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セッションs4c
テーマ:エンジニアのための傾聴 -行動を促す対話法-
講師: 酒井卓也((一社)産業カウンセラー)
日時:2017/8/25 13:00-14:10
参加人数:13人
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講師自己紹介・過去の開催について

今回の狙い
傾聴、動機づけ面接に加えて、”応用行動分析”を紹介する。

ワーク1 - ウォーミングアップ
ペアを組んで聴き手役・話し手役に分かれて、
1分聞いたことを聴き手が繰り返して、抜けているところを補足する

情報系エンジニアを取り巻く環境は厳しいので、ストレスフルな状況で働いている
→ 傾聴することで信頼関係を築くことでよりよい環境をうむ

傾聴は何に効くか
→ 対人関係のストレス低減、ストレス反応への影響因子(上司、同僚のサポート)

傾聴とは、目で耳で心で聴くこと
共感的理解を体験することが本質を示している。

ワーク2 - 気持ちを捉える
同僚「今度、新規プロジェクトの担当になったんだ」
部下「…あの、えーと、報告したいことがあるのですが…」
上司「取引先の指示だから逆らえないんだよ」
に対してペアで共有する

発表タイム
・1点目は不安 or 自慢のどっちかかなとおもう
→ 言い方次第では??
・2点目はなんか良くないことがあったのかなと思う
・3点目は怒ってるのかな。って感じた。
→ 上司の気持ちは? - イライラしている
講師:こう思ったってのは、受け手の感想になってしまうので、相手がどんな気持ちで話しているかを感じることが重要。

傾聴のポイント
言葉・表情を捉える、気持ちを伝え返す

ワーク3 - 最近仕事で気になっていること
ワーク1を2分に変更
目的:傾聴の姿勢があるとどうなるか
ワーク後:2人でやったときにどのような気持ちになったかを共有

参加者感想:
・伝え返しがあまりできなかったのが残念だった
→ まずは聴く姿勢。理解しようとする態度が重要で、それは相手にも伝わる

動機づけ面接
・相手の中の矛盾を意識させる←指摘するわけではない
・維持トーク(変化に対する抵抗)は取り合わない、チェンジトーク(変化をしようとする)は支持。なにかしらの変化をもたらせるため
・自分から相手への正したい反応(間違い指摘反射)に気をつける

ワーク4 - 傾聴 + 動機づけ面接
「やろうと思っていて、なかなか取り掛かれないこと」、「やめようと思っていてなかなかやめられないでいること」
参加者感想:
・スケジュールの管理の話
・自分の中の矛盾を突かれたときにあ、そうだなってなった。

応用行動分析学のポイント
・死人テスト、死人にできることは行動ではない。
・具体的表現が必要
メリットの出現かデメリットの消失が起こるように標的行動を定める


聴講者:理解は出来るけど、咀嚼するのが出来ない
→ ワーク5は講師と受講者のデモに変更
テーマ:「タバコをやめたい」
伝え返しをしている。デメリットは臭い
- どうしたい??
対比させてタバコをやめる方向に持っていく
じゃあ行動は???
→ いきなりやめるのはちょっと怖いかなってなるので、一日5本とかに減らしていこうかな。出来たら2,1みたいに

まとめ
「想いを行動に。すべてのITエンジニアに幸あれ。」
ストレスなく行動に結びつけられるよう、傾聴を使ってみましょう。

以上