========================================================== 分科会1 セッション SB-3 タイトル :組み込みシステム トリビアの泉 チェア  :宿口雅弘 時間   :21:00〜10:40 席数   :84席(C会場) 参加人数 :30人程度 ※以下敬称省略 ========================================================== [概要] テレビで有名な「トリビアの泉」同様に、役には立たないが知っていると面白い、 無駄知識に見えるが知っていると実は役に立つ、そんな知識を披露しあう。 [形式] チェアである宿口さんが参加者の色々な方にトリビアを聞いて回る。 ------------------------------------------------------------------------ [商品] トリビアを披露してくれた方には商品がプレゼントされる。  ・CQ出版社謹製Tシャツ  ・CQ出版社謹製トートバック  ・SESSAME謹呈の書籍  ・三菱電機のパワーメビウスの基盤を使った時計  ・沖通信の電子卓上時計(電波時計)  ・コードテスト(コードウォリアーのデバッガ)の評価版  ・ARM7Tのボード(評価版)  ・Socket ICE(正規版)  ・三菱電機謹製ストラップ(発言者全員)  ・名刺ケース  ・ハイテクメガネ拭き  ・メトロワークスのボールペン ------------------------------------------------------------------------ [1:宿口雅弘 -Ethernet-] Ethernetはエーテルネットと読むことができる。何故エーテルなのか? 1970年代にAlohaネットというハワイ4島を同一周波数の無線で繋ぐパケット通信 もどきのネットワークができ、このAlohaネットで初めて、現在のEthernetの基本 である、誰も電波を発信していないときに電波を発信する、というCSMA/CDの仕組 みの原型ができた。おそらく、「エーテル」である理由は、このAlohaネットの同 一空間上にある複数のノードが任意のノードとの交信を制御するイメージから来 ていると思われる。このようなことは業務にはあまり役に立たないが、Ethernet というものの理解には役立った。 (*Ether:エーテルとは宇宙を満たしていると空想された架空の物質) ------------------------------------------------------------------------ [2:Bさん -トロン温泉-] 研究セレモニーに行ったとき、トロン温泉というものを見つけ、感動した。 (トロン温泉:地下水が「トロン」を放射する鉱石の間をくぐり、地底のマグマに 温められて、地上に湧出した温泉) ▲補足トリビア  TRON(The Real-time Operating system Nucleus)はなぜこのような名前がつい たのか?元々のTがある大学の頭文字だったとかそうじゃなかったとか。また、 よく言われていたのがディズニーの映画「トロン」から来ているのでは、という説。 (*トロン(1982年):CGを利用した初の映画) ------------------------------------------------------------------------ [3:Cさん -ATM-] 20年程前のATMは、8インチのフロッピーに全支店の振込み用の情報(支店名、番号 など)が無理やり詰め込まれていた。当時の富士通のATM製品の第一号には、開発 者(このトリビアの主)のデータと特許が用いられている。 ▲補足トリビア 最近「ATMがウィルスに感染する」という話が最近取り上げられた。ATMののOS にWindowsが採用される場合もあり、去年の夏あたりには実際に感染したものも あった。特にメンテナンスのときに、メンテナンサーが自分のノートPC(ウィル スに感染している)をつないで感染というケースがある。 ------------------------------------------------------------------------ [4:Dさん -計測器のコントローラチップ-] 昔HPの計測に使われていた、TIのコントローラ(9914)のデータバスはD0〜D7の 8bitだったが、なんとD0がMSB、D7がLSBだった。当時は3回くらいバスを間違え ないと、一人前とは言われなかった。最近はちゃんとD0がLSBになっている。 ▲補足トリビア PowerPC、68000は両方ともモトローラが出しているので、同じ扱い方ができる と思うと痛い目にあう。レジスタのLSBとMSBが違うため、思い込みは禁物。 ------------------------------------------------------------------------ [5:Eさん -UNIXのls-] UNIXのディレクトリを出力するls。MS-DOSならdirであるが、lsとdirでlsの方が 一文字少ないのはなぜか?昔UNIXの入出力に用いていたのはテレタイプで、これ は出力するときにディスプレイではなく、タイプライターのように物理的に出力 する、というような機械的なシステムだった。また丸い円筒状のものが飛び出て いるようなキーボードで、かなり重くて打ちづらいものだった。そのため、1文字 でも少ない文字数で仕事をしたい、、という理由で”ls”の2文字になった。また、 出力も遅いため、多くの情報を出すためにはオプションをつける必要があるよう になった。 またこの流れはC言語にも言える。文字数をできるだけ少なくできるようにした ため、可読性が悪い。 ▲質問 lsを打ち間違えてslと打つと、汽車が動くが、当時もあったのか? ●回答 当時のテレタイプは出力が画面じゃなかったから(ラインだった)、slは走らない。 ▲補足トリビア テレタイプはタイプライタのようなもので、スクリーンがなくラインプリンタ のみがある。当時は紙テープリーダがあって、テレタイプについていた。 ▲補足トリビア アスキーコードで0x7fはデリートコード。これは紙テープから来ている。 全部穴を開けると、デリートコードを意味していた。全部穴をあけると、修正が 利くようになるため。ミスパッチを修正する人をミスターパンチと呼んでいた。 -----------(ここで机の配置を移動。教室形態から円座に)------------------- [6:Fさん -プロジェクトX-] プロジェクトXはドラマを作りすぎのきらいがあったが、TRONが取り上げられた ときは、BTRONとITRONのストーリーをうまく組み合わせて、山と谷を作っていた。 プロジェクトXで一番うれしかったのは、番組を家族にみせて、やっと組み込みの 仕事が理解されたこと。 ------------------------------------------------------------------------ [7. Gさん  -TOPPERS開発秘話-] T先生はカーネルを睡眠中でも開発している? 組み込みの展示会の前でまだモノが動かなかったとき、T先生の研究室の学生と 1泊2日の合宿をした。高田先生が寝ているときにデバッグをしていたのだが、こ こどうなのかな、というようなことをつぶやいたらT先生が「いや、そこ私がやり ます」と言った。 ▲補足トリビア TOPPERS/OSEKカーネルの開発費は残業費しかかかっていない。実は本業が終わっ た後にしかやっていなかった。 ------------------------------------------------------------------------ [8. Hさん -USB-] 初めて組み込みをやったときにUSBの開発をやった。バスパワーでUSBが動くとき には、PC側がスリープに入ったとき消費電力が500μA以下でなければならない、 という仕様があり、この要求を満たすべく頑張ったがどうにも満たすことができ なかった。 ここでやってしまったミスだが、使っていないポートをほっておくと電力を消費 することを知らなかった。ちゃんと初期化を行い、H/Lに落とすと仕様を満たす ことができた。 ▲補足トリビア 8254というタイマデバイスを使うとだいぶ悩む。これはリセットした瞬間に動き 出し、ほったらかすと勝手に割り込みをかけてしまう。そのためちゃんとデバイ スを初期化する必要がある。「リセット」という言葉にだまされてはいけない。 ------------------------------------------------------------------------ [9. Jさん  -680000-] 自分が使っていない機能は頭の中で設計に組み込まれていないので、リセットし たときに回路が変な挙動をすることがある。また、思い込みによるミスも怖い。 68000系のデバイスではスタックの仕様が節操なく変わっていたが、その仕様を 良く調べずに昔のソフトをそのまま移植しようとしてはまった事がある。 ▲雑談(寝ながらコーディングをする?) ・OSのスイッチングとかは寝てる間に考えていて、ハッと起きたときに思いつい  ていることがある。 ・学生時代にプログラムを書いていて、寝ている間にバグのあるルーチンを見つ  けたが、起きてデバッグをしてみようとすると、そんなルーチンがなかった。 ------------------------------------------------------------------------ [10. Fさん -Java-] Javaはボロかったから普及した。Sunが最初にJavaを作り、JavaVMを作ったわけ だが、そのJavaVMを読んだ技術者があまりに酷いコードだったため、各社が自前 でJavaVMを作り、参入していったため普及した。 ------------------------------------------------------------------------ [11. Kさん -JavaVM-] 携帯電話用のJavaVMのアプリケーションでは認識不要属性がついていないと、 動作しない。シミュレータでは動くが、実機では動かない、というケースで困る ことがある。 ------------------------------------------------------------------------ [12. Lさん -hamana-1-] ・hamana-1の2号がロストした。富士山の樹海で打ち上げたときに、パラシュー  ト部が逆噴射せずにどこかに行ってしまった。 ・hamana-1は"1"なのに実は3号機 東海大で打ち上げたのは1号機。富士山の樹  海は2号機。今回の3号機は打ち上げ花火、という名目で発射許可を取っている。 ▲補足トリビア H-IIAの回収の時も、絶対に回収に行かなければならなかった。これには2つの 意味合いがある。 1:国の打ち上げたものなので、回収しなければならない。  (折りしも不審船が話題になった時のため、なんとしても回収しなければなら  なかった。) 2:実際に打ち上げたものがどこで失敗したのかを解析しなければならないため  絶対に回収しなければならなかった。  (予想と実際では違う部分があるので、どの部分が異なるのかを解析しなけれ  ばならない) 回収時には専門のサルベージ会社を雇って行った。また、海洋技術研究所の 「しんかい3000」も用いて回収を行った。さらに「しんかい3000」の試作機も用 いた(試作機の方が一品モノなので性能が良かったらしい)。 ▲補足トリビア 一品モノといえばトヨタ自動車。トヨタ自動車では職人さんの力が強く、彼らが 作れないものは絶対に作れない。例えばトヨタのアリストだが、各工場でマイス ターの称号を持つ人を集めて、実際に組み立ての工程チェックを行った。そのと きに作成した車は、ドアを4つ開けて、同時にしめたときに音が一つしかしない程、 精度の高いものだったという。車体番号100〜200番以内のトヨタの高級車の場合、 このような非常に精度の高い車で価格以上の価値がある場合もある。 ------------------------------------------------------------------------ [13. Mさん -仮眠-] 車で岐阜から来た。前日までデモソースの作成をしていた為眠く、堤防のあたり を走っていてさすがに危険を感じたため、30分〜1時間程度仮眠を取った。疲れ たときには少しでも仮眠を取ったほうが良い、ということを身を持って体験した。 ------------------------------------------------------------------------ [14. Nさん -TVの画面-] 以前関西の液晶に強い某メーカに勤めていた。そのときにTVの画面を液晶に表示 したり、MPEG2を表示させたりしていた。そのとき、TVの画面比が気になり、色々 なテレビの縦横比を定規を当てて調べてみると、バラバラだった。そのため、 自分が製作に携わったMで始まるノートへのTV画面の出力も、縦横比をちょうど 画面に納まるようにして調整した。 その時にわかったことだが、局によって縦横比が違うばかりか,コンテンツによっ てもその比は変わるらしい。 ▲補足トリビア 各メーカによって画像のシャープさが異なる。 これは最初に作った人の感性によるらしい。その感性が連綿と受け継がれている とのこと。ちなみに、液晶に強い某メーカはCMどおりシャープな画像である。 また、色の関連だと、M電機のコーポ-レートカラーである「Mブルー」。 子会社はその色をコーポレートカラーに使えないため、微妙に違う色を使わなけ ればならない。 ------------------------------------------------------------------------ [15. Oさん -PMOS/NMOS-] テレタイプの時代はキーが重くて、眠たい時に寄りかかっても変な文字が出な かった。 CMOSのマニュアルにあるPMOSとNMOSの回路図。回路図の矢印の向きをなかなか 覚えられなかったが、今はPMOSはぴっと出るから、NMOSはぬっと入るから、 こんな感じで覚えている。 ------------------------------------------------------------------------ [16. Mさん -日本の製品-] 現在福井に住んでおり、最近の洪水で家電製品も被害にあった。 洪水時に冷蔵庫は浮いており、洗濯機は底に沈んでいたが、洗って乾かすと、 なんと両方とも完璧に稼動した。やはり日本の製品はスゴイ。一方テレビはダメ で、怖くて電源も入れられなかった。その後、粗大ゴミ置き場には白物家電は捨 てられておらず、テレビやオーディオなんかがかなり捨ててあった。 また、自動車も洪水で水に浸かった(1m30cmほど)が、その時はあちこちでヘッド ライトの点灯やウィンカーの点灯、クラクションなどが誤動作し、凄いことにな っていた。仕方がないので、片っ端からボンネットを開けてバッテリの線を外し て回り、感謝された(バッテリは12Vなので水に浸かっていても危険ではなかった)。 ------------------------------------------------------------------------ [17. Nさん -S社のテレビ-] 昔S社のウィンドウ、というテレビにRGB入力をつけてパソコンでも使えるように しよう、という企画があったらしいが、某M社の影響により頓挫した、という話が あった。 ------------------------------------------------------------------------ [18. Pさん -インターフェースとI/O-] インターフェースの編集長がスピンアウトして作った雑誌が、工学社のI/Oらしい。 ------------------------------------------------------------------------ [19. Rさん -インターフェースの編集者-] インタフェースの編集長がスピンアウトときのインターフェースの表紙は流れ星 だった。そしてその編集長は「星」という名前だった。 ------------------------------------------------------------------------ [20. Sさん -車載LSI-] H社では某メーカの某スポーツカー向けのエンジンコントロールユニットを製作 している。このコントロールユニットにはSHが使われているが、フラッシュROM が内蔵されているため、チューンをするにはコントロールユニットごと買わなけ ればならない。そしてこのコントローラユニットだけ、なぜか販売台数の数倍売 れている。 外国の要求仕様には耐水性の項目があるが、それには水にかかっても壊れない、 コーヒーがかかっても壊れない、さらにコカコーラがかかっても壊れない、なん てものがある。 ▲補足トリビア エンジン制御のROMの話。T社は書き換えられたくないため一体化しているが、H社 は書き換えを許すために外付けになっている。 →この真意は? おそらくメーカのビジネスモデルにあるのでは。何を売りにするのかによるのでは。 ▲補足トリビア 海外向けにFAXを作成していた。そのときの要求仕様の項目に、「マグナム弾を受 けても壊れない」というものがあった。これは公衆電話として使ったときに、壊 されない(公衆電話を拳銃で撃って金銭を盗む輩らがいる)ようにするためだった らしい。 ------------------------------------------------------------------------ [21. Tさん -組込みLinux-] 最近Linuxが全盛だが、実は組み込み業界のLinuxを今盛り上げている人たちは、 実は昔RTOSを作っていた人たちだった。当時RTOSで覇権を握っていた会社に全部 潰された人たちが会社を立ち上げ、Linuxを盛り上げている。そしてRTOSを作って いた会社は今少し落ち込んでしまっている。 ▲補足トリビア 組込みLinuxで有名な"モンタビスタ"のモンタはNECの門田(もんでん)さんと東芝 の田丸さんのペア、"門田丸(もんたまる)"から来ているらしいとの噂がある。 また、門田さんはNECの”バザールでゴザール”のモデル(自称)らしい。 ------------------------------------------------------------------------ [22. Uさん -要求仕様-] 某社には非常に強力なサポート部隊がいて、そこが一番多く要求を出してくる。 これは顧客に合わせた機能を選択して提供できるようにするためで、こういった 意見は重要なのだが、大抵のエンジニアはこういったことを忘れてしまう。エン ジニアはできる限りエンドユーザや自分達の商品を支えている人たちのところに 足を運ぶべき。 ------------------------------------------------------------------------ [23. Vさん -エンドユーザに行くエンジニア-] 電源の特注品を作っていた。通常、このような特注品の場合、立会い検査がある が、その時にはまだモノが動いていなかった。残念ながら立会い検査の日には動 かず、そのまま納入になってしまった。納入時には、電源部は動くようになった のだが、ICEを付けていないと動かなくなってしまっていたためICE付きで納入し、 さらにICEを動かす人も必要だ、ということで機械とICEとエンジニア付きで1週間 ほど納品された。まさしく「エンドユーザに行くエンジニア」を地で体験した。 ▲補足トリビア 「組込みシステムとはあまりの手離れの悪さに、開発者が組み込まれて出荷され る」、などという組込みエンジニアの笑えない定義なんてのもある。 ------------------------------------------------------------------------ [24. Wさん -ATM-] 銀行のATMは1円でも異なっていてはいけない。異なっている場合には、直るまで デバッグする。昔はさらにハンドアセンブルであり、デバッグを実際に銀行に行 ってやっていた。今ではリモートメンテナンスでできるが、そんな過去を知りつ つ色々やって欲しい。 ▲補足トリビア 機械語における”パッチ”とは、特定個所の2〜3命令を潰して、JMPさせて、メ モリマップの空いている番地で修正プログラムを書いて、戻ること。 ------------------------------------------------------------------------ [25. Wさん -パッチ-] ICEなどのデバッグがなく、開いているポートにLEDをつけてデバッグする場合、 パッチを当てるとRAMの方に飛んで戻ってきたりする。その際アドレスが動くので、 ここにADコンバータをつけると、特定の絵が出てくるようになる。その絵に色々 な名前をつけて、”ヒョータンツギの絵が出たらデバッグOK”みたいなことをし ていた。 ▲雑談(デバッガについて) 十数年前、ICEは1セット価格500〜600万ほどだった。さらにコンパイラとワーク ステーション等を含めて1000万ほどした。さらにちょっと大きなプロジェクトだ とこれを2〜3セット買うことがあったので数千万円の売上になる商売だった。 しかし、現在はデバッガはJTAGデバッガなどもあり、1台50万円ほどになってし まった。現在デバッガを販売する会社を興したため、またあの時代にならないか な、と思っている。 ------------------------------------------------------------------------ [27. Lさん -ICE-] 8年位前のある宗教が話題になった時代、厳戒態勢の飛行場でICEが検査に引っか かり、爆発物扱いをされた。ICEの飛行場での扱い方には気をつけましょう。 ▲補足トリビア 最近、10〜15年前の機材が動かなくなってきている。これは開発マシンがなく なっていることを示している。例えば、いまどき8086のデバッガなんかないし、 あっても使い方を知っている人もいない。開発機材はちゃんと保持しておきたい が、なかなか難しい。 ------------------------------------------------------------------------ [28. Yさん -読み書き-] 世間一般でRead/Write「読み書き」だが、Yさんの所属する部署ではWrite/Read 「書き読み」。これは、この会社で製作しているメディアがまだ自社でしか作れ ないため、書かないことには読めないため。 ------------------------------------------------------------------------ [総括] 「組込みシステム トリビアの泉」ということで進めてきたが、やはり無駄な 知識の奥底には何かありそうな気がする。 ------------------------------------------------------------------------ [所感] 他のセッション、分科会とは一線を画した雰囲気で行われた。講義形式ではなく、 円座で各人が業界話や知識を披露しあうスタイルは、真面目な議論とは異なる新鮮 な知識を得ることができる場を生み出していたと思う。分科会の一つとして、こう いった業界話などを取り上げ、他業界の人に披露するようなものがあると、他の分 科会での議論の活性化や、技術者同士の理解を深める上で意外に役立つのではない だろうか。