SWEST14プログラムの概要


SWEST/DAS合同基調講演

「世界に通用する技術者になるためには(仮)」

日時: 8/30 13:30~14:50
講師: まつもとゆきひろ (株式会社ネットワーク応用研究所)

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セッション(S1): 夜の分科会

S1-a 「ワークショップによる開発プロセスの振り返り」

日時: 8/30 21:00~22:30
コーディネータ: 木元 峰之 (きもと特急電子設計)
概要: チームで課題に取り組むことで、日々の仕事の振り返りをします。 せっかくswestに来たのだから、自ら行動して何かを学びたいという人のための分科会です。
プログラミングなどの専門知識は必要ありません。 ワインバーグの本で紹介されている演習をベースにしています。 今年は新しい演習に挑戦しますので、ぜひご期待下さい。

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S1-b 「SWESTキャリアパス論 ~名刺に書く“博士号”の意義~」

日時: 8/30 21:00~22:30
コーディネータ: 高瀬 英希 (京都大学)
パネラ: 笹田 耕一 (Heroku Inc.)、
佐藤 未来子 (東京農工大学)、
谷口 一徹 (立命館大学)、
吉村 健太郎 (日立製作所)
概要: SWEST恒例となりつつある夜の分科会若手枠、今年はキャリアパスと博士号について取り上げます。 パネラとして様々なキャリアパスを歩んできた方々をお呼びし、経験としての過去・現在を踏まえつつ、キャリアパス選択にある決断や方法について議論します。 さらには,巷ではあまり良い印象のない(?)博士号の価値や取得の是非についても考えます。 セッションの途中では、参加者の皆さまからの質問コーナーを設ける予定です。 パネラの方々にぜひ聞いてみたい鋭いご質問をお待ちしています。

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S1-c 「今時の“組込み”って何だろう?」

日時: 8/30 21:00~22:30
コーディネータ: 太田 寛 (日本マイクロソフト株式会社)
概要: 刻一刻と技術も、取り巻く環境も変わっていく現在、“組込み”と呼ばれる領域も、数年前とはずいぶん変わってきているように感じています。このセッションでは、“組込み”を取り巻く環境や、現在起きていること、今後のトレンドについて、マイクロソフトの最新テクノロジーの紹介も交え、これからの“組込み”についてディスカッションしてみませんか?

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S1-d 「実践!DSMを用いた組込み開発」

日時: 8/30 21:00~22:30
コーディネータ: 杉本 明加 (富士設備工業株式会社)
概要: 本講演では、DSM(Domain Specifice Modeling)と呼ばれる抽象度の高いモデル言語を使ったソフトウェア開発の実践方法を紹介する。
DSMはメタモデリングツールを用いて製品(群)専用のモデル言語(メタモデル)を定義し、それを用いて製品をモデル記述する。そしてモデルからソースコードや仕様書、テストケースを自動生成させるジェネレータも定義する。
DSMによる開発は、汎用言語(C、C++、JAVAなど)による実装や、UMLのモデリングに比較して5~10倍の生産性になると言われ、既に欧米で多くの成功事例が報告されている。これは近年の組込みソフトウェアの課題であるソフトウェアの大規模・複雑化に対する一つのアプローチとして有用であるが、日本においては導入事例は多くない。
その要因としてDSMの基盤となるソフトウェア資産が未整備であることが一般に言及されるが、実現手法(小さく始めてイテレーティブに進化させられる)や、整備された支援ツールが周知されておらず、専用のモデル言語を作成することに敷居の高さを感じている技術者及び組織が多いことが懸念される。
そこで、本講演ではDSM環境の構築方法の詳細を述べ、さらにメタモデリングツールであるMetaEdit+を 用いたモデル言語の作成とモデル言語からのアプリケーション開発の流れを具体的に紹介する。

※ MetaEdit+の体験版にて聴講者も実践が可能です

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セッション(S2)

S2-a 「Academic Engineerの開発技術」

日時: 8/31 9:00~10:20
コーディネータ: 安積 卓也 (立命館大学)
講師: 本田 晋也 (名古屋大学)
笹田 耕一 (Heroku Inc.)
三好 健文(イーツリーズ・ジャパン)
大澤 博隆(慶応義塾大学)
概要: Academic Engineerとは、学術界での論文発表等の業績を挙げて活躍しながら、その研究成果を実用レベルの製品・ツールを開発してきている研究技術者を指す(今回考えた)造語です。 本セッションでは、そんなAcademic Engineerである方をお招きし、学術界での研究のこれまでの活動や、開発成果を挙げるまでの経緯や工夫、苦労?について語っていただきます。

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S2-c 「今更聞けないマルチコアプログラミングの基礎」

日時: 8/31 9:00~10:20
講師: 高田 広章 (名古屋大学)
概要: このチュートリアルでは,マルチコアプロセッサ上でプログラムを作成する上で知っておくべきハードウェア知識を解説する。具体的には,コヒーレントキャッシュ,アトミック命令とスピンロック,メモリオーダリングモデルについて解説する。また,マルチコア対応RTOSと並列コンパイラについて説明し,マルチコア向けプログラミング環境のトレンドについて述べる。

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セッション(S3)

S3-a 「現実的なモデル駆動開発」

日時: 8/31 10:30~12:00
講師: 久住 憲嗣 (九州大学)
江口 亨 (富士通コンピュータテクノロジーズ)

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S3-c 「組込みRubyとその開発事例」

日時: 8/31 10:30~12:00
講師: 田中 和明 (九州工業大学)
概要: 組込システムのソフトウェアの占める割合が増加してきている。ソフトウェアの開発でプログラム言語Rubyを利用することを目的として、軽量Ruby(mruby)の開発を行なっている。 従来のRubyではメモリや実行環境(OSなど)の制約から搭載が困難であったような小型デバイスでも利用できる。スクリプト言語であるため、コンパイルやリンクが不要である。製品のカスタマイズや更新などでのソフトウェアの書き換えを短い工程で実現でき、開発効率の向上が期待できる。 組込みに適用したRubyの事例紹介も行う。

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セッション(S23)

S23-b 「開発者の魂をどう教育するか? ~確実に習得させる方法論
インストラクショナル・デザインによる解決~」

日時: 8/31 9:00~12:00
講師: 山崎 進 (北九州市立大学)
星野 利夫 (コーワメックス)
概要: 日本のものづくりの強さの秘密は、技術者一人ひとりが開発工程全体を見渡す意識を持っていること、品質に対する高い意識を持っていることが挙げられる、すなわち熱い「技術者魂」を持っていることだと私たちは考えます。 しかし、ものづくりの技術が成熟し製品の開発工程が細分化された現在において今までの高品質を維持することは困難です。 技術による抜本的な改善を期待しますが、最後のよりどころは技術者魂なのかもしれません。 一方で工程の細分化は新人に技術者魂を持たせることを難しくしており、単なるOJTや精神論・根性論では技術者魂を継承できない事態に陥るでしょう。
私たちは「新人に技術者魂を効果的に伝えるにはどうしたらいいか」についてインストラクショナル・デザイン(ID)という考え方を導入することを提案します。 IDは多くの理論的・実践的な教育研究の成果を背景に、よりよい教育を総合的にデザインすることです。 IDを用いれば技術者魂のようなものであっても効果的に新人に伝えることができるというのが私たちの主張です。 企業で教育・研修に携わっている人、高等教育機関で技術教育に携わっている人にぜひ参加していただきたいです。

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S23-d 「実践! 機能安全 ~Safety Conceptを作ろう!~」

日時: 8/31 9:00~12:00
講師: 高野 裕之(東芝セミコンダクター&ストレージ社)
森川 聡久(ヴィッツ)
概要: 発電や鉄道・家電等での対応に続いて、自動車業界でも2011年11月にISO26262が正式リリースされ、機能安全対応が本格化しつつあります。 機能安全では、部品やサブシステムの故障を前提とした安全対策が必要です。 これまでは,どちらかというと機能安全を担保する開発プロセスや管理の側面がが取り上げられることが多かったのですが,実は機能安全においては,すべての前提となる最も重要な作業が「Safety Cocept作り」なのです。
本セッションでは、数人のグループでブレーンストーミングしながら、例題システムのHW,SWの故障モードを分析するなどして、Safety Concept構築のためのエッセンスを習得していきます。 単に機能安全規格の要求に対応するだけでなく、コストや可用性といった実製品に必要な他の点も考慮するモチーフを用意したいと考えています。
機能安全に直接関係無い方も含めて、システム設計、ソフト・ハード開発に携わる皆さんはぜひご参加ください。

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セッション(S4)

S4-a 「Wモデルはなぜ普及しないのか」

日時: 8/31 13:00~14:20
講師: 野村 卓司
概要: ウォーターフォールモデルにおいては、設計完了後、テスト設計を行う。 Wモデルは、テスト設計を設計と併行して行うプロセスである。 ウォーターフォールモデルにおけるテスト設計を前倒ししただけであるが、品質改善の効果は大きい。 しかし、プロセスとしての認知度は低い。 また、Wモデルを適用した場合、成功事例と失敗事例のギャップは大きいといわれる。 本セッションでは、まず、私の経験した成功事例と失敗事例を、次に、普及しない原因について私見を述べさせて頂く。 その後、対策について議論したい。

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S4-c 「ソフトウェアデザインロボットコンテストを通した若手組込みエンジニアの育成」

日時: 8/31 13:00~14:20
講師: 丸 雅光, 河野 文昭 (ETロボコン東海地区実行委員会)
堀江 佑太、今 隼太 (HELIOS(株式会社アドヴィックス))
概要: ETロボコンは若手組み込みソフトウェア技術者の育成を目的とした自律走行型ロボットのコンテストです。
この競技は全参加者が同一ハードウェア仕様のロボットに、主催者側から提供される基準にしたがってモデリング設計されたソフトウェアを搭載し、ソフトウェア技術力の優秀さを競うものです。 単にロボットの高度な走行(速さやコースの難所攻略度合い)を競うだけでなく、モデル設計品質の評価も行うことで、走行能力と設計力の総合力で順位を決定しています。 このコンテストの概要※1や意義を紹介すると共に、実際に学生と社会人の両方の立場で参加したチームの方に体験談を披露していただき、教育効果について議論を進めていきます。

※1:ロボットの走行デモやモデリング設計図の紹介もあります。

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S4-d 「開発者のためのトレーサビリティを考える」

日時: 8/31 13:00~14:20
講師: 講師:穴田 啓樹 (キャッツ)
概要: 機能安全をはじめとする国際規格で要求されるトレーサビリティ。 管理側面で語られることの多いトレーサビリティですが、私たち開発者にも有用なのではないか。 本セッションでは、産業技術総合研究所の電動車椅子ロボットの開発において、先行開発と量産開発のプロセスギャップを埋めるためにトレーサビリティを活用した事例を紹介します。 また、一般社団法人TERAS/技術委員会での検討状況も紹介しながら、参加者の皆様とトレーサビリティの活用を考える場を作ります。

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セッション(S5)

S5-a 「エンジニアのためのメンタルコントロール技術
~心のメトリクスと調整法~」

日時: 8/31 14:30~15:50
講師: 酒井 卓也(SWEST実行委員会)
概要: 仕事をやっていて気分が「乗るとき」、「乗らない」があると思いませんか? 集中力が無い時には生産性も上がらず、ミスも増えます。 また、良いアイディアも浮かび難くなります。 集中できる時、出来ない時を知り、いかに早く集中できる状態に持っていくかが、エンジニアが実力を発揮するカギと考えます。 二次元気分尺度(TDMS-st)というテストを使って、集中できる時とできない時の心理状態を測定します。 どうすれば集中力が十分に発揮できる状態に遷移できるか、メンタルコントロールの技術を紹介します。 また、参加者が行っている気持の切り替え方法を、議論を通じて共有します。 個人的なモチベーションの維持や、グループ活性度の向上などに役立ちます。

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S5-c 「テスト技法はじめの一歩」

日時: 8/31 14:30~15:50
講師: 森 貴彦、名野 響 (JaSST Tokai実行委員会)
概要: 先輩から「テストの効率を上げろ」、「テストの網羅率を上げろ」なんて言われたことはありませんか? 効率の良いテストや網羅率の高いテストを行うためにはテスト技法が欠かせません。 さぁ!みんなでテスト技法を勉強しましょう!!
本セッションの前半は、グループワークを通してテスト技法を整理してみます。 後半は、多数存在するテスト技法の中から、状態遷移テストを取り上げます。 わかっているようでわかっていない状態遷移テストを一緒に勉強しましょう。

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S5-d 「ASDoQメンバと一緒に「あいまいな日本語表現」を体験しよう」

日時: 8/31 14:30~15:50
講師: 山本 雅基 (ASDoQ/名古屋大学)
概要: ASDoQ(システム開発文書品質研究会)では、「開発文書品質」という挑戦的な領域に取り組んでいます。 まだ文書品質の全体像は明らかになっていませんが、「あいまいな日本語表現」が文書品質を悪くする要因の一つであることは間違いありません。 「敵を知り己を知れば百戦危うからず」は孫子の兵法です。 このワークショップでは「あいまいな日本語表現」という「敵」を知りつくします。 そうすることで,表現に対する感度を高め、文書作成力を向上させます。 あいまいな日本語表現については幾つかの研究がされていますが、今回は、ASDoQの会員である阿部圭一先生の分類を参考にします。 ワークショップでは、最初にあいまいな日本語表現の分類をご説明します。 次に分類ごとにあいまいな日本語表現の例文を書いて頂きます。 そして、例文を相互に発表し「あいまいさ」を味わいます。 さらに、どうすれば良い表現になるかについても考えます。

(お願い)お書き頂いたあいまいな日本語表現の例文を、ASDoQの活動に使用させて頂くことにご了解ください。 具体的には、論文や教材などで使用します。 ご協力頂きますよう、お願い申し上げます。

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セッション(S45)

S45-b 「低価格・短納期開発を実現する筋肉質開発体制を考える」

日時: 9/2 13:00~15:50
コーディネータ: 佐藤 洋介(デンソー)
概要: 急激な円高・製品の価格破壊により、開発コスト低減は待った無しの状況になりつつあります。
このような状況の中、海外向け製品の海外現地設計・生産がこれまで以上に求められ、海外Outsourcingの活用など低価格・短納期開発を実現するための活動が活発化しつつあります。
以上の状況を受け、本セッションでは低価格・短納期開発を実現するための施策や、ソフト開発体制のグローバル化について議論します。
【第1部】「事例発表」
日時: 9/2 13:00~14:20
講師: 国内事例:高橋 修 (永和システムマネジメント)
海外事例:山岸 栄次 (KPIT)
概要: 組込みAgile、チケット駆動開発に関する事例発表

【第2部】「パネルディスカッション」
日時: 9/2 14:40~15:50
パネラ: 国内SIer: 高橋 修 (永和システムマネジメント)
海外SIer: 山ノ井 利美 (KPIT)
コンサル: 奥村 洋 (ガイアシステムソリューション)
コンサル: 川口 晃 (アクティビティ・デザイン)
製造業: 佐藤 洋介 (デンソー)
概要: 敵か味方か海外Outsourcing開発体制のグローバル化について議論する

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ポスター・デモ/プロジェクトアップデート

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