論の場を持てればと考えている。

実行委員からの推薦文:

Digital Twinの決定版「箱庭」がついにシミュレータの世界を飛び出し、なんとリアルの世界ともつながります。
リアルとバーチャルをつなぐシステム統合基盤としての「箱庭」の事例紹介を通じ、同様の取り組みに関心を持つみなさんもぜひ意見交換しましょう!