******************************************************************************** セッションS5-d テーマ:「カーネルソースの歩き方〜RaspberryPi演習〜」 講師:高橋 和浩(アライブビジョンソフトウェア) 日時:2015/08/28 14:30~15:50 参加人数:12名 ******************************************************************************** (議事録本文) −事前配布資料および当日に配布された資料に沿った説明と並行して,参加者各々のPCでRaspberryPiのビルド環境を構築する演習を行う. −SDカード,USBシリアルケーブルは用意されていた. −分からない参加者については個別に対応した. 概要 −TOPPERS/SSPは,ITRONの最小セットプロファイルに対応した「待ち状態」のないカーネルの公開ソースコード. −昨年から名古屋市工業研究所の主催で継続中のカーネルソース勉強会の成果として,RaspberryPiへの移植版を実際に演習する. 目的 Linuxが動くものをベアメタルベースのTOPPERSで動作させる目的 −RaspberryPiを使ったがあまり使ってない −マイコンボードと共有したい.なにもない状態でLEDチカしたい. −ARMの学習やARMアセンブラの学習 ビルド環境の構築 今回はEclipse環境をベースとして説明.CUIでの説明. スライドを使い並行して演習を行った. −コンパイラのダウンロードと設定 −シリアルドライバとターミナルソフトの設定 −SDカードの準備 −ソースのダウンロードとビルド (配布されたSDカードに入っているインストーラを使った.) タスク切り替えの動作の説明 −資料をベースに実際のソースコードを使い説明. 質疑応答 Q.Startup.Sはなにかをベースに作ったのか,1から作ったのか. A .ベアメタルで動くRaspberryPiをベースに書き直した. カーネルソース勉強会の告知 −毎月第4水曜日午前10時〜12時 −シミュレーション環境,ラズベリーパイなどのポーティングを行っている −詳細はFacebookなどで告知 −勉強になるのでぜひ参加してほしい. 最後に −RaspberryPiをこれからもTOPPERS/SSP版で改良していくつもり. −今回対応できなかった32bit版,MAC版についてはカーネルソース勉強会のFacebookページで対応する. −mrubyOSもある.(githubで公開)