ふりかえり会
セッションの目的
このセッションの目的は、LED-Campの実習で得られる参加者の学びを最大化することです。 LED-Campの参加者は、開発成果を分析・整理して報告資料としてまとめる力、 その成果を報告相手(LED-Campの参加者・実行委員およびSWESTの参加者)と議論して実習で得られた効果を最大化する力を培います。
習得が期待される知識・技術
項目1:チーム開発の経過、結果を整理して分析できる
チーム開発で取り組んだ内容の経過とその結果を、ツールを用いて観点ごとに整理して分析できるようになります。
項目2:チーム内で良かったこと、悪かったことを共有することで新たな気付きを得られる
ワークを通じて、各々が感じたものをチームで共有することにより、自分一人ではたどり着かなかった考えや、観点を得られます。
教育目標との対応
② チーム開発を円滑にするコミュニケーション技術を習得する
a) メンバーの考えを引き出す話し方・聴き方
c) チームの状況を適切に把握するふりかえり
実施内容と進め方
事前実習
特にありません。
合宿当日の演習
演習では、開発成果をふりかえってアピールできる点を抽出していきます。ふりかえりのツールとして、K:Keep、P:Problem、T:Tryの3つからなるKPTを用います。
さらに、その開発成果を報告する相手を想定してその要求を分析し、報告と相手との議論によって期待される効果を最大化できるようにします。
今回の実習で対象となる開発プロジェクトは、チーム開発実習を含めたLED-Camp全体の実習内容です。 KPTで抽出した内容から、LED-Campで取り組んだ実習の経過、成果を、以下の観点ごとにふりかえります。
- 設計:完成イメージに対して、どの程度実現できたか
- 開発過程:カンバンやKPTを使い、チーム開発の工程の実施やマネジメントができたか
- 戦略:競技会での戦い方を考え、実際にその戦い方で成功できたか
- 経験:1日目の自分と3日目の自分を比較し、どのような経験を得て変化したか
参加者は、KPTの内容を踏まえ、観点ごとの成果をレビューして分析していきます。 併せて、その開発成果の報告を受ける相手が期待する発表項目の要求を分析します。 これらの結果を基に、チームで発表したい観点を決めて実習成果をまとめた報告資料を作成します。