SWEST17 プログラム
8/27(木)
12:15〜 | 受付 | ||
13:20〜13:20 | オープニングセッション | ||
13:20〜14:50 | SWEST基調講演
『ウェアラブルシステム・デバイス・応用の現状とこれから』 |
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塚本 昌彦(神戸大学) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
ここ数年、ウェアラブルコンピューティングが立ち上がりの様相を示しており、実世界におけるさまざまなサービスを包含する今後の急激な市場形成が見込まれるようになってきた。特にApple Watchを中心とする腕時計型デバイスは、話題性から実用性へとシフトしつつあり、またGoogle Glassを中心とするめがね型デバイスも、アプリケーションや社会問題などに関わる模索が続く中、いよいよ産業用での立ち上がりが期待されつつある。本講演では、システム技術を中心にこれらのウェアラブルコンピューティングのシステム、デバイス、応用について現状を分析し、今後の展開を予測する。
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15:00〜17:30 | ポスター・デモ発表/プロジェクトアップデート
発表一覧 (クリックで表示/非表示):
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17:30〜18:30 | 水明館 館内ツアー(予定)
会場内には、横山大観の作品をはじめ有名画家の絵画など多数の芸術作品が展示されています。参加を希望される方は参加登録時に館内ツアーをお申し込みください。 |
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18:30〜20:30 | 懇親会 & アイスブレイク(夕食) | ||
21:00〜22:30 | セッション(s1):夜の分科会 | ||
s1a | 『mrubyの現状と事例紹介』 講師:田中 和明 (九州工業大学) 安積 卓也 (大阪大学) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
少ない資源で動作するmrubyにより,Rubyによる開発のしやすさ(生産性)を,組込みソフト開発において利用できるようになりました.また,動作の振る舞いを記述するロジックとハードウェア依存の実装を分離することで,効率よく開発を行えます.
(1) mrubyをダウンロードして,ハードウェア依存部分を記述する具体的な方法,(2) 事例紹介,(3) 研究段階のmruby実装について紹介します. |
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s1b | 『開発現場で使う傾聴。その実践と可能性』 講師:酒井 卓也 (産業カウンセラー協会) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
職場のコミュニケーションで、大切なのは「傾聴(リスニング)」と言われています。単なる情報のやり取りではなく、「気持ち」を聴く「傾聴」をすることで、職場内での信頼関係を高める事が出来ます。
ソフトウエア開発の場面を想定した、傾聴(リスニング)のワークを体験することで、 開発現場での傾聴実践のイメージを持ってもらうのと同時に、どの様な良い効果が表れるかその可能性を探ります。 ・IT業界のメンタルヘルス問題について(説明) ・傾聴について(説明とワーク) |
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s1c | 『イノベーションを語らう会』 講師:山崎 進 (北九州市立大学) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
どうしたらイノベーションを生み出せるのでしょうか? イノベーションを生むには技術も大事ですが,あなた自身や所属組織が持っている「志」すなわちビジョンとミッションを掘り起こすことも大事です。リラックスした雰囲気で語らいながら Value Proposition という考え方を使って志とイノベーションの種を発見しましょう!
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s1d | 『ワークショップ形式による開発プロセスの振り返り9 ~もし、組み込みのエンジニアがSWESTのワークショップに参加したら~』 講師:木元 峰之 (きもと特急電子設計) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
SWESTで自分を成長させたい? なら、このークショップはあなたのためのものです。チームで演習に取り組み、仕事で見落としていたポイントを議論します。専門知識は必要ありませんので、エンジニア以外の方でもご参加いただけます。これまでの開催実績です。
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21:00〜22:30 | ポスター・デモ発表/プロジェクトアップデート(継続展示) |
8/28(金)
6:30〜 9:00 |
朝食 | ||
9:00〜10:20 | セッション(s2) | ||
s2a | 『セキュリティの要素技術と応用 ~自動車におけるセキュリティ上の脅威を考える~』 講師:押田 大介 (ルネサスエレクトロニクス株式会社) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
昨今においてホットトピックスとなっている自動車のセキュリティを考える上で、今後は自動車に必要なセキュリティの相場観を合わせて行く必要がある。
そのためには、暗号方式・乱数・ハッシュ等の要素技術を理解する事が重要である。 本講演の前半では、基本となるセキュリティの要素技術の整理を行い、実習を交えながら組み込みセキュリティの実装についての考察を行う。 その上で自動車における脅威の洗い出しを行い、車載セキュリティの脅威とリスク、対策について考察する。 |
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s2b | 『自律型プロセス改善手法SaPID(サピッド)と問題モデリングワーク』 講師:安達 賢二 (株式会社HBA(Software Quasol)) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
SaPIDは、実務を行う当事者・管理者自らが認識した問題をベースに、その早期解決と改善を
実践しながら自律的にプロジェクトを進めることを目指すプロセス改善手法です。 その中で、プロジェクトに存在する多くの問題を全員で明確化し、チームとしての問題構造を 誰が見てもわかるように表現することで、チームメンバーの共通理解や解決の方向性と手段の 検討~合意形成、そして解決・改善実践への全員参画を促進するのが「問題モデリング」です。 今回はSaPIDの全体像と個別詳細の解説、問題モデリングのワークによる体験を通じて、問題 モデリングの必要性や意味、自律したチームの重要性、その実現のポイントを共有します。 |
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s2c | 『自ら成長するソフトウェア技術者を育成する。~フォーマルラーニングとインフォーマルトレーニング~』 講師:米島 博司 (Performance Improvement Associates) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
フォーマルトレーニングが実務に即戦力となるスキルを身につけさせることを主な目的に、教育や研修として実務の場から離れた場所で専用の時間空間で行われるの対して、インフォーマルトレーニングは自らを成長させる学び方、鍛え方を体験的に学ばせることを目的に、職場の実務環境において組織やメンバーとの社会的経験を得ることに主眼がおかれます。
両者の特性を最大限に活かしながらいずれのトレーニングでも重要となるポイントは、実務に即戦力となるスキルを身につけさせることだけでなく、自らを成長させる学び方、鍛え方を体験的に学ばせることです。 このワークショップでは参加者の課題を題材に、いかにして自ら成長して行ける学び方を身につけさせるかをフォーマル、インフォーマルの両面から考察し、具体的な謀略を考察します。 |
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s2d | 『IoT(Internet of Thingsの基礎と実践』 講師:太田 寛 (マイクロソフト株式会社) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
昨年来、ITの世界で最も注目を集めている、IoT(Internet of Things)は、私たちを取り巻く様々なデバイス、センサー、クラウドサービス、およびデータに広まっています。これまで憶測にすぎなかった、リアルな世界の情報をITに取り込み、関連するデータと組み合わせて、分析・活用し、新たな価値を生み出していく、それがIoTの全体像です。
本セッションでは、IoTの基本概念と構成要素、各種事例を紹介するとともに、IoTをマイクロソフトの最新のテクノロジーで開発する方法をデモを交えながら、解説します。 |
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10:30〜12:00 | セッション(s3) | ||
s3a | 『セキュアエレメントを基点とした車載制御システムの保護 -要素技術の整理と考察-』 講師:竹森 敬祐 (KDDI研究所) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
車の自動走行に向けた議論が活発になる中で,Controller Area Network (CAN)への偽パケットの送信による運転への妨害が実験レベルで検証されるようになり,走る・曲がる・止まるに関わる車載制御システムの堅牢化が急務となっている.
昨今,車載制御システム保護に関するアルゴリズムから装置やチップまで,様々な要素技術が提案されてきた.反面,技術の乱立で混沌とした様相も伺える. 本講演では,車載制御システム保護に向けた業界の動向を概観しつつ,セキュアエレメント(SE)を活用した堅牢な技術の一例として,(i)CANパケットへのMedia Authentication Code (MAC)付与,(ii)MAC付与に関わる鍵の安全な生成・配信,(iii)ECUコードのリモート・リプログラミング等の研究事例を紹介する. また,それぞれの要素技術について,安全性や実現性などの軸から整理を試みる. |
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s3b | s2bと連続セッション |
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s3c | s2cと連続セッション |
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s3d | s2dと連続セッション |
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9:00〜12:00 | ポスター・デモ発表/プロジェクトアップデート(継続展示) | ||
12:00〜13:00 | 昼食 | ||
13:00〜14:20 | セッション(s4) | ||
s4a | 『システム開発文書の品質を考えよう』 講師:山本雅基 (名古屋大学) 小林直子 (アヴァシス株式会社) 森川聡久 (株式会社ヴィッツ) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
システム開発文書品質研究会(ASDoQ)は,4月にシステム開発文書品質特性v1.0をリリースしました.この特性を高めることを目指して要求仕様書や設計書などを書いたり,この特性を用いてレビューを行うことで,多くの初級・中級者が苦手な文書作成に光が差し込むはずです.セッションでは,文書品質特性の説明をすると共に,簡単な文書作成やレビューの演習を行います.
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s4b | 『システムセーフティ ~複雑なシステムの安全・危険をどう決めるか~』 講師:高野 裕之 (東芝セミコンダクター&ストレージ社) 藤倉 俊幸 (dSPACE Japan株式会社) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
組込みシステムの複雑さは増加し、複数システム間の連携も増えている。
その結果、何が安全で何が危険かを正しく決めること自体が難しくなってきている。 機能安全標準IEC 61508やISO 26262は現状は、システムの安全や危険がよく分かっている前提で、故障起因の危害発生リスクを低くする枠組みであり、何が安全かを分析するものにはなっていない。 本セッションでは、システムの安全自体を系統的に分析する枠組みについて、これまで議論されてきたSTAMP/STPA,MBSE/MBDなどの研究・事例を振り返るとともに、本分野の課題について議論を深めたい。 |
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s4c | 『マルチコプタ型ドローンのための制御と組込み技術』 講師:三輪 昌史 (徳島大学) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
最近、トイラジから産業用までマルチコプタが広く販売されるようになった。
特に映像伝送装置とカメラを搭載したマルチコプタ型ドローンは空撮用として、 趣味や業務で使用されている。 本講演ではマルチコプタの歴史から機構や制御方法、ドローンとしての運用方法 や関連法令について解説する。 |
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s4d | 『LED-Camp 3.0 〜コンセプトからの授業改善の報告』 講師:山崎 進 (北九州市立大学) 高瀬 英希 (京都大学) 細合 晋太郎 (九州大学) 資料(PDF) 概要 (クリックで表示/非表示):
教育を通じて学生や若手の社会人たちにどのような技術者になっていってほしいのか。若き大学教員たちがその問いを考え抜いて,合宿型初級者向け組込みソフトウェア開発教育プログラム LED-Camp をデザインして改善した顛末を報告します。学生や若手技術者を教える立場の人向けにインストラクショナル・デザインの実践例を紹介する分科会です。
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14:30〜15:50 | セッション(s5) | ||
s5a | 『組込み開発者におくる MISRA C:2012 - 日本語解説書ができるまで -』 講師:池田 元三 (株式会社 デンソー) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
[ 学生、初級者歓迎! ]
SWEST の開催を遡ること2週間の8月中旬、MISRA C 研究会が編著する最新の MISRA C 解説書が脱稿する予定である。 MISRA C は安全なC言語を記述するためのデファクトスタンダードなガイドラインである。自動車業界を中心に10年以上にわたり運用と保守がされてきた。 本解説書は、ソフトウェア開発者が MISRA C を適用するにあたって、 MISRA C:2012 を見ただけでは理解しづらく注意が必要だと思われる事項についての解説を記し、いわゆる“翻訳物"とは一線を画すものである。 本講演では、研究会内で解説書を作成した際に起きた白熱した議論や、ガイドラインの主旨を理解しやすくするために行った検討の過程などを紹介する。 また、本公演の聴講者は下記を対象として想定している。 ・C言語について詳しくなりたい ・MISRA Cについて詳しくなりたい |
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s5b | 『” 急変しつつあるプログラム言語/モデリングMBDの近況と変遷“ -なぜ提案が最近活発になったのか? その課題背景を現場目線で共有しよう-』 講師:鈴村 延保 (アイシン・コムクルーズ株式会社) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
Matlabによるモデルベース設計MBDが車載組み込み開発で本流になっています。
モデルベース設計は機能安全の流れを織り込んで、simulink、UML、sysMLを適材適所で活用しています。 実務で応用が進んだ結果、昨年は不足点、改良点が顕在化された年であった、といえます。 その結果、GSN、D-CASE、SCN(SCDL)、safeMLといった新しいキーワードが広がっています。 一方、モデリング言語の大元であるプログラム言語も、変化の年となりました。 Apple社のSwift言語は発表以来1年で、前例のない勢いでデファクト言語に駆け上がろうとしています。 重要なことは、これらの動きはインターネットの時代、深く潜行して突然浮かび上がります。 以前のように欧米の書籍が翻訳されて広がるという時間の長い動きになりません。 サイレントパラダイムシフトと呼ばれる所以です。 インターネットでは、Google社のGo、Firefox財団のRust、Microsoft社のF#、MITのJulia、C++2017、ES2015、WebAssemblyなど飛び交っている動向に枚挙にいとまがありません。 本セッションでは、 ①MBDの根底は何か?、②機能安全が定着してきて、何に困って、今何に取り組まれているのか?、③何が停滞し、何がブレークスルーしているのか?、について、 なぜ提案が最近活発になったのか? その技術と、課題背景を現場目線で共有したいと思います。 |
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s5c | 『Pythonによる高位設計フレームワークPyCoRAMでFPGAシステムを開発してみよう』 講師:高前田 伸也 (奈良先端科学技術大学院大学) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
利用者が構成の変更が可能なデバイスであるFPGAは幅広い用途に利用されており,評価ボードの低価格化・小型化に伴ってソフトウェア技術者などにも広まりつつある.開発方式は抽象度が高まりつつあり,アプリケーションをIPコアという形でパッケージ化し,EDAツール上でそれらを組み合わせることにより,システムが実現できる.このセッションでは,Pythonによる高位合成とメモリシステムの抽象化を用いたポータブルな設計フレームワークであるPyCoRAMを用いた,FPGAシステムの開発方法について解説する.また,参加者と共に今後の高位設計環境に求められるものは何かを議論し明らかにする.
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s5d | 『カーネルソースの歩き方 RaspberryPi演習』 講師:高橋 和浩 (アライブビジョンソフトウェア) 資料(PDF) 議事録を閲覧 概要 (クリックで表示/非表示):
TOPPERS/SSP(smallest set profile)は、ITRONの最小セットプロファイルに対応した「待ち」状態のないカーネルの公開ソースコードです。昨年から名古屋市工業研究所の主催で継続中のカーネルソース勉強会の成果として、RaspberryPiへの移植版を実際に演習します。RaspberryPiをお持ちの方のご参加をお待ちしています。無い方の参加も歓迎します。実際にカーネルのソースを読みながら議論をします。mrubyの拡張についてもお話します。
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13:00〜15:50 | ポスター・デモ発表/プロジェクトアップデート(継続展示) | ||
16:00〜16:30 | クロージングセッション
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