SWEST11プログラムの概要


SWEST/DAS共同基調講演 「人工衛星プロジェクト〜本命ミッションは人づくり!〜」

日時: 8/27 13:30〜14:50
講師: 竹内 修 (東大阪宇宙開発協同組合<SOHLA>前理事長)
概要: 中小企業があつまり、「夢を打ち上げよう」を合言葉にスタートした東大阪の人工衛星プロジェクト。その裏には、不況にあえぐ東大阪を、若者の集まる元気な町にしたいという夢がありました。
しかし、「夢」を掲げるだけでは何も進みません。プロジェクトが具体的に進むにつれ、さまざまな問題が表面化し、去る者あり、残る者ありと、幾度か危機に直面したこともありました。
そして、ここに残ってプロジェクトを推進していたのは、情熱いっぱいの若い技術者たちと、彼らを見守る中小企業の社長たちでした。情熱と純粋さゆえに傷つき、それでも泣きながらコブシを振り上げる若者と共に、生まれ変わろうと悪戦苦闘してきた今日までを講演いたします。

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DAS/SWEST共同基調講演 「C言語ベース設計に対する高位設計検証技術」

日時: 8/27 15:00〜16:20
講師: 藤田 昌宏 (東京大学)
概要: SoC設計を中心として、C言語ベース設計の導入が進んでいる。正しく動作するチップを速やかに設計するという観点からは、設計の初期段階である高位設計における設計検証技術が非常に重要になる。ここでは、C言語ベース設計に基づくハードウェア・ソフトウェア協調設計を念頭に、設計検証技術の現状と動向について解説する。形式的検証技術の実用的な利用および応用という視点に立つ技術に関し、モデルチェッキングと等価性検証技術に両面について説明していく。実際に利用して有意義な検証手法とするためには、設計最適化技術との連携も必須であり、対象を絞った検証技術の研究開発が活発に続けられている。また、シミュレーションにおいても、効果的なシミュレーションパターンを作成する際に形式的技術が利用されている。これらの動向をまとめながら、今後の方向性についても議論する。

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SWEST招待講演 
「組み込みシステムでのEclipse =オープンソースを通じての複雑性の克服=」
(英題:Eclipse in Embedded Systems Engineering: Mastering Complexity through Open Source)

日時: 8/28 12:50〜13:50
講師: Stephan Eberle (Geensys) ※通訳有
概要: 車載向け組み込みシステムの劇的な規模増大は既存のプロセス、ツールでの対応を不可能にしている。本講演では企業や製品特有用途への拡張性とオープンソースや市販ソフトを組み合わせる柔軟性を兼ね備えた開発プロセス、ツールチェーンをオープンソースEclipse上に協働可能プラットフォームとして構築する提案をする。
一例としてGeensys社が開発するAutosarに特化したEclipse上のオープンプラットフォームARTOPをあげその効果を示す。
英文概要(PDFファイル)

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夜の分科会1 「古今東西 雑誌編集者言いたい放題」

日時: 8/27 20:40〜22:30
コーディネータ: 佐藤 洋介 (デンソー)
概要: 組込み系雑誌編集者が集い、自分の雑誌のアピールや方向性の発表を実施いただき、パネルディスカッション形式で議論します。雑誌に対する新しい発見もあるでしょうし、また、雑誌編集者の方に直接要望を伝える絶好のチャンスですので、奮ってご参加ください。

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夜の分科会2 「ワークショップ形式による開発プロセスの振り返り3」

日時: 8/27 20:40〜22:30
コーディネータ: 木元 峰之
概要: 用意した題材を、参加者の方にチームで取り組んでいただくことで、日々の開発プロセスの課題や改善点をディスカッションしようという企画です。ワインバーグの本を参考にしています。
第3回となる今年は、これまでで定評のあるブラックボックスに加え、新しい題材を扱う予定です。プログラミング等の知識は必要ありませんので、どなた様も奮ってご参加ください。

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セッションS2-a 「組み込みシステムの低消費電力化技術」

日時: 8/28 9:00〜10:20
講師: 冨山 宏之 (名古屋大学),近藤 正章 (電気通信大学)
概要: 1990年代以降、携帯電話、携帯型ゲーム、MP3プレーヤなど、携帯型の電子・情報機器が急速に普及している。これらの組込みシステムを設計する際には、消費電力を最小化することが極めて重要である。なぜなら、消費電力はバッテリ寿命を直接的に決定し、バッテリ寿命は商品価値を決定する大きな要因であるからである。また、消費電力が大きいと、放熱のためのコストも高くなり、それは商品の販売価格に反映されることになる。また、環境保全の観点からも組込みシステムの低消費電力化は重要である。本講演では、組み込みシステムの低消費電力化技術の基礎と、学界および産業界の技術動向を分かりやすく解説する。まず、電力消費のメカニズムを解説した後、ソフトウェアとハードウェアの両面から、代表的な低消費電力化技術を解説する。

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セッションS2-b 「NEXCESSとQUBEの成果報告」

日時: 8/28 9:00〜10:20
講師: 山本 雅基 (名古屋大学 NCES),久住 憲嗣 (九州大学)
概要: 文部科学省/科学技術振興調整費を用いて,大学で社会人向けの組込み系教育が,ソフトウェアとハードウェアの双方で進められてきました.組込みソフトウェア教育については,平成16から20年度にかけて,名古屋大学でNEXCESS(ネクセス)が実施されました.他方,システムLSI教育については,平成17から21年度にかけて,九州大学でQUBE(キューブ)が実施されています.本セッションでは,両プログラムの経験をプログラムの推進者に語っていただきます.

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セッションS2-de 「80分で分かるモデル検証」

日時: 8/28 9:00〜10:20
講師: 小川 清 (名古屋市工業研究所)
概要: 産業総合研究所が出した、「4日で分かるモデル検証」は、理論ではなく実践でモデル検証が分かる書籍です。 SWESTでは、過去にもSPINのセミナはありましたが、ここまで実用的な内容にまとまってくると、普通のプログラマがモデル検証できるようになったと実感が持てます。 そこで、80分で分かるモデル検証というセッションを開催したいと思います。
※ ノートPC持参

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セッションS3-a 「仮想化な、まああてにすな ひどすぎる乱立」

日時: 8/28 10:30〜11:50
講師: 竹岡 尚三 (アックス)
概要: VMware, Xen, KVMなどなど様々な仮想化を実現するソフトウェアが開発されている。しかし、そもそも仮想化は大型計算機の世界には長く存在している技術である。仮想化の原点と原理に立ち返り、そもそも仮想化技術とは何かを考える。それから、現在の実現されている仮想化技術を俯瞰し、現在のデスクトップやエンタープライズの仮想化が何を目指しているかを、考える。そして、SWESTらしい組込みの仮想化のあるべき姿を考える。

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セッションS3-b 「不況の今こそ人材養成」

日時: 8/28 10:30〜11:50
コーディネータ: 山本 雅基 (名古屋大学 NCES)
パネラ: 石川 賢司 (富士通ラーニングメディア),近森 満 (サードプロ),
中島 徹 (中部経済産業局),原田 久光 (原田車両設計),
久住 憲嗣 (九州大学),足立 久美 (デンソー)
概要: 私たち組み込みシステム技術者は,100年に1度と言われる世界規模の不況の影響を受けています.不況時には教育と研究に関する経費がカットされることは,技術者の我々にとって直接的な問題です.本セッションでは,経営者や現場の技術者をお呼びし,不況時の経営判断や,工夫しながら人材養成に取り組む事例を紹介し,不況に克つ企業をつくる人材養成のあり方を,パネル形式で議論します.

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セッションS3-de 「Interface連載記事で書ききれなかったこと」

日時: 8/28 10:30〜11:50
講師: 佐藤 洋介/山郷 成仁 (デンソー),間瀬 順一 (アイシン・コムクルーズ)
概要: 本セッションは、Interface連載記事と連動するセッションです。 「現場におけるシステム設計/テスト・ソフトウェア実装手法」を中心に解説します。また、記事に関する質疑応答、議論を実施します。

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セッションS4-a 「Androidとは? 〜組み込み視点から〜」

日時: 8/28 14:00〜15:20
講師: 大石 亮介 (富士通研究所, 日本Androidの会)
みずの みつお (サン電子, 日本Androidの会 組み込みWG)
嶋 是一 (日本Androidの会 幹事)
概要: AndroidはGoogle社が提供している、Linuxをベースとしたオープンソースの携帯電話用プラットフォームである。Androidは、既存のLinuxベースの携帯プラットフォームとも一味異なった特徴を持っている。またSDKもオープンソースで提供されている。アプリケーションはほぼ標準的なJavaベースの環境で開発でき、SDKやシミュレータもオープンソースで配布されているため、アプリケーション開発やポーティングへの自由度も非常に高い。今回のチュートリアルでは、Androidの概要、日本や海外でのAndroidの動きについて解説するとともに、組み込みやHW開発の技術者にとってのAndroidがもたらしてくれる可能性について考えてみる。

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セッションS4-b 「組込み機器×クラウド=???」

日時: 8/28 14:00〜15:20
講師: 太田 寛 (マイクロソフト)
概要: 各社のクラウド戦略と、その中での組込み機器の位置付けを概観し、特にマイクロソフトが提唱するSoftware+Servicesにおいて、クラウド技術からみた組込み機器、組込み機器からみたクラウド技術を解説します。 そのうえで、今IT系で広がっているクラウドの波が、どのように組込み機器開発に影響を及ぼしていくかを語り、参加した皆さんと近未来について議論します。

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セッションS4-de/S5-de 「Interface付録ボードを実際に動かしてみる」

日時: 8/28 14:00〜15:20
コーディネータ: 江崎 雅康 (イーエスピー企画),渡部 謹二 (名古屋市工業研究所)
概要: 本セッションは、Interface連載記事と連動するセッションです。 Interface付録ARMマイコン基板と、ライン・トレース・カー拡張キットを使用し、ライン・トレース・カーを実際に開発します。出入り自由なので、奮ってご参加ください。

・ハンダづけ、開発環境のインストール、サンプルプログラムのダウンロード
・プログラミング
・JTAGデバッグのデモ
・ライントレースカー、ベースボードキットをつかったサンプル
などを予定しています。付録ボードを眠らさず、遊び倒そう!!


○お持ちいただくもの
・USBケーブルTypeB *注意1
・ノートPC
・Interface 2009年4月号*注意5
・Interface 2009年5月号(付録ARM基板含む)*注意4
・付録ARM基板追加部品(USBターゲットコネクタTypeB×2、2ピンヘッダ×2、ショートジャンパ×2、10ピン2列ボックスコネクタ、20ピン2列ピンヘッダ×3、ショットキーバリアダイオード×1)*注意2、3、4
・ライントレースカーキット*注意4

*注意1:貸し出しをいたしますが数に限りがあります。
*注意2:Interface誌2009年5月号p46表6に列挙されている部品。リセット用スイッチをジャンパスイッチで代用しています。
*注意3:ショットキーバリアダイオードは無くても動きますが回路保護上つけたほうがこのましいです。またチップタイプでは接続できません。
*注意4:雑誌・パーツ類はCQ出版様のご好意でポスターセッション時に販売もいたしますが数に限りがあります。可能な限りあらかじめ入手しお持ちください。
*注意5:インストール方法などが記載されています。お持ちでしたら持ってきてください。

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セッションS5-a 「Androidを語る!」

日時: 8/28 15:30〜16:50
コーディネータ: 今村 謙之 (日本Androidの会,一般社団法人Open Embedded Software Foundation)
パネラ: みずの みつお (サン電子,日本Androidの会 組み込みWG)
大石 亮介 (富士通研究所,日本Androidの会)
大西 秀一 (ヴィッツ,日本Androidの会)
出村 成和 (サーバントネットワーク,日本Androidの会 金沢支部)
概要: Google社が提供している、Linuxをベースとしたオープンソースの携帯電話用プラットフォームであるAndroidについて、日本Androidの会のメンバーから募集した有志の精鋭パネリスト(?)に、熱く語っていただきます。主なテーマとして以下のような内容を考えています。
・Androidでは何ができるのか
-携帯電話として、スマートフォンとして
-組み込みのフレームワークとして
-アプリケーション・組み込み・ハードウェアの橋渡しとして
・Androidはどのように使えるのか
-今までの携帯と何が違うのか
-他のアーキテクチャ(x86等、携帯以外のデバイス)へのポーティング
・Androidはどのような機器で使えるのか
・Androidのメリットとデメリット

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セッションS5-b 「組込み開発現場のコスト削減“技術”を集めよう」

日時: 8/28 15:30〜16:50
コーディネータ: 西 康晴 (電気通信大学),山郷 成仁 (デンソー)
概要: 不況の中、組込み開発現場ではこれまで以上にコスト削減が叫ばれている。 しかし短期的な視点に立った施策だけでは、品質や将来につながる技術力の 低下に陥りかねない。何のためにどのような品質や技術力を保持すべきかを きちんと考えた上で、コスト削減技術についてワークショップ形式で議論します。

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ポスター・デモ/プロジェクトアップデート

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