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セッションs2c
テーマ:HAZOP 3.0 (Safty & Security)
講師:小川清(名古屋市工業研究所)
日時:2017/8/25 9:00-10:10
参加人数:15人
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昨日の絵本(懇親会にて配布)のHAZOP魔法の言葉で手法の判定を行える。
「無、逆、他、類、部、大、小、遅、早、後、前」

基本今日は演習メイン。
最初の5分が説明、残り時間は3分割で演習を行う。まず個人で考え、班で話し合い、全体に向け1つだけ発表する。
班の中では一番発表案が少ない人から発表していく。全体発表では前の班が発表した内容は発表しない。

今回は女性がリーダー、そこに若い男性、そうでない男性の三人がつき班を構成する。男性10人、女性5人参加なので5班。
配られた紙の穴埋め。11個あるうち3つを一人で埋め、3人で寄せ集めて重複もあるので半分埋まればよい。


題材案がなかったので講師が用意した題材を用いる。

題材1.従来どおり
仕様として従来どおりという指示だけ
ハードウェアは置き換え
-基本ソフトウェアも場合によっては更新
-バイナリがそのまま動くか、コンパイルしなおし必要は未確認
-バイナリがそのまま動いた場合でも、順序、タイミングが従来と同じでよいかどうか未確認

題材2.RASPBERRY PIのセキュリティー
RASPBERRY PIのlinuxをつかってIoTシステムを構築
セキュリティ対策を考えるための分析作業
どんな原因でセキュリティが守られないか洗い出し
対策は思いつけば書けばよい


班構成(女性リーダー名の頭文字) 題材
K班 1
O班 2
M班 1
W班 1
K班 1

男性は上記の班に対し、3回ローテーション


班発表1(*は題材2)
無 コンパイラがない
*前 消すべきデータが残ってしまっている
無 従来どおりを知っている人がいない
小 顧客からの予算が少なすぎる
小 従来どおりより昨日が少ない

班発表2(*は題材2)
*逆 使うソフトを先に決めていて、何を対策するかを聞いていない
他 追加でもってくる 類 他のものを持ってくればよい
後 後だしでクレーム
早 納期が早すぎる
遅 従来どおりという指示が遅い

班発表3(*は題材2)
逆 見えないところの変更にはまってしまう
部 従来システムが実は完成していない
逆 変更が多すぎて1から作ったほうが早い
他 他社はもっと先にいっている
無 *作業者がどんな対策をすればよいかわからずユーザーのほうが詳しい


まとめ・リーダー感想
三周のうちに思考がやわらかく。効率を追求できる。
6人のいろいろな視点が見れた。
一人じゃ出せない考えが出てきた。類が出てこない。
具体的なものから抽象的なものまで幅広く。話が広がりすぎて発散してしまうのはどうしたらよいか。
一人でできる想定には限りがある。


質問とその答え

Q.類と他が出にくい
→他の手法の設計指針であるとか国際単位系のすべての項目を確認する

Q.話が広がりすぎて発散してしまうのはどうすればよいか
→時間設定と優先順位の決定をすれば大丈夫。