********************************************************************** セッションS1-e テーマ:ワークショップ形式による開発プロセスの振り返り4 コーディネータ:木元 峰之 日時:2010/09/03 21:00 〜 26:00 参加人数:5名 ********************************************************************** ■はじめに 参加者の確認   初めての方:3人   昨年参加された方:2人 初めての方に、やり方を説明します。 ピタゴラスイッチのように、こういう道具(ビー玉、鉛筆、JENGA、クリップなど) を使って組み立てます。 旗がついているキャップが1つあります。 道具を組み合わせて、最後に旗が動くものを作ります。 よい出来のものを作るのが目的ではありません。 これの作り方をドキュメントとして作成し、ドキュメンテーションを評価します。 ドキュメントには絵を使ってはいけません。 制約条件   鉛筆を折るなど、後で使う方が困るようなことはしないでください。   あとは自由に作っていただいて構いません。 評価方法   評価としては、再現できればOKです。   2チーム入れ替えて、再現できるかを確認します。 チーム分け   1年生チーム(3人)と2年生チーム(2人)に分けます。 ■2年生チーム(議事録担当所属)の作成工程 <システムの検討> とりあえずどういうのを作ろうか。 ドキュメンテーションがテーマだから、簡単でもいいんだよね。 でも、折角作るなら、面白いものを作りたい。(技術者魂) ドキュメンテーションの前の、面白いシステムを作るのが難しい。。。 まず、コアアイデアを固めた方がよい。 これだけの材料では、びっくりするものをいくつも作るのは難しいから、 びっくりする仕組みを1つ決めて、それが達成できる設計をする。 案1) クリップと鉛筆を組み合わせると、微妙な感覚で立っている。 少し触れるだけで倒れるから、それを使って倒すとか。 キャップを着けると倒れてしまう。 キャップが無い状態が、ちょうどよいバランス。 案2) 文房具ケースの蓋の溝も、ビー玉の道として使えるよ。 (色々試してみる。) その結果、びっくりさせるコアアイデアとしては、案1 を採用。 問題は、ビー玉が真っ直ぐ転がっていかない。 また、当たり所が悪いと、鉛筆の倒れる方向が期待通りでない。 成功率を高めるため、ビー玉の通り道を細くしてみる。 また、鉛筆が動かないように、JENGAで固定してみる。 そうすると、かなりの率で成功するようになった。 ここからボトムアップでシステム仕様を構築していく。 ビー玉を動かすトリガとして、ドミノを導入する。 ドミノを倒すトリガとして、鉛筆2本とクリップで作成した下り坂を ビー玉を転がすことで実現する。 1年生チームがあと15分かかるそうなので、 もっと拡張を考えてみる。 先程考えた案(案2)を元に、文房具ケースの溝から転がして、鉛筆の下り坂に繋げる。 文房具ケースの溝から落ちるように、キャップを4つ組み合わせたものを 溝に置いてみる。 文房具ケースから鉛筆の坂にビー玉が落ちたときに、 鉛筆の坂が倒れてしまったり、ビー玉が上手く乗らないことがあるので、 鉛筆の坂を2組にし、摩擦の高い消しゴムで動かないように固定してみる。 そうすることで、成功率が向上した。 講師より、ビー玉をどこかに置いて手を離すだけで、スタートできるほうがよい、 という意見をいただいたので、 文房具ケースの片側の下にJENGAを置いて、文房具ケースを傾けてみた。 なかなかよいものが完成した! さて、そろそろドキュメントを作成しよう。 しかし、これを短時間で表現するのはかなり難しそうだ! <作成したドキュメント> タイトル:旗倒し装置ユーザマニュアル 1.本書について 本書は、旗倒し装置のユーザマニュアルである。 旗倒し装置の作り方と、使い方について記載する。 2.本書の構成 ・装置概要 ・使用部品一覧 ・装置詳細 ・使い方 3.装置概要 (1) 球投入部 (2) ドミノ部 (3) ゲート及び旗部 (4) 旗倒し部 4.使用部品一覧 (1) 箱 部品が収納されていた箱を指す。箱は閉じているものとする。 (2) キャップ 鉛筆のキャップ。 (3) ジェンガ 木製ドミノパーツ (4) 球 ビー玉。但し、まっすぐ転がるものに限る。 (5) ケシゴム 白色のケシゴム。 (6) クリップ (7) 鉛筆 (8) 旗 5.装置詳細 (1) 球投入部   (a)使用部品     箱1つ、ジェンガ1つ、クリップ2つ、鉛筆4本、ケシゴム4つ、キャップ4個   (b)作り方     ①箱を蓋が上になるように置く。箱の閉じ口を右側になるようにする。     ②箱の奥側を持ち上げ、箱の下にジェンガを挿入する。      すなわち、ジェンガの上に箱が載る。      ジェンガと箱の横面は揃うように置く。      (ジェンガを奥に挿入しすぎないこと)     ③キャップ4個を重ねて、箱の手前側の溝に置く。      但し、キャップの細い側が左になるようにする。     ④鉛筆2本をクリップ1個でまとめる。      クリップの口に沿って、鉛筆2本を通し、鉛筆の片側がはみ出さないように      揃えて留める。     ⑤ケシゴム2つを、縦に積み重ねる。これを2組作る。      但し接触面が多くなるように積み重ねる。④に接するように置く。      位置はクリップ側と鉛筆が床に設置している側の2箇所とし、      ケシゴムが鉛筆の手前になるように置く。 (2) ドミノ部     ①(1)-(b)-④の鉛筆が床に接している点の右側2cmの位置に、ジェンガを置く。      但し、接触面積が最小になる面が床につくようにし、「JENGA」マークが      手前にくるようにする。      同様の置き方で、右に2cm毎に合計4つのジェンガを置く。     ②4つのジェンガの2cm右側に、ビー玉を置く。 (3) ゲート及び旗部   (a)使用部品     ジェンガ5つ、旗1つ   (b)作り方     ①ジェンガをジェンガの文字が上になるように置く。     ②その上に同じようにジェンガを置く。     ③同じものをもう1つ作成する。     ④既に作成したドミノ部のビー玉の右側2cmの位置に、      ジェンガ2つの組を並列にして、ビー玉が通る幅を空けて置く。     ⑤④で配置した2組のジェンガの上に、1つのジェンガを橋渡しするように置く。      その際、ジェンガの文字は横になるように置く。     ⑥⑤で配置したジェンガの真ん中に、旗を立てる。 (4) 旗倒し部   (a)使用部品     ジェンガ2個、鉛筆2本、クリップ1個   (b)作り方     ①クリップの口の穴(つまむ側の穴ではない)に、鉛筆1本を通す。      鉛筆の片側は、クリップの口からはみ出ないように揃える。      クリップのつまむ穴に、もう1本の鉛筆を通す。     ②①で作ったものを立てて置く。鉛筆が斜めに立つように立てる。      その際、斜め上の鉛筆の先が旗の上になるように立てる。      尚、立てておく際に、倒れないよう、バランスをとるよう注意すること。     ③ジェンガ2個を、ジェンガの文字が上になるように置く。      置く場所は、②で配置したものの、横たわっている鉛筆に沿って、      旗より遠い側に置く。 6.使い方 箱の左側に溝に、手前から10cmの位置にビー玉を置き、手を離す。 以下のように動作することが期待できる。 ①箱の溝をビー玉が転がり、キャップの上を通過し、箱から落ち、  2組の鉛筆の間を転がる。 ②ビー玉がジェンガで作ったドミノを倒す。  最後に倒れたドミノが、ビー玉を転がす。 ③転がったビー玉が、クリップに当たり、鉛筆を倒す。  倒れた鉛筆が、旗を倒す。 ■2年生チーム(議事録担当所属)による、1年生チーム作成のドキュメントの再現工程 <Bチームの作成したドキュメント> ※作業時に悩んだ箇所について、「#」付きのコメントを記録。 ○使用するもの ・ビー玉 ×2 ・クリップ ×6 ・鉛筆 ×10 ・消しゴム ×2 ・定規 ×1 ・ケース ×1 ・ジェンガの木片 ×12 ・鉛筆のキャップ ×7 ○直方体の面の定義(木片、消しゴム) 面A:最も広い面 面B:中間の面 面C:最も狭い面 ○ビー玉レール1 1.鉛筆を2本束ねて、テーブルに置き、これをクリップで挟む。 2.クリップの持ち手側をテーブルに接するうようにひっくり返す。 ○ビー玉レール2 ビー玉レール1において、金属キャップを2本の鉛筆それぞれに、 互い違いに被せたもの。 A)キャップなし。クリップの持ち手に垂直。 クリップの位置は、鉛筆の端とクリップの端が合うところに留める。 # 垂直ってどういう向きかよくわからなかった。 B)鉛筆2本を並べ、クリップを上から挟む。 挟む位置は、鉛筆の端とクリップの端を合わせるようにする。 C)鉛筆を2本並べ、クリップを上から挟む。 挟む位置は鉛筆の長さの中央とする。 # ここで鉛筆が足りなくなる。 # ビー玉レール1、2が不要だったと判断。 D)鉛筆を2本を並べ、鉛筆の側面からクリップで挟む。 2本の鉛筆には、キャップをそれぞれつける。 このとき、異なる端にキャップをつける。 クリップを挟む位置は、鉛筆の中央とする。 E)鉛筆を2本並べ、 鉛筆の側面からクリップで挟む。 2本の鉛筆には、キャップをそれぞれつける。 このとき、異なる端にキャップをつける。 クリップを挟む位置は鉛筆の端とし、クリップの端と鉛筆の端が合うようにする。 本ピタゴラスは、大きく分けて3つのグループでなりたつ。 グループ①:ビー玉の威力でクリアケースを閉める。 グループ②:締めた威力で、ゲートウェイを動かす。 グループ③:ゲートウェイに固定されていたビー玉を動かし、旗を倒す。 ○グループ①の作り方 1.Aをクリップの持ち手が地面に接するように置く。(A)は斜めに傾く) 2.その下にジェンガを置く。A)のクリップの持ち手の下に1つ、   Aの反対の端には2つのジェンガを置く。   ジェンガの置き方は、最も広い面積の面(面A)が地面に接するようにする。   (これでビー玉が安定して転がること) 3.A)のクリップをはさんでない側の端の延長線上に、   ジェンガを1つ立てて置く。(くっつけて置く)   ジェンガの置き方は、面積の最も狭い面(面C)を地面に接するようにし、   さらに最も広い面(面A)がAの方向を向くようにする。 4.3のジェンガの上に、もう1つのジェンガを置く。   置き方は、面Aが地面と水平、且つ、A)の鉛筆の縦長方向と同じ、   縦長方向とする。   さらに、そのジェンガの中心に3のジェンガの面Cが来るようにする。 5.4のジェンガの上に、消しゴムを置く。   4のジェンガが倒れないように置く。   消しゴムの面Aと、4のジェンガの面Aが接すること。   又、向きも揃えること。   更に、A)から遠い端に揃えること。 6.A)と消しゴムの延長線上に、ケースを置く。   ケースは、底を地面に接するように置く。   ケースは、開けたままにするため、定規で固定する。(つっかえ棒の役割)   ケースの向きは、A)側がケースの開け閉め側にする。   定規は、ひんじ(留め金)が延長となるようにする。 ビー玉をA)にレールの上から転がす。ビー玉が勢いで、3のジェンガをぶつける。 その勢いで、消しゴムをケース内に落とす。 その消しゴムがケース内の定規にあたり、ケースが完全に閉まる。 これを実現すること。 ○グループ②の作り方 ジェンガの木片4つを用意する。 ジェンガは面Aが上下となるように置く。 (ルール1)に従い、2つ並べて置き、その上にも2つ並べて置く。 下2つと上2つは、上から見たときにずれていないことを確認する。・・・① # (ルール1)って何? # 2つ並べて置き、その上にも2つ並べて置く。って、4つ並べること? B)をクリップの取っ手が下になるように置く。 B)のクリップが無い側を、 ケースのふたを空けた状態にして、ケースの正面右側のヘリに掛ける。 ケースの鉛筆とする位置は、ちょうつがいの向かい。 鉛筆のケースと接する位置は、鉛筆のクリップが無い方の端から4cmの位置とする。 ※この位置関係は、蓋を持ち上げた状態で手を離し、鉛筆に蓋が当たることで クリップ側が持ち上がることを期待している。・・・② C)をクリップの取っ手が下になるように置く。 その状態のまま、①の上にクリップを置く。・・・③ ②のクリップのケース側の端に、③の鉛筆の端が上に乗るようにする。 # この辺りの意味がよくわからない。。。 ③の鉛筆のケース側と反対方向の端が、D)の上になるようにする。 但し、この鉛筆の端は、D)の鉛筆の端と上から見て2cm重なるようにする。 また、D)とC)の鉛筆は触れてはならず、1cmほど開ける。 ※これはC)のケース側の端が上に上がったとき、C)のケースとは反対側が下がり、  D)の鉛筆のケース側の端を押し下げることを期待している。 [機構D] 鉛筆によるゲートが回転し、ビー玉の保持を開放する。 1.2本の鉛筆を束ねる。 2.金属キャップを互い違いに被せる。 3.2本の鉛筆の中間をクリップD1で挟む。 4.クリップD2で、消しゴムの面Aを挟む。 5.クリップD2の穴に金属キャップを通す。 6.クリップD2の穴に通した金属キャップの先端に、クリップD1の穴に通す。 7.クリップD1を立てた状態で、木片の上に載せる。   その際、木片は面Bを接地させる。   クリップD1の持ち手の間の金属キャップが、木片の非接地面に載るようにする。 # クリップD1をどう立てるかわからない。 # 木片の非接地面がどの面かわからない。 8.4で挟んだ消しゴムは、7で載せたクリップが木片から落ちないようにするための   ウェイトとして働かせる。 # よくわからなく、自信全くなし。 [機構E] ゲートによって保持されたビー玉をターゲットに当てる。 1.ビー玉レールを作る。 2.クリップ側にビー玉を載せる。ビー玉は[機構D] をゲートとして用いて   保持しておく。 3.木片を2個、ビー玉レールに鉛筆がテーブルに接している側に置く。 4.ゲートが開くと、ビー玉が転がり、ターゲットにぶつかるが、   3の木片は、ビー玉がターゲットに確実に当たるためのガイドと   なるように配置する。   この際、ターゲットと鉛筆は、ガイドとなる2つの木片に挟まれた状態となる。 [ターゲット] ターゲットは、フラッグの付いた金属キャップをテーブルに立てた状態で 置くものとする。 # ターゲット何処においてもよいの? [機構D]と[機構E]は全体の形状として直角になる。 ■合流してディスカッション Q1) 相手チームのドキュメントを読んで、どう思ったか。 ○2年目チームに対して ・使用部品一覧のところに、全体の数量が無かった。 ・使い方を見て初めて理解できた。 ・ドキュメント構成がすばらしいと思った。お互いが補完し合っていた。 ・文章の構成や、構成部が明確に分かれていたので、  最終的に動かなかったときに、ポイントをついて考えることができた。 ・こう実施する意味がわからなかった。  例えば、キャップを4つ重ねる意味が書かれていなかった。  キャップを1つにしても同じ結果だった。  また、消しゴムが置かれる意味がわからなかった。 ○1年目チームに対して ・使用部品が余ってしまいました。 ・ページ数が多くあり緻密だったが、どういう関係にあるのかがわからなかった。 ・同じ対象について、2種類言及されていたので、  どれが正しい記述かわからなかった。 Q2) こういうところ工夫した、という点はないか。 ○1年目チーム ・こう作ります、という手順を詳細に書いていっても、  何故そうするかがわからないと、仕組みが理解できない。  書かれた実装のままにしか対応できず、  実装が合っているか、書かれていることがマストなのかがわからない。  その結果、正解には辿りつけないだろう。  理由が記載されていれば、工夫してよりよい対応をすることができる。  そこで、設計意図や想定動作を記述するようにした。 ・モジュール化して対応した。  大まかに3つくらいに分けて、結合した。  どういう意図で作ったかがわからないところは、お互いに確認しながら進めた。 ・用語定義を行った。  表現の仕方が難しい箇所が多々あった。  最初は、思い思いに書いていった。  しかし、最初に用語定義しておけば、いちいち長文で書かなくてもよくなる  ことに気づいた。 ○2年目チーム ・ドキュメントの目次を最初に決めた。  それに従い、分担して対応した。 ・使い方と実装という分け方をすることで、  ある程度省略されていても、わかりやすくなった。 Q3) 書く側、読む側として、今後どうした方がよいか? ・ドキュメントとして構造化する。  形式としては、前書き、本論、結論をわかりやすくして書くことができるのではないか。  冷静に考えると、普段は構成を考えるのに、何故構成を考えなかったのだろう?  急かされたからか?  シビアにいうと、その習慣が身についていなかっただろう。  身についていれば、一定レベルのドキュメントが書けるはず。  条件によっては、習慣が発揮できない場合もある。 ・最初に合意事項を決める。  早めに、実装や意図が説明できていないと思ったときに、振り返るとよかった。 Q4) 構成があると、具体的にどうよいか? ・統一感が出る。  3人で分業すると、バラバラのドキュメント、一貫性の無いドキュメントに  なってしまうが、構成が決まっていると、統一できる。 ・ドキュメントから追った完成図がイメージしやすい。 ・構成を作ると確かに立派になるが、  それが短時間で作れることに関与するのか?  構成ができていることと、ドキュメントがよいことは、必然的な関係があるのか?  形式的に書かれていない、アドホックに書かれたドキュメントは、  読みにくいと感じるかも知れない。  それが、実際にテストしてみないとわからない。 Q5) これを仕事にどう活かすか? ・思ったようには理解されないことを、教訓としたい。  今回のルールで、字しか書いてはいけない理由は何か?  普段文字のみのコミュニケーション(メール)が多い。記録が残しやすい。  わざわざ図を描いて送ってくるケースは少ない。  質問のやり取りも文字で残せるが、質問文の出来が悪いケースがある。  設計上、相手のためを思ってやっているコミュニケーションであっても、  上手く伝わるとは限らない。 ・仕様書は自分が書いて、設計書は別の人が書くケースがある。  読み手の捉えかたは違う。  そのギャップを業務に活かしていきたい。  本に書いてあるが、同じことに対して、設計の視点も入れてやるのが重要。  このワークショップを通しても理解できた。 ・普段図で描くところも、文章で書くのもよいのかも知れない。  わからないところをあぶりだすことが出来るかも。  図は解釈がいらないが、文章は書けないならわからない。  わからないことが、文章を書く事でわかる。  写真を示しても、写真の通りに作れないのと同じ。 ・文章の目次構成を最初に決めること。  文章を作るのも、設計しているようなもの。  文章の目次構成を作るのも、設計の1つだと思い、  全員で決めるのか、1人で決めるのかの問題はあるが、  ある程度決めて、共通認識で作っておかないと、バラバラになっていき、  出来がよいものにならないのではないか?  文章の設計についても考え、時間をかけて中身の方に入っていった方がよい。  何を書くか決めれば、後で書くだけなので。 ・理由を書くのは重要。  意図が見えないまま、マニュアルに従ってやっていけば間違いないが、  それで勝負できるかというと、勝負できない。  マニュアル主義が批判される主な理由がこれ。  マニュアルを超えたところが勝負領域。  意図を汲み取ることができなければ、そのレベルに到達できない。  マニュアルだけでよいのか、という問いかけに通じる。 以上。