---------------------------------------------------------------------- セッション:S1-4-2 テーマ:「コミュニケーション改善で産業革命できるか?」 コーディネータ: 森川 聡久 (ヴィッツ) 渡部 謹二 (名古屋市工業研究所) 日時:2006/07/13 20:30-22:30 参加人数:約30人 ---------------------------------------------------------------------- 概要: コミュニケーション問題によって生じる、出戻りなど生産性低下の解決を目指す。 日常の様々なコミュニケーション事例について意見交換を行うことで、 解決の糸口を探った。 参加者の方全員に発言していただけた。 -------------------------------------------- 内容: # M,W:コーディネータ 分課会の趣旨 M :コミュニケーションを改善するのは難しい。個人で違うので、 コストダウンにつながればいいなぁと思います。 初めに、私の方から、問題事例を紹介したいと思います。 その後に、分類し、解決策を話していきたいと思います。 S:分類といっても色々に分類ありますが、 どういう風に解決するかと述べていけたらと思います。 問題例1--------------------------------- M:できましたよ、 リーダ:やってもらいたいのはこういうことじゃないよ。 私とリーダの意思の統一ができていないことが原因で....... ---- 改善しようと、より詳細な説明を求めたが、 リーダ:そこまで、説明しなきゃいけないの? と、うまく歩みよってくれない。 他の事例--------------------------------- これはできるだろうと部下に仕事をふったものが、できてなかった。 W:コンピュータネットワークの打ち合わせで、ドキュメントにまとめる作業で、 最新の情報になってないことがあった。 会議は綿密にやっていても、情報が多く、人数が多く責任の所在が明確でなかった。 扱う問題によっては、人数が多くなりすぎると、 コミュニケーションが希薄になったり、他の人に頼り切ってしまう。 ドキュメントをまとめる段階で、ボロボロと情報が抜けてしまっていた。 何かご意見があったらお願いします。 Y:リーダと開発者の事例で。 何々って何ですかって聞くのではなくて。 自分の言葉で言い換えて、聞いてみる。 「これこれってこうですね」と具体例をだして聞く。 M:イメージができる時は、そう聞くんですが…。 Y:自分だったらGoogleなどでキーワードを調べて聞いてみる。 W:私の場合は研究員という対等の関係で、 Mさんの双方向のコミュニケーションについて Yさんが言ったことが双方向のきっかけにはいい。 Y2:部下に指示をだすやりかたとしましては、 〜をやりたいから、〜をやってくれと言う。 ゴールを明確にする。 M:今まで、私の経験ではリーダの人からゴールを明確でなかった。 Y:WhatとWhyをうまく聞き出すモチベーションが部下には必要。 Whyというのは、重要で。 レンガの作業員の話。 一人目なんか適当に積んでいる。 二人目は大聖堂を作るために作っている。 同じレンガを積むのでも、モチベーションがあるのと無いのとでは全然違う。 X:すごい考え方という本。 要求仕様を書くときも理由をきちっと書くということ。 理由を書くと、依頼者の思っている以上の答えがでてアウトプットが良くなる。 M:コミュニケーションではモチベーションは重要。 コーチングに関してご意見ありませんか? F:自分の会社の話で、チーム間のコミュニケーションなんですが。 ソフト開発部隊とライブラリ開発チーム間のコミュニケーションができてない。 ソフト:なんでこんなライブラリがいるんだ。 ライブラリ:ソフト側がなんで使わないんだ。 双方が相手のせいにしている。 M:なんか解決の努力は? F:ミーティングをしているのですが、雰囲気がよくなく、発言者も限られる。 S:当社でも起きてまして。 当社では、目安箱を設置している。 目安箱みたいなのを置いていますか? S:置いているのですが、紳士に答えを書けていない。 K:私の会社では、チーム間のコミュニケーションをとるために、1年間修行させて、 相手のチームの事をわからせるという方法をとっています。 S:ライブラリチームは若手で、わかっているんですが、発言がうまくできてない。 Y:アプリケーションチームは年齢が高く、ライブラリチームが若いのが一つの問題ですが、 ある意味しかたないことで、これを乗り越えるべきだと思う。 何かうまい解決方法はないでしょうか? M:新しいチームの知識がなくて、早く溶け込む方法などがあると聞きたいです。 Y:大学院を卒業してから、ある人に何を言っても聞いてもらえない ということがありました。 食い下がらずどんどんコミュニケーションとって、やっと少し信頼を得てきた。 相手の話を聞く。本当の意味での本質をつかむ事が大事である。 S2:信頼関係では「なんで分かってくれないの?」「男と女の関係に似ていて」 自分のことを分かってもらうために、相手を理解することが大事だと思う。 自分のことをさらけだすことと、相手を理解することは同じ。 コモンは共有するということが語源で、コミュケーションも情報を共有することが大事。 W:頑張れる気力はどこから? S2:責任感。なんのために、仕事をしているのか? 仲間と仕事をすることで何が得れるか? エンドユーザが何を与えることができるか? 「自分が自分が」では、モチベーションが続かない。 自分がやりたい事だけではダメだと思う。 社会が豊かになってほしいなどが大事。 M:自分をさらけだすとは? S2:同じOS業界でも、同じ用語の定義が違うが、 自分の解釈ではこうとはっきりいっておく。 自分と意見が合わなかったら、どう合わせるか考える。 自分を見せることが大事。自分の意見をはっきり言うべき。 M:自分の意見を言うことは大事ですね。 X2:問題を抽象化されて質問されているので、答えも抽象化な事しか言えない。 具体的にいうこと、何に困っているのかをさらけだすことが大事。 Y:具体的な話は伝わりやすいが欠点がある。 その欠点は汎用性がないので応用がきかない。 抽象の仕方がうまければ、色々なところで対処できる。 プログラムでいうと、オブジェクト指向では個々の関数から抽象的なモデル。 抽象的なものは、伝わりにくい。 M:時間がかかっても具体例をだしても、意見を近づけていく。 W:抽象的は具体的なものを飽和している。 Y:ベテランさんは、一から教えるのは、めんどくさいと思うことが多いと思う。 会社では、新人に手取り足取り教える方法があればお願いします。 U:部下の立場で オープンソースなので、それなりの仕事をこなしていかないといけない。 あいまいさ、ある程度やっていると思うので、教えてもらっていなかった。 部長は自分から提案してこない奴には教えない。 「提案して来い」一言いってもらえば、スムーズにコミュニケーションが出来てたと思う。 M:こちらとしては、聞いてこないと言う事は、分かってると思っていた。 仕事となると、新人からは聞きにくいのではと感じている。 X:部下から提案、質問が出てこない。 上司が部下に気にかけているよという事が大事である。 メールや一言声をかけるとか大事ですね。 M:コミュニケーションしづらい人 先輩 質問しづらい 他社の顧客 遠慮がちになってしまう。 コミュニケーションしやすい人 友達、仲の良い同僚 Y:中間管理職のような人が話をしやすい。 M:中間管理職の人が話にくい場合は? Y:組織全体でコミュニケーションとる。 M2: コミュニケーションの基本は、相手が考えていることを理解すること。 ツールはなんであろうと関係ない。 コミュニケーションも得意不得意がある。 我々の場合(仕事)、最終的にいいものを作る。 目的を共有しているわけで、コミュニケーションが苦手な人でも、 コミュニケーション十分とることができる。 あいさつをするだけでも変わってくる。 X3: コミュニケーションスキルについて。 就職時にコミュニケーションは大事。 どう鍛えればいいのか? 個人差がある。 どういう学生を求めているのか? コミュニケーション分かっていてあいまいなもの? M2:コミュニケーションスキルがあるかというと 自分の言っていることを相手にわからせる。 コミュニケーションスキルを求めてるわけではない。 理解することは、学問でも大事。 話をうまい人を求めているわけではない。 研究室でもコミュニケーションをとって研究をしているはず。 W2: スキルとは、潜在的な能力とテクニックの違い。 大学ではテクニックを教えてほしい。 続きは、明日…。 サッカー部で主将したことでコミュニケーションを高めることができる。 発信や受信で表す。 プログラミングをしている時。 はじめに、人にあわせてコンフィグレーションして送受信する。 F:チームでいい仕事をしていることが大事。 チームがうまくいってることは、コミュニケーションがとれている。 日々話をしている。 一言一言、声をかけている。 年は違うが、ちゃんとコミュニケーションをとれている。 日々付き合うことが大事。 大きなチームのときでも、一人ひとり声をかけることが大事。 M:朝来たら、少しでも話をすることで改善できる。 友達間隔では業務に支障ないか? W2:同じチーム(仲間) F:知識の幅を増やし、スキはみせても、裏でそれなりの努力をしている。 ある程度の規律を保ちつつ。 W2:それぞれのキャリア基準をしっかりする。 個人の強さで、チームをフォローする。 M:ノミニケーションを実践していますか? みなさんどんな感じですか? W: コミュニケーションする際に相手にわかってもらうことは大事。 相手をある程度わかっている必要がある。 そのため雑談も必要。ノミニケーションも大事。 飲みに行くことで、仕事ではなく、プライベートモード。 抑えるとこは抑える。 X3:チーム内ではノミニケーションをしている間は、雰囲気はいい。 コミュニケーションスキルが高い人は、相手の思っていることを理解する 努力している人だと思います。 子供のよくない叱り方は「なんでできなんだ」相手を理解せずに言っている。 相手を理解することは大事。 M:想像しましたが、相手の思っていること違った場合は? X3:うまく議論に発展させればいいと思う。 決め付けて言うのは良くない。 分かってくれないと部下は思ってしまう。 反論できるよう与えておく。 X4:頼り過ぎてはよくない。 ペアプログラミングなどで、人の考えていることを解ることは大事だと思う。 F2:飲み会では、仕事の話はしない。 飲み会では、プライベートの話だけをする。 みなさんは、飲み会でも、仕事の話はしますか? Y:しますが、近くの仕事の話は愚痴程度で、未来のポジティブな話をする。 将来の夢とか… M2:飲み会のときに盛り上がることは、その場にいない人の悪口??? 盛り上がる事で、相手の知らない部分が見れることがある。 ただ、やりすぎは注意!! O:飲み会では、人物指標の話とか。 打ち解ける、話やすい雰囲気を作ることが大事。 お互いのマッチングできるポイントを見つけ出すことが大事。 X5:プライベートの話、会社の人の意外な一面もみれてよい。 強制的に参加させるのはよくない。 M:参加したくない人がいる時点でチームとしてどうなんでしょうか? X5:たまたま忙しいときには参加したくないときもある。 S2:お酒飲めない人にとっては苦痛になるときがある。 部署単位では嫌気がさすときがある。 2,3人で行くときは、楽しい。 プライベート感覚をだすといい。 S2: ノミニケーションに反対的で、 ノミニケーションを悪いところにいれていてもあまり意味がない。 X;飲み会があったときに参加しない人。 節目では、参加することを諭す必要があると思う。 普段は個人の自由。 出る必要があるという認識が足りないだけ。 M3:教授と会う機会がない。 なかなかコミュニケーションとる機会がない人とコミュニケーションをとる方法は? Y:ランチミーティングをとる。 研究だけでなくて、話をとる。 Y2:ランチミーティングを毎日やってます。 進捗状況がよく手に入る。 M:大勢参加しますか? Y2:はい。 M4:ノミニケーションはコンフィグレーションをとるのにいい機会。 お酒を飲めない方も、話をすることが大事だと思う。 X6:喫煙所と休憩所とかのコミュニケーションもいい場所かも。 違う部署とのコミュニケーションもとれる。 X7:懇親会を月一回行っています。 みんなのコンフィグレーションをとる。 懇親会では、仕事の話はしない。家族の話をする。 共通する話をする。W杯WBCの話をする。 懇親会が楽しくなるようにする。 ノミニケーションは日本だけ。 欧米では、毎週進捗状況の話をする機会を設ける。 X8:同じプロジェクトの人では、週一のミーティングでは解るが、 他のグループは解らない。 3時のティータイムなども大事。 X9:ストレスを発散目的で飲み会を行っている。 飲み会でも、話をする人を全然話をしない人がいる。 M4:飲み会というのは、みんなの心を通わすことが大事あるから、 自分の話したいことを話す。自分で話題を作っていくことが大切。 W:色々な意見がでてよかった。 技術者としての責任感。 前向きな意見が出ていて良かった。 M;一番印象に残ったことは、相手のことを考える 今後の業務に生かしてもらえると、今回の分課会が意味のあるものになったと思います。 ----------------------------------------------------------------------