********************************************************************** セッションs5b チュートリアル テーマ:ソフトウェア開発のモデリングはどう進化したら効果的なのか?過去を振り返りながら、皆で議論提案してみよう! 講師:鈴村 延保(アイシン・コムクルーズ株式会社) 日時:2016/08/26 14:30~15:50 参加人数:約15名 ********************************************************************** 目次  ・はじめに  ・sysML 2.0の提案や課題認識をみてみる  ・最近提案されているモデリングを俯瞰してみる  ・皆で背景や課題を考えてみる ・これからはこれが良い!と思うモデリングを皆で議論してみる -はじめに  どんなモデリングがあるのか、どう進化していくのか。  上流から下流まで3種類。  ・sysML  ・MBD  ・MDD モデリングとは ・プログラミングのためのモデリング ・思考を助けるドローイングのモデリング ・シミュレーションできるモデリング ・システム全体を書くことができるシステム全体(ソフト,ハード,メカ)をかくモデリング →C言語は欠点が多いのでモデリングで補完するする。 -歴史  状態遷移図が基本だった:大規模になるとわかりにくい  大規模化への対応で変化   →階層化がすすんだ:しかしさらに大規模になるとわかりにくい   →静的情報と動的情報に分けるようになった   →静的情報も、動的情報も階層化が必要  様々なモデリングの手法があるが、それぞれ利点と欠点がある。 -sysML2.0の提案や課題意識をみてみる  欧州ではsysML1.Xについての様々な課題を元にsysML2.0への改定を行っている。  2015年夏から改定活動が始まった  OMGのサイトから議事録、要求書等が誰でも読める! -最近提案されているモデリングを俯瞰してみましょう  ・システミグラム  ・GSN  ・D-CASE  ・SCDL  ・SysML Rev2  ・Synchart -みなさんと、自分の業務領域を意識しながら、背景や課題を考えてみます  例えばシステムエンジニアリングであれば網羅性分析が重要で 安全分析、セキュリテイの脅威分析など何々分析の支援が便利等.. -これからはこれが良い!と思うモデリングをみなさんで議論してみたいと思います  時間の都合上、受講者どうしで意見をし合うことはなかった。 -まとめ  グラフィカルモデリングの実態(歴史、注意点、限界を共有)  今後の動向(改定中のsysMLでの要望、課題認識を共有)  モデリングの重要性 (厳密性、見易さ、共有しやすさ)  用途(各種モデリングの限界、長所短所を把握して活かす)  完璧なツールはないがモデリングは流れであり、非常に有効、各自の用途を考え、工夫も折込み、適時利用していこう。