---------------------------------------------------------------------- セッション:S1-4-2 「コミュニケーション改善で産業革命できるか?」 コーディネータ: 森川 聡久 (ヴィッツ) 渡部 謹二 (名古屋市工業研究所) 参加人数:約30人 ---------------------------------------------------------------------- 皆さんは職場でのコミュニケーションは円滑にとれていますか? お互いの立場の違いや、そもそも人はみんな考え方・価値観が違うために、 コミュニケーションの難しさがあります。 近年、技術改革、プロセス改善、品質改善などが注力されています。 もちろんこれらも重要ですが、その根本にある人と人と のコミュニケーションも軽視してはなりません。 コミュニケーションがより円滑になるだけでも、 開発効率はうんとアップするのではないでしょうか? この分科会では、皆さんからの身近なコミュニケーションの失敗事例を元に、 どうしたら解決・改善できるかを探っていきたいと思います。 また、組込みならではのコミュニケーションのとり方も探っていきます。 夜の席ですので、愚痴の出し合いも大歓迎です! 皆様の参加を、心よりお待ちしております。 -------------------------------------------------------------- 分課会の趣旨 M :コミュニケーションを改善するのは難しい。個人で違うので、 コストダウンにつながればいいなぁと思います。 初めに、私の方から、問題事例を紹介したいと思います。 その後に、分類し、解決策を話していきたいと思います。 S:分類といっても色々に分類ありますが、どういう風に解決するかと述べていけたらと思います。 問題例1---------------------------------------------------------- M:できましたよ、 リーダ:やってもらいたいのはこういうことじゃないよ。 私とリーダの意思の統一ができていないことが原因で....... ---- リーダ:そこまで、説明しなきゃいけないの? と、うまく歩みよってくれない、 他の事例--------------------------------- Rから仕事がきまして。 これはできるだろうと部下に仕事をふったものが、できてなかった。 W:コンピュータネットワークの打ち合わせで、ドキュメントにまとめる作業で、最新の情報になってないことがあった。 会議は綿密にやっていても、情報が多く、人数が多く責任の所在が明確でなかった。 扱う問題によっては、人数が多くなりすぎると、コミュニケーションが希薄になったり、他の人に頼り切ってしまう。 ドキュメントをまとめる段階で、ボロボロと情報が抜けてしまっていた。 何かご意見があったらおねがいします。 Y:リーダと開発者の事例で。 何々ってないにですかって聞くのではなくて。 自分の言葉で言い換えて、聞いてみる。 「これこれってこうですね」と具体例をだして聞く M:イメージができる時は、そう聞くんですが… Y:自分だったらGoogleなどでキーワードを調べて聞いてみる W:私の場合は研究員という対等の関係で、誰かが Mさんが双方向のコミュニケーションでYさんが言ったことは双方向のきっかけにはいい。 Y2:部下に指示をだすやりかたとしましては、 〜をやりたいから、〜をやってくれと言う。 ゴールを明確にする。 M:今まで、私の経験ではリーダの人からゴールを明確でなかった。 Y:WhatとWhyをうまく聞き出すモチベーションが部下には必要。 Whyというのは、重要で。 レンガの作業員の話 一人目なんか適当に積んでいる 二人目は大聖堂を作るために作っている X:すごい考え方という本 要求仕様を書くときも理由をきちっと書くということ。 理由を書くと、依頼者の思っている以上の答えがでてアウトプットが良くなる。 M:コミュニケーションではモチベーションは重要。 コーチングに関してご意見ありませんか? F:自分の会社の話で、チーム間のコミュニケーションなんですが。 ソフト開発部隊とライブラリ開発チーム間のコミュニケーションができてない ソフト:なんでこんなライブラリがいるんだ。 ライブラリ:ソフト側がなんで使わないんだ。 双方が相手のせいにしている。 M:なんか解決の努力は? F:ミーティングをしているのですが、雰囲気がよくなく、発言者も限られる。 S:当社でも起きてまして。 当社では、目安箱を設置している。 目安箱みたいなのを置いていますか? S:置いているのですが、真摯に答えを書けていない。 K:私の会社では、チーム間のコミュニケーションをとるために、1年間修行させて、相手のチームの事をわからせるという方法をとっています。 S:ライブラリチームは若手で、わかっているんですが、発言がうまくできてない。 Y:アプリケーションチームは年齢が高く、ライブラリチームが若いのが一つの問題ですが、ある意味しかたないことで、これを乗り越えるべきだと思う。 何かうまい解決方法はないでしょうか? M:新しいチームの知識がなくて、早く溶け込む方法などがあると聞きたいです。 Y:大学院を卒業してから、ある人に何を言っても聞いてもらえないということがありました。 食い下がらずどんどんコミュニケーションとって、やっと少し信頼を得てきた。 相手の話を聞く。本当の意味での本質をつかむ事が大事である。 S2:信頼関係では「なんで分かってくれないの?」「男と女の関係に似ていて」 自分のことを分かってもらうために、相手を理解することが大事だと思う。 自分のことをさらけだすことと、相手を理解することは同じ。 コモンは共有するということが語源で、コミュケーションも情報を共有することが大事。 W:頑張れる気力はどこから? S2:責任感。なんのために、仕事をしているのか?仲間と仕事をすることで何が得れるか?エンドユーザが何を与えることができるか?「自分が自分が」では、モチベーションが続かない。自分がやりたい事だけではダメだと思う。社会が豊かになってほしいなどが大事。 M:自分をさらけだすとは? S2:同じOS業界でも、同じ用語の定義が違うが、自分の解釈ではこうとはっきりいっておく。自分と意見があわなかったら、どう合わせるか考える。 自分をいうのを見せることが大事。自分の意見をはっきり言うべき。 M:自分の意見を言うことは大事ですね。 X2:問題を抽象化されて質問されているので答えも抽象化な事しかいえない。 具体的にいうこと、何に困っているのかをさらけだすことが大事。 Y:具体的な話は伝わりやすいが欠点がある。その欠点は汎用性がないので応用がきかない。抽象の仕方がうまければ、色々なところで対処できる。 プログラムでいうと、オブジェクト指向では、個々の関数から、抽象的なものえる。 抽象的なものは、伝わりにくい。 M:時間がかかっても具体例をだしても、意見をちかづけていく。 W:抽象的は具体的なものを包含している。 Y:ベテランさんは、一から教えるのは、めんどくさいと思うことが多いと思う。 会社では、新人に手取り足取り教える方法があればお願いします。 U:部下の立場で オープンソースなので、それなりの仕事をこなしていかないといけない。 あいまいさ、ある程度やっていると思うので、教えてもらっていなかった。 部長は自分から提案してこない奴には教えない。 「提案して来い」一言いってもらえば、スムーズにコミュニケーションが出来てたと思う。 M:こちらとしては、聞いてこないと言う事は、分かってると思っていた。 仕事となると、新人からは聞きにくいのではと感じている。 X;部下から提案、質問が出てこない。 上司が部下に気にかけているよという事が大事である。 メールや一言声をかけるとか大事ですね。 M:コミュニケーションしづらい人 先輩 質問しづらい 他社の顧客 遠慮がちになってしまう。 コミュニケーションしやすい人 友達、仲の良い同僚 Y:中間管理職のような人が話をしやすい。 M:中間管理職の人が話にくい場合は? Y:組織全体でコミュニケーションとれ M2: コミュニケーションの基本は、相手が考えていることを理解すること。 ツールはなんであろうと関係ない。 コミュニケーションも得意不得意がある。 我々の場合(仕事)、最終的にいいものを作る。 目的を共有しているわけで、コミュニケーションが苦手な人でも、コミュニケーション十分とることができる。 あいさつをするだけでも変わってくる。 X3: コミュニケーションスキルについて。 就職時にコミュニケーションは大事。 どう鍛えればいいのか? 個人差がある。 どういう学生を求めているのか? コミュニケーション分かっていてあいまいなもの? M2:コミュニケーションスキルがあるかというと 自分の言っていることを相手にわからせる。 相手の頭のなかにあるもの コミュニケーションスキルを求めてるわけではない。 理解することは、学問でも大事。 話をうまい人をもとめているわけではない。 研究室でもコミュニケーションをとって研究をしているはず。 W2: スキルとは、潜在的な能力とテクニックのちがい。 大学ではテクニックを教えてほしい。 続きは、明日… サッカー部で主将したことでコミュニケーションを高めることができる。 発信や受信で表す。 プログラミングをしている時。 はじめに、人にあわせてコンフィグレーションして送受信する。 F:チームでいい仕事をしていることが大事。 チームがうまくいってることは、コミュニケーションがとれている。 日々話しをしている。 一言一言、声をかけるている。 年は違うが、ちゃんとコミュニケーションをとれている。 日々付き合うことが大事。 大きなチームのときでも、一人ひとり声をかけることが大事。 M:朝来たら、少しでも話をすることで改善できる。 友達間隔では業務に支障ないか? W2:同じチーム(仲間) F:知識の幅を増やし、スキはみせても、裏でそれなりの努力をしている。ある程度の規律を保ちつつ。 W2:それぞれのキャリア基準をしっかりする。個人の強さで、チームをフォローする。 M:ノミニケーション 実践していますか? 客先との 自社同僚との みなさんどんな感じですか? W: コミュニケーションする際に相手にわかってもらうことは大事。 相手をある程度わかっている必要がある。 そのため雑談必要。 ノミニケーションも大事。 飲みに行くことで、仕事ではなく、プライベートモード。 抑えるとこは抑える。 X3:チーム内ではノミニケーションをしている間は、雰囲気はいい。 コミュニケーションスキルが高い人は、相手の思っていることを理解する努力している人だと思います。子供のよくない叱り方は「なんでできなんだ」相手を理解せずに言っている。相手を理解することは大事。 M:想像しましたが、相手の思っていること違った場合は? X3:うまく議論に発展させればいいと思う。 決め付けて言うのは良くない。 分かってくれないと部下は思ってしまう。 反論できる X4:たより過ぎてはよくない。 ペアプログラミングなどで、人の考えていることを解ることは、大事だと思う。 F2:飲み会では、仕事の話はしない。 飲み会では、プライベートの話だけをする。 みなさんは、飲み会でも、仕事の話はしますか? Y:しますが、近くの仕事の話は愚痴程度で、未来のポジティブな話をする。将来の夢とか… M2:飲み会のときに盛り上がることは、その場にいない人の悪口??? 盛り上がる事で、相手の知らない部分が見れることがある。 ただ、やりすぎは注意!! O:飲み会では、人物指標の話とか。 打ち解ける、話やすい雰囲気を作ることが大事。 お互いのマッチングできるポイントを見つけ出すことが大事。 X5:プライベートの話、会社の人の意外な一面もみれてよい。 強制的に参加させるのはよくない。 M:参加したくない人がいる時点でチームとしてどうなんでしょうか? X5:たまたま忙しいときには参加したくないときもある。 S2:お酒飲めない人にとっては苦痛になるときがある。 部署単位では嫌気がさすときがある。 2,3人で行くときは、楽しい。 プライベート感覚をだすといい。 S2: ノミニケーションに反対的で、 ノミニケーションを悪いところにいれていてもあまりいみがない X;飲み会があったときに参加しない人。 節目では、参加することをさとす必要があると思う。 普段は個人の自由。 出る必要があるという認識が足りないだけ。 M3:教授と会う機会がない。 なかなかコミュニケーションとる機会がない人とコミュニケーションをとる方法は? Y:ランチミーティングをとる。 研究だけでなくて、話をとる。 Y2:ランチミーティングを毎日やってます。 進捗状況がよく手に入る。 M:大勢参加しますか? Y2:はい。 M4:ノミニケーションはコンフィグレーションをとるのにいい機会。 お酒を飲めない方も、話をすることが大事だと思う。 X6:喫煙所と休憩所とかのコミュニケーションもいい場所かも。 違う部署とのコミュニケーションもとれる X7:懇親会を月一回行っています。 みんなのコンフィグレーションをとることをとる。 懇親会では、仕事の話はしない。 家族の話をする。 共通する話をする。W杯WBCの話をする。 懇親会が楽しくなるようにする。 ノミニケーションは日本だけ。 欧米では、毎週進捗状況の話をする機会をもうける。 X8:同じプロジェクトの人では、週一のミーティングでは解るが、 他のグループは解らない。 3時のティータイムなども大事。 X9:ストレスを発散目的で飲み会を行っている。 飲み会でも、話をする人を全然話をしないひとがいる。 M4:飲み会というのは、みんなの心を通わすことが大事あるから、自分のはなしたいことを話す。自分で話題を作っていくことが大切。 W:色々な意見がでてよかった。 技術者としての責任感。 前向きな意見が出ていて良かった。 M;一番印象に残ったことは、相手のことを考える 今後の業務に生かしてもらえると、今回の分課会が意味のあるものになったと思います。 ----------------------------------------------------------------------