「世界をリードする技術者になるには?〜グローバルオンリーワンへの道〜 」 第14回 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ (SWEST14)報告書
2013年 3月 31日
SWEST実行委員会
2012年8月30日〜31日にかけて、SWEST14(第14回組込みシステム技術のためのワークショップ)を、岐阜県下呂市(下呂温泉水明館)にて開催しました。
SWEST14では、「世界をリードする技術者になるには?」〜グローバルオンリーワンへの道〜をメインテーマとして、実行委員一同工夫をこらしたプログラムを企画して開催に臨みました。背景には、近年の円高による開発コストの低減、海外の現地生産が増加、新興国市場が伸びており低価格競争が激化など組込み業界もグローバル化が進み、今世界で求められる技術、今後世界で期待されている技術やキーワードを通して徹底的に議論したいという思いがありました。160名という大規模な開催となり、開催後のアンケート結果からも高い満足度がうかがわれ、大成功をおさめることができました。 招待講演では「世界に通用する技術者になるためには」として、プログラミング言語「Ruby」の開発者である、まつもと ゆきひろ様にご講演していただきました。また、2日目にはグローバルオンリーワンへの道をキーワードにエンジニアとして、世界で通用するために必要な技術をご紹介し、議論するセッションを設けました。 今年のポスター・デモ発表は、DAシンポジウム(DAS)と合同で開催し、41件もの発表テーマが集まり、活発な議論で盛り上がることができました。毎年恒例となったベストポスター賞の表彰も行いました。ポスター発表者を対象とし表彰は参加者の投票を基準に行いました。ベストポスター賞の受賞者はこちらをご覧ください。 参加人数は、日帰りの方も含めますと160名と大勢の方に参加していただけました。(参加者の内訳は、産 110名、学(研究機関を含む) 46名(教員・研究員 22名、学生 24名)、官 4名) 次世代の組込み業界を牽引するであろう学生の皆さんにも、昨年にも増して多数参加いただき、積極的に議論に加わっていただくことができました。 SWEST14の詳細はSWEST14のプログラムページを参照いただければ幸いです。 開催にあたっては、情報処理学会 組込みシステム研究会(SIGEMB)、組込みシステム開発技術研究会(CEST)、NPO法人 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)、NPO法人 TOPPERSプロジェクトとの共催となりました。さらに、組込みシステムに関わられている18社の協賛を頂きました。 最後に、SWEST全般において多岐に渡って有益なご助言をいただいたみなさまに、協賛をいただいた各社さまに、会場を提供いただき、SWEST14の準備・運営にご協力いただいた下呂温泉水明館のスタッフの皆様に、そして、SWEST14に参加いただいた皆様に、改めて感謝の意を示します。有難う御座いました。
(団体名・企業名は2012年9月当時のものです)
| |||||||||
【ベストポスター賞受賞者】ベストポスター賞受賞者は下記の方です。おめでとうございます。太田 貴也 様(名古屋大学) 『組込み向け仮想化環境におけるマルチコア利用時の性能低下抑止手法』 共著者: Daniel Sangorrin,本田 晋也,高田 広章(名古屋大学) 羽田 裕 様(日本電気通信システム株式会社) 『テスト視点からのドメイン分析の試み』 共著者: 石山 康介,青木 教之(日本電気通信システム株式会社) 江口 亨 様(株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ) 『8ビットCPUでもモデル駆動、BricRobo(部品組立型開発ツール)』 飯田 隆博 様(株式会社日立製作所日立研究所) 『量産組込み制御システムへのSPL適用』 共著者: 成沢 文雄,松原 正裕(株式会社日立製作所日立研究所) |
|||||||||
注意:
SWEST14 アンケート集計結果
[プログラムおよび報告書]プログラムおよび議事録等の報告書は、SWEST14のプログラムページをご覧ください。【SWEST14運営組織(◎は委員長)】ステアリング委員会
後藤 文康(アイシン・コムクルーズ)
安藤 友樹(名古屋大学)
石郷岡 祐(日立製作所)
◎佐藤 洋介(デンソー)
安積 卓也(立命館大学)
赤山 聖子(九州技術教育専門学校)
NPO法人 TOPPERSプロジェクト |