プロジェクトアップデート D - 会場の広さ(席数などでもOK) B会場 - 参加者の数 60 人くらい [高田先生 ITRON, TOPPERS, CEST pp93] 初めにプロジェクトアップデートの方針を説明する。 組込みシステム関連学会が増えてきたので、一般発表は行わないことにした。 そのかわりに、様々なプロジェクトの進捗等の紹介をしていきたいと思い、この セッションを開催した。組込み関連プロジェクトで、にたようなプロジェクトが あれば、いっしょに協力していけるような場が欲しい。ここでは、どんなプロジ ェクトがあるかを紹介していきたい。今年は初めての開催なので、プロジェクト アップデートという名はおかしいが、来年からは差分の紹介になるだろう。 - ITRON 組込みシステム向けのリアルタイムOSとそれに関連する仕様の標準化。 進行中 デバイスドライバ検討会 ITRONではデバイスドライバはアプリケーションのひとつなのだが実装が大変。 ポータビリティをもたせてつくるのも大変。 PDIC (BIOSのようなもの)の標準化 => 加藤さんが中心? デバイスドライバ設計ガイドライン TRONポータビィリティ - TOPPERS 組込みソフトウエアの基盤となる各種のソフトウエアをオープンソースとして 実現。NPO法人を立ち上げていて、その会員を募集している。 プロジェクトのねらい ITRONを実装 (現世代のRTOSの決定版をつくる) 次世代のリアルタイムOS技術の開発 組込みソフトウェア技術者の育成 (オープンソースを通じて) いろんなプロジェクトある。 - CEST 組込みシステム開発技術研究会 豊橋地域を中心とした、産学共同の研究会 名古屋から浜松の企業が参加。SWESTのローカル版のようなもの。 話題提供者のネタをもとにいろんな議論をしていこう。 産産の技術交流が主になっている。 組込みソフトウエアのデザインパターン(コードパターン?)の検討等の議論をし ている。これを通じ、いろんな会社で使われている手法が聞けて、たのしい。 - T-Engine トロンからの発展形。 プロジェクトのポイント。 Ubiquitous Computing 向けのオープンなリアルタイム開発環境 eTRON (PKI,....) のセキュリティアーキテクチャをサポート ハードウエア、RTOS、オブジェクトファイルフォーマット等を標準化。 ミドルウエアの流通が目的。 - Emblem 組込みシステムにかかわる技術者、マーケティング担当者による交流会 ここのところやや低調? 組込みシステム開発技術展として ESEC, ET がある。ほぼ同じような展示会。 [中島先生 Embelix、組込みシステムと学会 pp.88] - Embelix 日本embedded linux consosiumとは? 2000/7にスタート、100社程度の会員企業 2003/9にNPOになる予定。 組込みでLinuxを使用する場合のさまざまな問題点を議論するWG. GPLの法的な問題等の議論 開発環境のWG、ハイブリッドアーキテクチャWGから仕様がでてきている。 CELinux fourumが活動開始 課題: 応答性、ブートタイムの高速化、電源管理の改良、教育、GPL、 セキュリティ、信頼性、安全性をどう改良していくか。 組込みLinuxの将来 情報applianceがおおきなターゲットだろう 情報applianceというとあんまりないように思われがちだが、将来爆発的に増えるだろう。 D. Norman. Invisible computer EU, Disappearing computer 情報applianceにはWeb, UPnPなどのミドルウエアが必須。 このようなものにLinuxをつ かうのがいい。 - 組込みシステムと学会 将来性のあるさまざまな技術が大学等から発表されている これらの情報を知ることが将来の予測に重要 広いエリアの知識は重要である 組込みシステム関連技術は日本は進んでいるようにみえるが、 理論的な話しは日本は遅れているので、勉強する必要がある。 海外の発表を日本の技術者も追う必要がある。 - 国際会議 (pp. 88) -- 組込みソフトウェア関連学会 [書記注: 関連URIを入れておきました] LCTES http://www.cs.purdue.edu/s3/LCTES03/ SCOPES http://www.complang.tuwien.ac.at/scopes03/ EMSOFT http://www.emsoft.org/ 詳細は検索してください。 -- リアルタイム関連の国際会議 RTSS http://rtss2003.ece.cmu.edu/ RTAS http://rtas.cs.pitt.edu/rtashome.htm RTCSA http://rtcsa2003.ee.ncku.edu.tw/ 時間制約を満すためのスケジューリングアルゴリズム等が良く研究されている。 最悪実行時間をみつもるためのツールの研究等。 理論的な話がわりと多い。 -- Ubiquitous Computing 関連の国際会議 Ubicomp 様々な分野の人がきてる http://ubicomp.org/ubicomp2003/ Percom 新しい学会 http://ubicomp.org/ubicomp2003/ MobiSys http://www.usenix.org/events/bytopic/mobisys.html CHI UCではヒューマンファクタが重要 http://sigchi.org/chi2003/ AD 情報アプライアンス関連の学会 http://www.appliancedesign.org/2ad/ -- system software 関連国際会議 SOSP http://www.cs.rochester.edu/sosp2003/ OSDI http://www.usenix.org/events/osdi02/ Middleware http://middleware2003.inf.puc-rio.br/ ICDCS http://www.cse.msu.edu/icdcs/ 一箇所だけみていれば良いわけではなく、複数の学会をフォローする必要がある。 可能なら投稿してほしい。 [東芝 平山氏 ソフトウエア工学研究会 組込みソフトウエア関連活動 (pp. 181)] 情報処理学会 ソフトウエア工学研究会 組込みソフトウエア関連の活動を行っていく。 春から、組込みソフトウエアWGとして活動? 組込みSWにかんする現状の課題整理 様々なファクターがある (pp. 181 下図参照) 工学的に開発できそうな領域はないか? テーマ1 関連技術の体系化。 大学だけでは実行できないので、実際にフィールドでやってる人の意見が必要。 意見を両者からだしあってやっていきたい。 テーマ2 日本発の新しめの技術を出していく 検証とか、テストあたりで、新しいことをねらっていこう。 step-1 組込みソフトウエア開発にかんする現状の把握 詳細に調査をおこなって、どのようなソリューションがあるかを、調べている。 組込みソフトウエア技術マップの基本的かんがえかた CMM 採用していてもいろんなレベルがある 現状把握がひつよう。そのあたりを体系的に整理したい。 組込みソフトウエア技術マップ 企業、コンサル、etc.の協力で。 ドメインによって、けっこう違う 様々なドメインの特性をかんがえつつ、なにをやるか、どうやるかを、 整理していきたい。 テーマ2: 開発技術タスクフォース ソフトウエア工学シンポジウム2003 組込みソフトウエア研究 開発のリエンジニアリングをめざして。 背景、ねらい。 大学でどんなことやってるか。 企業の事例の発表 組込みソフトの技術レベルの向上がねらい 菊野先生 −> 信頼性 トヨタの重松さん。 さまざまな話題を組込みという観点で紹介していきたい。 パネル: どんなことをやっていくべきかを議論したい。 投稿はA4 1枚のみ いろんな事例を発表してほしい。 [西先生 SESSAME pp.175] 教育のはなしをする研究会 組込みシステムの開発現場の惨状 (WWWでみれる) - 現場は非常に苦労して開発している。 - 組込みシステムの技術者はけっして不勉強ではない - 現場の技術者は八方ふさがりだとおもっている 数万人以上くみこみ技術者や管理者が不足している。 10万人育成する! SESSAMEの紹介 詳細についてはセサミのWWWをみてほしい。 また、10万人育成するということだけ、覚えてほしい。 成果物はオープンプロダクト:すべてただでダウンロード可能 社内セミナー用マテリアル 教科書リスト 組込みシステム技術者向けの用語集 等がある。 オープンコミュニティでプロジェクトを推進している。 ただでさえ皆さんいそがしいので、時と場所をえらばないように、ネットで 議論している。 ベストエフォート 多忙な技術者のために、手のあいてるときにcontributeしやすいように配慮している。 ユーザになるには? もとめよ、さればあたえられん。の精神でやっている。 セサミに、がーんとリクエストしたり、改良点のリクエストだけなげてくれればいい。 レゴで作成したししおどしのデモ。 http://www.sessame.jp/ [鈴木さん ソフトウエア技術者協会 (SEA) 別紙] 産から学から、いろんな人がきている。 プロセス分科会には現場でやってるトップクラスの人がいる。 くわしくはWWWをみてください。 問題はなんで、組込み分科会がないの? フランクにはなしできる場がほしい。=> 非公式な組込み向けの分科会はあります。 組込みの話が多いシンポジウムである。 経験論文の制度がある。ちゃんとした論文も受け付けているが、 abstruct と ppt資料のみからなる事例報告も受け付けている。 是非投稿してください。 来年は岡山。 来年は、新しいアイデアの提案もうけいれていきたい。完全性は必要なし。 [冨山さん EDA関連の会議と展示会 pp. 89] 組込みシステムはEDA業界で重要視されてきている。 -- EDA関連学会 [書記注:関連URIをいれておきました。] ICCD http://www.iccd-conference.org/html/index.htm DAC http://www.dac.com/ DATE http://www.date-conference.com/ ASP-DAC http://www.aspdac.com/ わしくは資料をみてください。 ASP-DACだけ紹介する。 EDSFair[http://www.edsfair.com/]と同時開催。 一度参加して二度おいしいので、ぜひ参加してほしい。 組込みソフトの人もEDA関連に参加して、技術交流していってほしい。 [荒木氏 STOC (SpecC Tchnology Open Consortium) 別紙] 国際コンソーシアムである。 言語を通じシステムレベルの議論をしていく。 ソフトとハードを共通の言語で記述 セマンティックスの定義、様々なハードを記述するための拡張等を行なってきた。 現在の言語バージョンは2.0。ホームページをみてほしい。 リファレンスコンパイラ、シミュレータがホームページからダウンロード可能。 SpecC <−> Verilog VHDL自動変換ツールの開発を行なっている オープンソースコードで、最終的には公開する予定である。 ツール作成等を、インターナショナルにやっている。 協力してくれるかたは、ホームページに詳細がのっていますので、ぜひみてください。 [黒坂氏 JEITA EDA技術専門委員会 SLD研究会の紹介 pp.177] もう無くなってしまう研究会だが、組込みソフトウェア業界のみなさまと 友達になれたらという観点で紹介する。 System Level Designの研究会。DA, 組込みと仲良くやりたい。 どんなことをやっているか? => SLD、 デシミクロンのデザイン、標準化(まるなげ化)、EDS fair(いっしょに やったりできる) 設計者アンケートなんかも可能。複数社にリクエストすることができる。 なくなってしまう研究会だが、WWWもみてほしい。 しばらく定期的にアップデートがある。 [http://eda.ics.es.osaka-u.ac.jp/jeita/eda/project/sld/index.html] [質疑応答] 時間の関係上無し。 + 記録者自身の感想 さまざまなプロジェクトを概観できて良かった。 ただ、全体的にもうすこしエッセンスだけを発表するようにし、 質疑応答の時間が十分にとれると良いように感じた。