基調講演 チャレンジ&チャレンジ 今日本に必要とされているチャレンジ 7月31日 12:45〜14:00 参加者120人程度 講演者 鈴木文雄(アーベル・システムズ株式会社 代表取締役) 講演内容 ━━━━━ここから━━━━━ 何のためのチャレンジか 個人を越えた社会(会社、国家)への責任 どうやって納期に間にあわせるか 社会からは逃げられない 新入社員の夢(アンケート) 世界一周、スカイダイビング、旅行、結婚、何もしないでいる、全てを知る/見る => 幸せな中で、自分に磨きをかけたいという願望 (チャレンジにおける)行動基準 考えることについては、可能性は無限である 実際の行動については、可能性は無限ではない 何かをやり始めるときに、「そんなことは無理だ」と言うことが多い その時に、どう可能にするかを考えることがチャレンジ これが限界と思ってから、考えることが力になる サミエル=ウルマン 青春とは 人生の期間ではなく、 たくましい意思・ゆたかな創造力・もえる情熱 である 可能性の壁 他人から教わらないことを条件に、京都の蝶を何種類捕えられるかに挑戦した 毎年300万程かけて勉強した 110種程いる内の、94種捕った 期間が経過するに従って、出せる成果が少なくなっていく。 高い成果を長い期間出し続けるには、相当大きなキャパシティが必要 脱工業化をやめよう 製造業は雇用の90%を占めている。組み込み分野は大切。 製造業は日本にとって大切。 21世紀へのチャレンジ 20世紀の 社会・科学の歪みへの対応、調和 日本人の心の再生 自然、恵み、宗教 何の為に会社を起こすのか→テーマが必要。 数学で動く経済→歪み、本当に幸せか? 日本は多神教で、自然の恵みが多い。これを基盤にチャレンジする バラシの学問の薦め 自動車、計算機、高周波機器の解体、組み立て 構造と原理の理解 難しさの理解 絶対に抜けない部品をどうやって抜くか? もチャレンジ。 計測の学問の薦め ある特定の機器/目的 馬力計 特定ルーチンの所要処理時間 動作の基本の理解 原理の理解 機器の理解 計測の基本をどうやって行うのか、を知らないと精度が出せない。 六官の磨きの薦め 六官=五官+心 六官を磨いて五感とする 感性が技術を磨く 基礎データを集めて、機械と心を通わす 推理 想像 常識の高揚 余裕 10倍、1/10化の薦め 今の性能、価格を10倍、1/10にする。 やりとげると、自分がスーパーマンになった自信をもつ 2倍、1/2になるのはあたりまえ チャレンジによって10倍、1/10にする。 睡眠の工夫の薦め 寝ずにいる方法 護摩供養で居眠りしない方法と同じ いかに神経を休めるか 睡眠8時間のうち、 精神が休むのは4時間で、これを分散させる(一日に何回も休む) 肉体はなんとかなる この方法で2週間寝なくても平気 食事摂取方法の工夫の薦め 1時間毎に食事をする 1時間に消耗するカロリーは平均100 kcal カロリーメイトを1時間に1本食べるとちょうどよい プロジェクト中はタイエットをやめる 創造的、独創的製品への努力 例 OS adaptable OS 各種skeltonのダイナミックな吸収 特許、新製品 TRIZの活用 Co-Brainの活用 Semiconductor Low-K Dielectric Semiconductor 最後に サミエル・ウルマンの青春の詩を思い、 21世紀の夢、英知、希望の実現のために 厳しく自分にチャレンジいたしましょう ━━━━━ここまで━━━━━ 質疑応答 Q.期間、成果のグラフは、どこが何を示しているのか  よくわからなかったのでもう少し詳しく教えてください。 A.あるキャパシティの中で、何かをやろうとすると  反比例のグラフに近くなる。 Q.バラシの学問の薦めについて、ただ単に物をバラして  そのあと組み立てさせることに意味があるのか、  どうやって意味を持たせているか? A.高周波機器など、もとに戻せるか聞く。  微妙な差で戻らないこともある難しさなどを教えるようにしている。 Q.バラシの学問をソフトに応用するにはどうしたらいいか?  リバースエンジニアリングはできるが、もとに戻す必要がない。 A.ソフトウェアについては、元のものと置き替えられるものを作る  ことが、「もとに戻す」ことにあたる。 以上