7/23 8:50〜10:30 チュートリアル1
セッションSA-4:「組込みソフトウェアスキル標準と使い方 −実演付き−」
講師: 大原 茂之(東海大学)
渡辺 登 (沖通信システム)
--------------------------------------------------------------
経済産業省で進めている「組込みソフトウェア開発力強化推進委員会
準備会」のスキル標準部会の活動報告の概要を説明します。ポイントは、
1)スキル標準の必要性
2)組込みソフトウェアの定義
3)スキル標準
4)職種とスキルプロファイル
5)キャリアアップとキャリアシフト
6)実演のサカナ役<渡辺のぼる>
以上です。
--------------------------------------------------------------
セッションSB-4:「Beyond Consumer Electronic Linux」
講師: 中本 幸一(兵庫県立大学大学院)
--------------------------------------------------------------
携帯端末、情報家電などコンシューマ機器でLinuxを採用する動きが高
まっている。豊富なミドルウェア、アプリケーションプログラム容易性
から、Linux採用コンシューマ機器で多様なサービスが期待できる。
本チュートリアルでは、まず、コンシューマ機器向けLinuxの機能概要
を紹介した後、携帯端末向けLinuxを開発した経験を通じて考えている
以下の2つを述べる。
1)コンシューマ機器向けLinuxでアプリケーション、サービスが広く
普及するには何が必要か?
2)コンシューマ機器向けLinux上でのソフトウェア構成はどうあるべ
きなのか?
--------------------------------------------------------------
7/23 13:20〜15:00 チュートリアル2
セッションSA-6:「サーベイヤ計画 hamana-1開発記」
講師: 二上 貴夫(東陽テクニカ)
--------------------------------------------------------------
サーベイヤ計画におけるプロジェクトの特徴について説明します。
SWEST6 では、その初段として hamana-1 ロケット開発計画を実行、広
く分散した技術者たちがあいまいな仕様をものともせず適切な開発活
動を展開しています。こうしたネットワーク分散な組込みシステム開
発で何がポイントになるのかを実際に起こった状況を例に解説します。
この開発は現在進行中で予断を許しません。当日をお楽しみに。
--------------------------------------------------------------
セッションSB-6:「設計構造の与えるインパクト」
講師: 奥村 洋 (ナレッジ・エッジ)
--------------------------------------------------------------
日本の国際競争力を支えてきたものづくりの産業は、今また強い日本の
拠り所として期待されています。その強さの秘密については経営学的分
析がなされており、エンジニア視点からも学ぶべきところがあります。
この講演では、UMLとマトリックス手法を利用し、エンジニアの視点
から設計構造の与えるインパクトを捉えなおそうとしています。これか
らの日本の産業を支える組み込みエンジニアがもつべき重要な道具立て
になるはずです。
--------------------------------------------------------------
セッションSC-6:「組み込みシステム開発への形式的手法の適用」
講師: 木下佳樹(産業技術総合研究所)
水口大知(産業技術総合研究所)
--------------------------------------------------------------
組み込みシステム開発では、高信頼性の保証は重要でかつ達成が困難な
目的の1つである。この目的を達成する1つの手法は、システム開発に
おいて、数学を基礎とした言語やツールを用いて対象となるシステムを
記述し検証すること、すなわち、形式的手法を用いることである。従来
は、形式的手法の適用は敷居が高いとされてきたが、現在では、ツール
の整備や理論の進展により、一般のシステム開発に適用できるまでに成
熟してきている。そこで、このチュートリアルでは、 まず、定理証明、
モデル検査、テストなどの代表的な信頼性保証技術について紹介し、そ
の後、現在最も注目されている技術の1つである、モデル検査技術に焦
点を当てて、どのように正しさを保証するのかを様々な具体例を用いて
実際にツールを動作させながら解説する。
--------------------------------------------------------------
|