SWEST10プログラムの概要
基調講演
日時: 9/4 13:10〜14:30
「組込みシステム開発の次の10年を考える」
講師: 高田 広章(名古屋大学)
地方発の技術を盛り上げるには?(仮)
日時: 9/4 20:30-22:30 S1-a
分類: 夜の分科会
概要: 地方の活性化が叫ばれて久しいですが,実際に技術の研究・開発を行う立場から見たとき,実態はどうなのでしょうか? 堅苦しい建前の話は抜きにして,理想も愚痴も合わせ飲んで本音をぶつけ合いましょう!
コーディネータ: 山崎 進(北九州市立大学)
ワークショップによる開発プロセスの振り返り2
日時: 9/4 20:30-22:30 S1-b
分類: 夜の分科会
概要: 前回のswestではじめてワークショップをおこなったので、その経験をいかして第2回です。前回おこなった2つの演習のうち、片方はそのまま、もう片方はアップグレードする形を考えています。もし去年の参加者(2年生?)が多ければ、その人たちを別チームにしようと思っています。
コーディネータ: 木元峰之
実践!なぜなぜ分析 パート2
日時: 9/4 20:30-22:30 S1-c
分類: 夜の分科会
概要: SWEST9でデンソー佐藤さんが実施された分科会と同じ趣旨で行います。なぜなぜ分析は、発生した問題に対して「なぜ」を繰り返して、真因にたどりつき、有効な再発防止策を立案します。例をもとにグループディスカッションを行います。若いかたにこの手法を経験していただきたいため、気分は30台以下の方に参加者を限定させてください。
コーディネータ: 間瀬 順一(アイシン・コムクルーズ)
産学連携斡旋 -組込み業界の出会い系
日時: 9/4 20:30-22:30 S1-d
分類: 夜の分科会
概要: 組込み業界の産学連携を活発化させるにはどうすればいいか。連携における課題は何か。産・学両方の立場から問題点の抽出と対策について考え、これからのSWESTを産学の出会い系としてみんなで盛り上げて行きましょう!
コーディネータ: 松崎 浩幸(三菱電機マイコン機器ソフトウェア)
組込みソフト技術者のための形式手法入門
日時: 9/5 9:20-10:50 S2-a
11:00-12:30 S3-a
分類: モデル
概要: ソフトウェア開発の品質向上策として注目されている形式手法について難解な数式を使わずに図やデモを用いて、直感的な理解を進め、参加者がモデル検査を試行できる能力・意欲を身に着けられるチュートリアルを行う。
講師: 篠崎 孝一(関西電力)、早水 公二(メルコ・パワー・システムズ)、野中 哲(トゥルーロジック)、藤倉 俊幸(イーソル)
コーディネータ: 山郷 成仁(デンソー)
実践! QFD+FMEA
日時: 9/5 9:20〜10:50 S2-b
11:00〜12:30 S3-b
分類: ワーク
概要: 品質工学的手法として有名な、QFD(品質機能展開)とFMEA(故障モード解析)。これらは、組込みシステム開発においても有効なツールに成り得ます...が、慣れない人にとっては、教科書を読んでも、なかなかとっつき難いものかもしれません。本セッションでは、教科書的な系統的な学習はやりません。そのエッセンスだけを対象に、コデザインや機能安全などSWEST的な例題をモチーフに、実践中心のチュートリアルを行います。より深く学びたい人にとっての、きっかけになればと思います。
コーディネータ: 高野 裕之(東芝セミコンダクター社)
Verilogスタイルガイドこんなコードもコンパイルエラーにならない
日時: 9/5 9:20〜10:50 S2-c
分類: 基盤技術
概要: Verilogは、C言語と同様、あいまいなソースコードもコンパイルエラーにならないことがあります。シミュレーションはできるが合成できない、合成できるが挙動が想定と違うことがあります。STARCのVerilog-HDLスタイルガイドは、C言語のMISRA-Cのような、言語仕様、コンパイラのあいまいなところを避け、より安心なプログラムを組めるように案内してくれます。
講師: 小川 清(名古屋市工業研究所)
付録ボードを実際に動かしてみる
日時: 9/5 9:20〜10:50 S2-d
分類: ワーク
概要: デザインウェーブ2008.5付属ARM Cortex-M3プロセッサ基盤を使って、部品実装、動作確認をします。和気藹々と楽しめるセッションを目指します。参加される方は雑誌、基盤、パーツ、ケーブル(USB - miniUSB)、ノートPCをお持ちください(詳細は雑誌を参照のこと)。雑誌とパーツは1日目に販売されますが、数に限りがあります。
コーディネータ: 江崎 雅康(イーエスピー企画)、渡部 謹二(三重大学)
車載LAN動向
日時: 9/5 11:00〜12:30 S3-c
分類: 基盤技術
概要:
近年、車は『走る』・『曲がる』・『止まる』だけでなく、快適性・クリーン環境・安全性への対応のためにさらに電子化が進んでいます。これらを実現するために、高級車で100個以上のECUが搭載されていると言われており、各ECUは車載ネットワークで接続されています。
本セッションでは、デファクトスタンダードとして使用されているCANプロトコルを中心に、車載ネットワーク全般の概要とCANプロトコルの不足を補うために誕生したFlexRayプロトコルなどの次世代ネットワークの動向を説明します。
講師: 藤沢 行雄(ルネサス)
組込み業界の新3Kを考える〜幸せとは何かを見つけよう!〜
日時: 9/5 11:00〜12:30 S3-d
分類: 基盤技術
概要:
近年の組込みシステム開発は、大規模化、複雑化、短納期化、コスト削減等に追われ、技術者の環境はとても過酷な状況にあります。残業や休日出勤が多く、気分転換もできない方は多いのではないでしょうか。そのため、3Kどころか「7K」とまで言われています。これはとても悲しいことですよね。
そこで本セッションでは、組込み業界の「よい意味での3K」となるものを、新たに定義したいと思います。現状のよい面を出し合い、現状のよくない面は、どう改善していくとよいか検討しましょう。当日は、グループディスカッション、グループワークを中心に行い、最後に発表していただきます。色んな方の意見を吸収し、参加者は勿論のこと、日本の技術者皆がハッピーになれる答えを模索したいと思います。
関心のある方、本セッションへの参加、お待ちしております。
コーディネータ: 森川 聡久(ヴィッツ)
車載ソフトウェアプラットフォーム技術動向
日時: 9/5 13:30〜15:00 S4-a
分類: モデル
概要: 近年、車載ソフトウェアは大規模・複雑化の一途を辿っており、開発の一層の効率化が求められている。この課題を解決するため、AUTOSARやJASPARなどに代表される車載ソフトウェアプラットフォームを標準化する活動が活発化してきている。本講演では、車載プラットフォームベース開発に向けて必要となる技術・技法について、デモを交えながら具体的に解説する。
講師: 佐藤 洋介(デンソー)
テストの戦略を立ててみるテスト Returns!
日時: 9/5 13:30-15:00 S4-b
15:10-16:40 S5-b
分類: ワーク
概要: 昨年度のswest9にて、当日発表したお題についてテスト戦略を立ててみて、その結果を品評しあうというトライアルを実施してみました。テスト戦略を立てるときの、おのおののアプローチや考え方を知ることによって、自分にはない様々な観点の気付きが得られ、最後に行った品評会では大いに盛り上がりました。そんなわけで、今年ももう一度という声が多く、好評だった昨年に引き続き、今年度は「テスト戦略を立ててみるテストReturns!」と題して、あの盛り上がりをもう一度再現します。是非参加者のみんなで体験を共有して、現場での実際のテスト戦略の立案に役立ててみてください。今回もお題は当日発表!こうご期待!
講師: 池田 暁(日立情報通信エンジニアリング)、森 孝夫(三栄ハイテックス)
コーディネータ: 片山 徹郎(宮崎大学)
マルチコア用コンパイル技術の現在
日時: 9/5 13:30〜15:00 S4-c
分類: 基盤技術
概要: マイクロプロセッサのマルチコア化があやゆる応用分野で見られ、組込分野ももちろん例外ではない。しかしながら、多くの開発者にとって、これらのマルチコアを何に使うか、どのようにプログラムを開発するかは明らかではない。ここでは特に今後のマルチコア用プログラム開発に大きな影響を及ぼすと考えられるコンパイラに関して、これまでの並列化コンパイラの状況を簡単にまとめ、さらに現在の国内外の最先端のコンパイラに関する研究を解説する。
講師: 木村 啓二(早稲田大学)
可読性って何だろう 〜 コーディングルールをどう使う?
日時: 9/5 13:30〜15:00 S4-d
分類: 議論
概要: コード品質として今ひとつ基準がはっきりしていない「可読性」について、コードの「何」が理解しやすいと「可読性が良いコード」になるのか、コードで優先的に表現すべきことは何か、などなど、「可読性の良さ」を構成するコードの特徴について、参加された皆様の思想/感性/薀蓄を語っていただこうと思います。 (C言語/組込みソフト開発を中心に御意見を頂きます。)一方、目に見える形で今そこにあるコーディングルールについて、「×××というルールのおかげで、可読性がこんな事に・・・」という忌憚のない御意見を頂いて、可読性の良さを構成する要素が、どんな形でコーディングルールに反映されているか(台無しにされているか)、討議を通じて少しでもまとめてみたいと思います。
コーディネータ: 井村 米和(SESSAME WG3)
DSL
日時: 9/5 15:10〜16:40 S5-a
分類: モデル
概要: 組込みシステム開発におけるモデリング対象となるシステムは多岐に渡っているため、統一モデリング言語を適用する場合には課題が多い。現在、各ドメインに特化したモデリング言語(Domain Specific Language)を使用する動きが活発化している。本討議では、DSL技術の現状を紹介し、DSLの活用について議論する。
講師: Laurent Safa(松下電工)
コーディネータ: 佐藤 洋介(デンソー)
Linux のリアルタイム性能及び機能
日時: 9/5 15:10〜16:40 S5-c
分類: 基盤技術
概要: 近年,組込みシステムでも Linuxが普及している.現状のLinuxのリアルタイム性能はどのように実現されており,その性能や制限はどこにあるのか,といった話題を提供する.
講師: 菅谷 みどり(ディペンダブル組込みOS研究開発センター)
Hamana-5〜育成につかえるか?〜
日時: 9/5 15:10〜16:40 S5-d
分類: 議論
概要: Hamanaプロジェクトは過去5年の活動を通して組込みシステム技術者のための教材として活用できるかを目標にしてきました。 Hamana-5では節目の年として、人材育成に有効であるかをディスカッション形式で検討いたします。
コーディネータ: 大西 秀一(ヴィッツ)