********************************************************************** ポスター・デモ発表 ********************************************************************** ====================================================================== 「X-by-wireラジコン教育教材事例」 株式会社ヴィッツ ====================================================================== ○概要 X-by-Wireシステムの要素技術の一つであるCAN通信の制御技術の基礎を学ぶための 教育素材プラットフォームとして、「TOPPERS Platform Board」の紹介を行っていた。 この制御基板はその名の通り、TOPPERS OSやTOPPERSミドルウェアの動作を保証している。 ラジコンとコントローラを用いた演習を通して、CAN通信の開発方法、CANアナライザを用いた通信状態確認方法を 学ぶことを目的としている。 ○展示状況 制御対象としてX-by-Wireラジコンとコントローラ、そして2つの制御基板を接続したデモを行っていた。 2つの制御基板はラジコンとコントローラを入出力を制御しており、2つの基盤はCAN通信により接続されている。 コントローラ操作によりラジコンのステアリングやアクセル・ブレーキ、ライト点灯などを操作できるようになっていた。 このように目に見えて実際に動かせるものを用いた学習を行うことで、シミュレーションより良い効率で学生などの教育を行うことが 可能である、と担当者は語っていた。 ====================================================================== 「組込みソフト検証ツールのご紹介」 ガイオ・テクノロジー株式会社 ====================================================================== ○概要 単体テスト標準化ツール「ユニットマスター」や、組込み用プログラム仕様書作成・解析 ツール「CasePlayer2」などといった、組込みソフト検証を行うためのツールを紹介していた。 また、自動車安全規格であるISO26262の機能安全規格に対応したツールについても 紹介を行っていた。 ○展示状況 ポスター、及び口頭により各種ツールについての紹介を行っていた。 また、各種ツールについて詳細の記されたパンフレットも配布されていた。 ====================================================================== 「プロダクトライン開発支援ツールのデモ」 富士設備工業株式会社 ====================================================================== ○概要 プロダクトライン開発支援ツール「pure::variants」の紹介を行っていた。 pure::variantsはプロジェクト全体の構成管理、要件管理などを行うためのツールであり、 再利用の効率化に貢献する。 また、機能別のバリエーションに対応しており、機能毎にテストケース、ソースコード、モデル、 更にはクラスや制約といったことにも紐付けを行っており、大規模なシステムの管理に適している。 ○展示状況 ノートPCを用いて、製品開発プロジェクトのモデルをツールを用いて管理するデモを行っていた。 製品の機能ごとに、テストケースやソースコード、仕様書やモデルといった構成要素の紐付けを行っており、 また、柔軟な機能変更・改善が可能であることを示していた。 ====================================================================== 「オープンツールプラットフォーム TERASのご紹介」 キャッツ株式会社 ====================================================================== ○概要 オープンツールプラットフォームTERASの紹介を行う。 TERASは、バージョン管理ツールSubversionなどのオープンツールプラットフォームを用いることにより、 トレーサビリティ環境を実現している。 これにより、上流のモデルや状態要求仕様、設計情報といったものを、 下流のソースコードなどと紐付けすることが可能である。 ○展示状況 ポスター、口頭および資料配布により説明を行っていた。 今話題のトレーサビリティ管理についてのツールということで、多くの人が足を止め、説明を聞いていた。 ====================================================================== 「組込み技術者向け専門書籍&雑誌の展示即売」 CQ出版株式会社 ====================================================================== ○概要 コンピュータ・サイエンス&テクノロジ専門誌「Interface」や アプリ開発者を目指す人のための「Smartphone World」など、組込みシステム開発者 のための書籍の紹介を行っていた。 ○展示状況 多くの人が立ち止まって見ていた。雑誌の販売も同時に行っており、購入する閲覧者も少なくなかった。 即売会の担当者は、マイコンで栽培制御を行う、野菜工場の特集が特にお勧めであると語っていた。 ====================================================================== 「ダッソー・システムズの提案する組込みシステムソリューション」 ダッソー・システムズ株式会社 ====================================================================== ○概要 統合型システム開発ツールCATIA Version 6 Systemsの紹介を行っていた。 PLMの考え方として、製品の構想段階から、前の段階で使う工数を減らして、 Time to Marketを短くしようというものがある。 このツールでは、MODELICA言語による制御ロジック、モータ、センサーなどの記述 を行い、動画の形でバーチャルに動作確認を行い、各種検証を行うことが可能である。 大きな製品であれば、試作を減らせるという意味で極めて重要な効果を発揮できる。 ○展示状況 ETロボコンでおなじみのレゴ・マインドストームを例に、DBM(Dynamic Behavior Modeling) の例をビデオや発表資料、口頭により紹介していた。実際に身近な存在であるNXTを例として バーチャルな動作を示していたので、非常に直感的にわかりやすい展示となっていた。 また、展示会場ではAutosarBuilderやENOVIA/Reqtifyといったツールについても同時に紹介をしていた。 ====================================================================== 「DSMを用いたソフトウェア設計の最適化 ~ペーパークラフトを題材に~」 イーソル株式会社 ====================================================================== ○概要 DSMを用いたソフトウェア設計の最適化の考え方と、ペーパークラフトを題材とした具体例について 紹介をおこなっていた。DSM(Dependency (Design) Structure Matrix)は システムを俯瞰する手法・ツールの一つである。UMLとは相互補完関係にあり、 UMLでは詳細な記述が可能である一方で要素が多いと複雑になってしまうが、DSMはその点を補完し、 システムの俯瞰を可能にできるという特徴を備えている。 ○展示状況 PowerPoint資料、多数の配布資料、口頭および解説動画による展示を行っていた。 解説動画は二点あり、片方でツールの紹介スライドを、もう片方で実際に解説を行っている 動画を再生しており、担当者が忙しい時でも他の人が説明を受けられるようになっていた。 非常に多くの人が足を止めており、展示時間中担当者は常に閲覧者への対応を行っていた。 ====================================================================== 「関数プログラミングとOSSによるソースコード解析・変換」 有限会社ITプランニング ====================================================================== ○概要 関数型プログラミングであるHaskellには、C言語ソースをパーシング・解析を するためのライブラリが充実している。そのため、これを用いれば、低コストでソースコード の解析・変換が可能であり、ソフトウェアの安全性や再利用性、複雑さの低減といった点に貢献可能できる。 本展示は、関数プログラミングを知ってもらうことを目的としている。 ○展示状況 スライド及び口頭による説明を行っていた。 多くの人が立ち止まり、基本的に担当者は常に閲覧者の応対をしていた。 また、デモ会場では関数型プログラミングのミニ講座も開講しており、 10分間の講座を計4回に渡り開講していた。 ====================================================================== 「C/C++プログラム用統合テストツール『C++test』、 次世代構成管理・変更管理ツール『AccuRev』のご紹介」 テクマトリックス株式会社 ====================================================================== ○概要 「C++test]はC/C++の単体テスト、コーディング規約チェック、フロー解析、実行時のメモリエラー検出や テスト実行の自動化をサポートし、高品質なソフトウェアの開発を実現するための総合的なテストツールである。 ISO/IEC 61508やISO 26262のソフトウェアツールとして第三認証機関から認証を取得しているため、 作成したソフトウェアの信頼性を保証しやすい。 ○展示状況 ポスター、配布資料による展示を行っていた。 多くの通行者に資料を配布し、積極的にツールの紹介を行っていた。 また会場では、同時にテクマトリックス製品である次世代構成管理・変更管理ツール「AccuRev」の 紹介も行っていた。 ====================================================================== 「システム開発文書品質研究会(ASDoQ)」 システム開発文書品質研究会(ASDoQ) ====================================================================== ○概要 ASDoQは開発文書の品質向上を目的として立ち上げられた団体であり、その紹介を行っていた。 開発文書の品質が低いと、コストの増加、欠陥の検出不可、保守が難しくなるといった問題が生じる。 ASDoQは、開発文書の品質についての議論を重ね、開発文書が持つべき特性を定義し、 その品質を表すための指標としてメトリクスを作るといった活動を行っている。 ○展示状況 8枚の資料と口頭による発表を行っていた。 口頭で説明できる担当者を複数名配置しており、同時に複数の閲覧者に説明できるような体制をとっていた。 またASDoQへの参加者の募集も、同時に行っていた。 ====================================================================== 「組込み向け高信頼デュアルOSモニタとそのマルチコア対応」 太田貴也、Daniel Sangorrin、本田晋也、高田広章 ====================================================================== ○概要 デュアルOSモニタとは、RTOSとGPOSを同時に実行するための非常に小規模なソフトウェアモジュールである。 このソフトウェアモジュールを用いることで、多機能性とリアルタイム性や信頼性といった、 相異なる2つの性質を併せ持ったシステムを作ることが可能となる。 発表研究では、このデュアルOSモニタ「SafeG」を、マルチコア向けに拡張を行った。 ○展示状況 デュアルOSをモニタ「SafeG」の詳細なアーキテクチャや、それを実現するための技術である 「ARM TrustZone」の解説を、ポスターと口頭により行っていた。 特にマルチコア拡張については、参加者とマルチコア拡張の意義や、具体的な実装方法について 議論を行っていた。また、実際の「SafeG」が動作するボードにより行われており、 そのボード上ではAndroidとTOPPERS/ASPカーネルが少ないオーバーヘッドで同時に実行されていることが 確認できるようになっていた。 ====================================================================== 「リアルタイムシステムに向いたコア間通信機構の検討」 加藤寿和、高瀬英希、石川拓也、本田晋也、高田広章 ====================================================================== ○概要 近年増加するマルチコアシステムにおいて、コア間の通信・同期が性能のボトルネックとなる 場合が出てきた。現状提案されている通信方式では、組込みリアルタイムシステムに固有な特性が必ず しも考慮されていない。本研究では、リアルタイム性や低メモリ使用量など、リアルタイムシステムの特性を 考慮した、コア間のデータ通信機構の検討を行う。 ○展示状況 ポスタにより、既存のコア間通信API規格をTOPPERS/FMPカーネル上に実装・評価 した結果が、リアルタイム性に欠ける結果となったことを示していた。それを受け、 組込みリアルタイムシステムの特性を考慮した通信規格を4つの観点から検討していた。 また、組込みリアルタイムシステム向けの通信規格として欲しいと思う要件や、 企業で用いているコア間通信の方式などを閲覧者と盛んに議論していた。 ====================================================================== 「スクラッチパッドメモリの実行時管理機能を有するリアルタイムOS」 高瀬英希、高田広章(名古屋大学 大学院情報科学研究科) ====================================================================== ○概要 SPMの配置内容を効率良く更新するための管理情報および実行時SPM管理機構の提案を行う。 SPMとは小容量かつ高速なソフトウェア制御のオンチップメモリのことである。 提案手法では、SPMの実行時管理情報として、タスク毎に持つ情報とシステム全体で持つ情報 の二種類を用いており、これらを実行時にソフトウェア機能のみで管理する機構を実現している。 本提案手法の評価として、提案する実行時SPM管理機構をTOPPERS/ASPカーネル上に実装し、 そのメモリサイズの増加量および実行時に与える影響の測定を行った。 ○展示状況 ポスター及び口頭による発表を行っていた。 ポスターでは、SPM管理機構を実装したTOPPERS/ASPの評価結果を同時に示しており、 提案したSPM管理機構がμITRON仕様のTOPPERS/ASPカーネル上において、小さいメモリ量 およびオーバーヘッドで実現でき、提案手法が有効であることを示していた。 ====================================================================== 「AUTOSAR OS仕様ベースのRTOSの仕様検討および開発に関するコンソーシアム型共同研究」 川島裕崇(名古屋大学大学院情報科学研究科付属組込みシステム研究センター) ====================================================================== ○概要 自動車制御システム向けのリアルタイムOS仕様であるAUTOSAR OSの、NCES版について仕様検討を行う。 AUTOSAR OSは欧州の自動車関連メーカからの要求がベースとなっていることが一因となり、 実行時のオーバーヘッドが大きく実装の困難な機能がある。NCES版AUTOSAR OS(TOPPERS/ATK2)では、 AUTOSAR OS仕様をベースとしてマルチコア向けに拡張したRTOS仕様策定を、一つの仕様書だけで 簡潔するようにすることを目指している。 ○展示状況 ポスターと口頭による発表。 ATK2の仕様策定の方法として、コンソーシアム型共同研究を行っており、その紹介も行っていた。 コンソーシアム型共同研究とは、大学、参加企業の技術者が共同で開発を行うことで、 産学官連携による技術課題の解決を目指しす研究形態である。 ====================================================================== 「マルチメディア機能付加によるTOPPERSの発展性の研究」 吉野広宣(創価大学) ====================================================================== ○概要 近年組み込み機器分野、特に情報端末に対する高機能化が進んでいる。 そのようなネットワーク機能やGUI機能など、複雑な処理を必要とする組込み機器に対しては、 WindowsやLinuxといった汎用OSが用いられているが、メモリやCPUなどのコストの面で不適切である。 本研究では、RTOSにマルチメディア機能を付加することで上記の問題に対応したOS作成を目的として、 TOPPERS OSのマルチメディア機能付加の発展性について調査を行った。 ○展示状況 ポスターと口頭による発表を行っていた。 担当者は、現在TOPPERS OSをマルチメディアなハードウェアに 対応するようにポーティングを行った段階であると語っていた。 ====================================================================== 「ヘテロなロボットコンポーネント間通信の実現」 八幡尚史、安積卓也、西尾信彦(立命館大学) ====================================================================== ○概要 ロボットのコンポーネント指向開発であるRT(Robot Technology)ミドルウェアは、コンポーネント間通信に TCP/IPを用いたCORBAを実装しているため、リアルタイムな制御システムに適用することができない。 発表研究では、組込みシステムに適したコンポーネントシステムであるTECSと、 RTミドルウェアのコンポーネント間通信機構による連携を提案している。 これにより、ロボットに高い柔軟性・安全性・信頼性と同時に、リアルタイム性を取り込むことが可能であると考えられる。 ○展示状況 ポスター、口頭、デモによる発表を行っていた。 デモでは、PC上に展開されたRTミドルウェアソフトウェアがクライアントとして、 テストボード上に展開されたTECSによるソフトウェアがサーバとして実装されていた。 それらはシリアル通信により接続されており、クライアント側からサーバ側の機能を呼び出せることを確認できるようになっていた。 ====================================================================== 「OSEKとITRONのTECSを用いた共通開発機構」 大野惇、鵜飼敬幸、石川拓也、安積卓也、西尾信彦 ====================================================================== ○概要 車載機器制御用OSをの仕様には、OSEK仕様やITRON仕様が主に使われており、 それぞれの仕様に準拠させて開発する必要があるが、システムの大規模化・複雑化が進んでおり、 開発者の負担の増加や、ソフトウェアの不具合の発生など様々な問題が生じている。 本研究では、共通のTECSの記述からOSEK仕様とITRON仕様に準拠した記述それぞれへの変換を可能とし、 TECSを用いたそれぞれの共同開発機構の提案を行う。 ○展示状況 ポスターと口頭による発表を行っていた。 現在、TOPPERS/ASPとTOPPERS/ATK1の両方が動作するハードウェアを用意し、 TECS記述をATK1に対応させるための機構について検討している段階だと示していた。 多くの人が興味を持ち、名刺交換を希望する閲覧者も見られた。 ====================================================================== 「Android-インテントを用いた組込み機器遠隔操作フレームワーク」 伊藤孝宏、安積卓也、西尾信彦(立命館大学) ====================================================================== ○概要 Andoridは、内部で「インテント」と呼ばれる通信の仕組みがアプリケーション間において使われている。 インテントを用いることで、ユーザはインストールされているアプリケーションがそれぞれ持っている 機能を意識せずに、アプリケーション間で通信を行うことができる。 本研究では、このインデントを利用することで、外部にある組込み機器をAndoridから操作するための 柔軟性・拡張性の高いフレームワークを提案している。 ○展示状況 ポスター、口頭、及びデモによる発表を行っていた。 デモでは、PCと実機ボードが並べて接続されており、PC上に展開された仮想Androidから ボードにインデントを発行することで、ボード上のLEDを点灯することが出来ることを示していた。 ====================================================================== 「Androidにおけるプロセス可視化環境の開発」 中川裕貴、Praween Amontamvunt、西野洋介、早川栄一 ====================================================================== ○概要 Androidでは、C言語とJava言語が同時に動作しており、動作プロセスがわかりにくいという問題がある。 そのような問題を解決するために、Androidのプロセスを可視化し表示する環境を開発した。 「ログファイルをサーバに保存可能」「可視化の実行画面をブラウザ上で表示できる」 といった特徴を持つこのツールにより、OS基礎の理解、複数あるプロセスの動作が容易に理解できる といったメリットがあり、学校や企業における教育において貢献することができる。 ○展示状況 ポスターと口頭による発表を行っていた。 ポスターは、プロセスを可視化した結果を同時に載せており、 実際の動作結果が直感的にイメージできるように作られていた。 ====================================================================== 「Android ADKによるフィジカルコンピューティングの世界」 竹内陽児(富士ゼロックス株式会社) ====================================================================== ○概要 Android ADKを用いて、各種ガジェットとマッシュアップしてて作成した、装備品を展示していた。 使用するガジェットとしては、温度・湿度・気圧センサ、ガスセンサ、加速度センサなど様々である。 将来的には、火山、洞窟、暗闇など危険な場所を探険する冒険家が装備することで、 行動をサポートしていくといった内容を想定している。 ○展示状況 口頭と資料、展示による発表を行っていた。 将来的にAndroid ADKと組み合わせて使うことを想定しているガジェットを、多数展示してあった。 ガジェットは一部動作が確認できるようになっていた。 また、参考書やTシャツ、うちわなど、様々なものが同時においてあり、 非常ににぎやかな展示状況となっていた。 ====================================================================== 「リアルタイムアプリケーション向けタスク処理定義可能なスケジューリングシミュレータ」 佐野泰正、松原豊、本田晋也、高田広章(名古屋大学 大学院情報科学研究科) ====================================================================== ○概要 既存のアプリケーションに様々なタスクスケジューリングアルゴリズムを適用するために、 タスクスケジューリングに特化したシミュレータ「schesim」の開発を行った。 schesimでは、従来のシミュレータで問題であった、実機での動作結果とのギャップを埋めるため、 タスク毎の動作を詳細に指定出来るようになっている。 ○展示状況 ポスターと口頭による発表を行っていた。 schesimの評価としてschesimでシミュレーションした結果と,エンジン制御アプリケーションを ISS上でシミュレーションした結果のタスク毎の平均応答時間比較結果が提示してあった。 ====================================================================== 「GPGPUアプリケーションの開発支援のためのC言語コードからのCUDAコード生成ツール」 湯本厚史、杉野鴨彦(東京工業大学 大学院総合理工学研究科 物理情報システム専攻) ====================================================================== ○概要 手軽に入手可能で高い性能を持つ、GPGPUのための開発環境としてCUDAが広く用いられるが、 CUDAコードの記述は煩雑である。本研究では、GPUを意識せずに記述された制限付きC言語記述から GPGPU向けに最適化されたCUDAコードを生成するツールを提案した。 制限付きC言語とは「ポインタの原則禁止」「構造体のメンバはprimitiveなデータ型のみ」といったものであり、 より最適化変換を行うことを目的としている。 また、ツール内部のGPUとCPUの使い分け判定アルゴリズムは、C言語コードの特徴量と、適合するハードウェア情報 を学習用のコードとしてあらかじめ入力しておくことで実現している。 ○展示状況 ポスター及び口頭による発表を行っていた。 提案したGPUとCPUの使い分け判定アルゴリズムの評価実験も行っており、その結果も示していた。 また、実際の実行時間の比較評価実験も行っており、それによってツールの一定の有効性を示していた。 ====================================================================== 「動的言語インタプリタの自動並列化手法の提案とそのJITコンパイラへの実装」 池田涼太郎、杉野鴨彦(東京工業大学 大学院総合理工学研究科 物理情報システム専攻) ====================================================================== ○概要 自動並列化手法をJITコンパイラによってインタプリタに適応する手法の提案を行う。 本提案手法では、並列処理を行うマシンコードを予めテンプレート(Parallelized Template)として用意し、 実行中のコードの命令列から並列化可能な部分を随時検出して、それをテンプレートに置き換える事で自動並列化を行う。 なおインタプリタからネイティブに転送、変換することで発生するオーバーヘッドを抑えるように設計してある。 ○展示状況 ポスターと口頭による発表を行っていた。 提案手法の評価として、例題にベクトル演算を実行したときの計算時間比較実験を行っていた。 その結果によると、既存のJITコンパイル手法を適応した場合と比べて、0.5倍から3倍程度まで短縮でき、 提案手法が有効であることを示していた。 ====================================================================== 「命令セットシミュレータ(ISS)作成支援手法の改良について」 東園 修平,喜多 義弘,片山 徹郎(宮崎大学) ====================================================================== ○概要 命令セットアーキテクチャからコンパイラ方式命令セットシミュレータ(ISS)の ソースコードの雛形を自動生成する手法を提案。 提案手法を用いてCOMETのコンパイラ方式のISSを作成した結果 いままでのインタプリタ方式のISSと比べて4倍ほど早い実行速度のISSを作成できた。 ○展示状況 フラグレジスタの関係の処理が現状対応できていなくてISSの作成者が 記述する必要があると説明していた。 インタプリタ方式とコンパイラ方式を組み合わせたハイブリッド方式を作りたいと言っていた。 ====================================================================== 「再利用性の向上を目的としたシミュレータ設計手法の提案」 川元 卓,喜多 義弘,片山 徹郎(宮崎大学) ====================================================================== ○概要 再利用性を向上させたシミュレータ設計手法の提案。 開発環境シミュレータと実行環境シミュレータの二つに分けて開発してそれらを組み合わせて動作させる手法。 ライントレーサのシミュレータを提案手法で作成してシミュレータが実際に作成できることを確認した。 ○展示状況 この手法でではシミュレータの再利用性が向上してシミュレータ開発の コストが削減できると説明していた。 今後は再利用率の検証を行うと言っていた。 ====================================================================== 「組込みソフトウェア入門教育におけるMDDの活用」 赤山 聖子(九州技術教育専門学校),久保 秋真(アフレル),久住 憲嗣(九州大学), 二上 貴夫(東陽テクニカ),北須賀 輝明(熊本大学), 渡辺 登(アフレル), 芦原 秀一(九州組込みソフトウェアコンソーシアム/ネットワーク応用技術研究所) ====================================================================== ○概要 ソフトウェア設計教育をモデル駆動開発(MDD)を用いて効果的に実地する方法を提案。 モデリングはソフトウェア開発にとって重要な工程で教育の必要性が大きいが、 実装と違って動かないため学習者にはつまらないものである。 そこで、MDDを用いてモデルからコードを生成して実際に物を動かすカリキュラムを作り 実際にモデルリング教育を行なった。 学習者は高いモチベーションを維持することが出来た。 ○展示状況 モデリングの勉強はつまらないらしく、モデル駆動開発によってモデリング を楽しく勉強しましょうというコンセプトと説明していた。 ====================================================================== 「学生向けの学習補助ソフトの開発」 尾関 泰幸,江口 一彦(愛知工業大学) ====================================================================== ○概要 大学生向けの理系科目の公式等の説明のための学習補助ソフトの開発・紹介。 アニメーションなどを使って視覚的にわかりやすいソフトを作成した。 C言語で作成したがこれはソース自体をC言語の学習に利用するため。 ○展示状況 PC上でデモを行っていた。デモではLR回路の過渡現象を視覚的に表していた。 クリックにより簡単に処理出来て、パラメータは簡単に変更可能と説明していた。 ====================================================================== 「ETロボコンを活用したSPLE教育教材の検討」 大原 貴都,吉田 愛,阿部 久美,福田 毅,吉村 健太郎, 小川秀人(日立製作所) ====================================================================== ○概要 ソフトウェアプロダクトライン(SPL)の取り組み紹介とETロボコンを利用したSPL教育教材の提案。 ソフトウェアを再利用する技術がSPLで、SPLは生産性向上・信頼性確保の要である。 体験型のSPL教育教材を提案して、この教材を用いてETロボコン2010に参加し学習効果を検証した。 SPLにより大幅に開発期間短縮ができて、信頼性の高いソフトウェアを作成でき ETロボコンで素人でもよい成績を残すことができた。 ○展示状況 ソフトウェアプロダクトラインをこれから広めていきたいと説明していた。 SPLにより理論は理解できるが、1人で実践することは難しいらしい。 理論を実現した良質なソースコードがどこにあるかという問題がある。 ====================================================================== 「組込みシステムに関する教育事例の紹介」 速水 悟(岐阜大学) ====================================================================== ○概要 岐阜大学で行っている組み込みシステムの教育プログラムの紹介。 大学院では信号処理や画像処理を組み込みソフトウェアを用い 実現するための基礎知識や基礎技術を講義・実習を通して教育している。 学部ではPICによる初歩的な信号処理などを通して技術を教育している。 ○展示状況 今後も系統立てられた組み込みシステムに関する専門教育を確立していきたいとのことである。 ====================================================================== 「オブジェクトデータベースを用いたリバースモデリングとリファクタリング」 細合 晋太郎(北陸先端科学技術大学院大学) ====================================================================== ○概要 抽象構文木(ASTモデル)をオブジェクトデータベースに保存したリバースモデリング手法の提案。 リバースモデリングはコードからモデルを作成するもの。 コードからは全体を俯瞰することや設計意図を読み取るのが難しいため、リバースモデリングを行う。 ASTモデルをそのまま使えるようオブジェクトデータベースに保存して、 ASTモデルからモデルを生成する。 オブジェクトデータベースを用いたリバースモデリングを試作することができた。 ○展示状況 規約違反の抽出のような横断的に散在する要素の抽出には本手法が有用に 思われるとのことである。 ====================================================================== 「BricRobo (部品組立型開発ツール)」 江口 亨(富士通コンピュータテクノロジーズ) ====================================================================== ○概要 ソフトウェア部品を組み合わせてソフトウェアを作るツールBricRoboの紹介。 新規開発した部品だけでなく既存資産も部品化が可能で、一度開発した部品は リポジトリの一部となり簡単に再利用できるようなツールである。 UMLでモデリングするためUML・SysUMLなどほかの記法と混在して ソフトウェアを設計可能である ○展示状況 実際にツールによりETロボコンのバーコードリーダーを作成したと説明していた。 ====================================================================== 「UMLProfileの作成及びそれを利用したクラス図からのHDL合成」 山根 ゆりえ,清水 尚彦(東海大学/オーバートーン) ====================================================================== ○概要 ハードウェア記述言語NSLを題材にしたUML拡張のためのUMLProfileを作成した。 UMLProfileによりUMLに制限を加えたり特定要素を意味する記法を加える手段を提供する。 モデル作成にUMLProfileを使用してNSL固有の要素を記述可能にした。 ○展示状況 UMLにはintegerやstringなどの基本的な型しかないため、 UMLからハードウェアを設計する際にUMLでは扱わないハードウェア記述言語などで 用いる型情報をUMLprofileに格納すると説明していた。 ====================================================================== 「Rationale記述モデルの提案」 太田 清隆(北九州市立大学) ====================================================================== ○概要 アウトプットの妥当性を説明・確認できるRational記述モデルの提案。 変更できるideaと変更できないknowledgeを矢印でつないで記述する。 ideaの部分ではこうしたらよいのではないかなどの記述をする。 knowledgeでは変更のない仕様などを記述する。 ○展示状況 記述の仕方は改善する部分があれば変更するかもしれないと述べていた。 会場の人にrational記述についての意見してもらいその内容を紙に書いてもらい、 ポスターに貼っていた。 ====================================================================== 「クラウド上のモデル駆動開発環境、clooca」 部谷 修平(九州大学) ====================================================================== ○概要 モデル開発駆動(MDD)ツールは高価で導入も大変なためWeb上で利用可能なMDDの Cloocaの開発・紹介。 Cloocaはブラウザ上で使用できるモデルエディタ、シミュレーションツールを提供している。 モデル教育ツールとしても使用可能でライントレース用のモデルを選択すると ラインとレースシミュレータで描いたモデルの検証が可能である。 ○展示状況 ブラウザ上で利用できるモデル駆動開発ツールを教育目的に利用したいと述べていた。 cloocaで生成したソースをコンパイルすることでMindStorms NXTを動かせると説明していた。 ====================================================================== 「階層型状態遷移図に着目した安全分析手法」 金 周慧,松原 豊,高田 広章(名古屋大学) ====================================================================== ○概要 複雑な状態遷移図に対する安全分析を目的とした階層型状態遷移図(SAHSTD)の提案。 SAHSTDでは複雑な状態遷移図でも上位と下位に分けて分析することで分析を容易にする効果がある。 しかし、システムの仕様書に漏れがあると正しい分析が行えない。 今後システムの仕様書から漏れがないSAHSTDの作成手法を開発していく。 ○展示状況 ポスターでは話題沸騰ポットのシステム仕様に対するSAHSTDによる分析事例が紹介されていた。 ====================================================================== 「OCamlと定理証明支援系Coqの組込み開発への応用を目指して」 今井 敬吾(ITプランニング) ====================================================================== ○概要 組み込み開発でのOCamlと定理証明支援系Coqの適用へ向けた今後の展望。 Coqは1ステップずつソースコードを追跡してバグがないことを証明できるツール。 Coqは半自動であり、証明を人が入力する必要。 OCamlは関数型言語のひとつでCoqで記述した証明付きプログラムから OCamlのプログラムを抽出できる。 ○展示状況 既存のシーケンシャルなOSの検証技法をいかに並列な動作に対して適用するか をこれから考えていきたいと述べていた。 ====================================================================== 「組込みシステム向けモデル検査適用の課題」 中川 雄一郎,小川 秀人(日立製作所) ====================================================================== ○概要 モデル検査の実製品適用時の課題の紹介。 ソフトウェアのモデルを自動的・網羅的に検証を行うモデル検査技術 を組み込みシステムに適用した結果、約68人月相当の工数を削減できた。 しかし、モデル検査の実製品の適用には状態遷移モデルの作成をどう行うかと 状態爆発という二つの課題が存在した。 ○展示状況 モデル検査時の情報を統合できる記述形式をどうするという問題と 状態爆発の原因の特定をどう行うかという問題に対して会場の人に意見を求めていた。 ====================================================================== 「組込み制御ソフトウェアへのCBMCの適用とETロボコンでの試用」 石郷岡 祐,京増 司,福田 毅(日立製作所) ====================================================================== ○概要 Bounded Model Checking for ANSI-C(CBMC)による組み込み制御ソフトウェアの一致性検証手法の提案。 システムの安全性説明一つとして設計と実装間の一致性検証手法がある。 CBMCではC言語のソースコードをモデル検査でき、ユーザ定義の状態にならないことを確認できる。 本手法ではHW依存部を仮想化したソフトウェアで置き換えることでCBMCで検証可能にし、 支援ツールAssertion Code Weaver(ACW) for CBMCにより検証効率を向上させた。 ○展示状況 ETロボコンで開発したソースコードに対して提案検証手法を適用し、 設計と実装の乖離を発見できたとのことである。 ====================================================================== 「車載電子制御システムの障害診断手法」 佐藤 守一,沓名 拓郎(豊田中央研究所),中條 直也(愛知工業大学), 佐野 範佳(豊田中央研究所) ====================================================================== ○概要 発生率の低い障害の原因特定を容易化する手法の提案。 平常時データと異常時データの比較により特異信号パターンを検出して、 特異信号パターンを見てバグの特定を行う。 架空の車両モデルにバグを混在させてそのCANデータから特異信号パターンを検出させ、 矛盾した信号関係を発見でき、手法の障害特定の有用性を確認した。 ○展示状況 新規開発した車載システムには知識を使えないため正常時データを用いて 障害を発見すると説明していた。 ====================================================================== 「組込みシステム向けストリームデータ処理プラットフォーム-車載データ統合への適用-」 勝沼 聡,山口 晃広,山田 真大,杉本 明加,金 榮柱,本田 晋也,佐藤 健哉, 高田 広章(名古屋大学) ====================================================================== ○概要 車載アプリケーションの開発コスト削減のための車載データ処理を統合管理する プラットフォームの提案。 プラットフォーム上のアプリケーションのユースケースとして衝突検知の プログラムを作成し実機とPC上で動作確認を行った。 ○展示状況 PC上で上の車衝突検知のデモを行っていた。ロボにつないだ場合のデモも行っていた。 ロボにつないだ場合は通信速度の影響か動作がPC上と比べて遅かった。 ====================================================================== 「実効帯域を向上するタイム・トリガ型ネットワーク構成の検討」 岩永 明人(九州大学) ====================================================================== ○概要 バスの帯域幅を抑制するための最適化したタイムトリガ型ネットワークの提案。 提案手法ではタイムトリガ型のネットワークのペイロードサイズを可変にして フレーム毎にペイロードサイズとフレームの分割数の設定を行い、使用する帯域幅を最小化する。 デッドライン制約を数式モデルにしてバスの帯域幅を最小化する整数計画問題に 定式化して解くことで必要なバスの帯域幅を抑制する。 ○展示状況 時分割固定のタイムトリガネットワークにはスロットにより帯域幅が保障されるが 実行帯域幅に無駄が出るためスロットを可変にして帯域幅を有効利用すると説明していた。 ====================================================================== 「コモディティー化するプラットフォーム ~ ITからのアプローチ」 太田 寛(日本マイクロソフト) ====================================================================== ○概要 コモディティ化するプラットフォームに対してのこれからの組み込みの展望。 CPUの標準化、Platformの標準化、ネットワーク技術の基盤化、要素技術の大衆化により 携帯電話やコンシューマ機器ではプラットフォームはコモディティ化(差がなくなること)して そのプラットフォーム上でのオリジナリティの戦いが起きている。 組み込みでもプラットフォームのコモディティ化が予想され、 これからの組み込みの在り方をについてのディスカッションの必要性を提起している。 ○展示状況 デモとして、KINECTとPOCを使ってで会場の画像から人物認識を行っていた。 ====================================================================== 「盲導犬ロボットにおける道路情報処理システムの構成」 上條 善治,荒川 貴則,松永 倫幸,江口 一彦(愛知工業大学) ====================================================================== ○概要 盲導犬ロボットを作成するための道路情報処理システムの構成と今後の展望。 現在盲導犬が不足しているため盲導犬の役割の道路の端を歩くための補助が できるシステムを構築している。 そのためにカメラ画像から道路判定を行う処理を研究しているが、これから この処理をFPGAへ実装していることを考えている。 ○展示状況 FPGAへの実装以外には、画像から道路検出できない時の対応とカメラを複数用いた形状取得を やっていきたいと説明していた。 ====================================================================== 「車載カメラを用いた人物認識」 榊原 良太,江口 一彦(愛知工業大学) ====================================================================== ○概要 車載カメラを用いた人物認識の手法とそれらに対する課題への取り組み。 歩行者の安全、高齢者の安全運転を目的として車載カメラの映像による 歩行者の識別を研究している。 多人数を識別する処理では処理時間が大きいためリアルタイム性を 保持できないため、FPGAを利用することで解決しようと考えている。 ○展示状況 汎用プロセッサではリアルタイム性を実現できないためこれからFPGAを利用 していきたいと説明していた。 しかし、日ごろ使っていない人にはFPGAを利用することはハードルが高いようだ。 ====================================================================== 「UMLから始めるハードウェア設計 ~ソフトウェア技術者のためのHDL設計手法~」 末広 尚義(オーバートーン) ====================================================================== ○概要 UMLから取り組むLSI設計手法とそれを実現するための動作合成エンジン、 統合開発環境の紹介。 UMLとLSIの間には大きい壁があるためUMLからVerilogHDLに変換する際に それらをつなぐハブ言語としてNSLというオブジェクト指向と親和性の高いHDLに変換する。 そしてNSLからverilogHDLに変換する。 ○展示状況 クラス図から動作のフレームを生成すると説明していた。 将来的にはUMLからステートマシン図、アクティビティ図を生成したいと 言っていたが、現在これらはNSLに付加的に記述するようである。 NSLの前身はSFLというHDLであり、オブジェクト指向のSFLがNSLとのことである。 ====================================================================== 「高速なCPUシュミレーションモデルの開発」 松崎 千里(ガイア・システム・ソリューション) ====================================================================== ○概要 PC上で動作する高速なシミュレーションモデルの開発・紹介。 このISSモデルを用いることでPC上で実機より早いシミュレーションを行えて、 テストの高速化が期待できる。 ○展示状況 PC上でデモを行なっていて、1.4GPISの高速なシミュレーションが可能だった。 命令にもよるが1GIPS程度出るとの説明を受けた。 ====================================================================== 「TOPPERS Reference Hardware (TRH-α1) の提案と試作」 伊与田 健敏(創価大学) ====================================================================== ○概要 TOPPERS用参照ハードウェアの提案とハードウェアの試作結果の報告。 TOPPERSプロジェクトではミドルウェアは成果物として出来上がっているが、 それら一度に試すハードウェアやGUIや音声入出力のミドルウェアを開発するための ハードウェアが見当たらない。 そのような役割を果たすTOPPERS用参照ハードウェアを提案する。 参照ハードウェアはできるだけより多くの開発者が容易に利用できることを目指し、 性能よりも技術者がよく知っていることを重視したCPU、インタフェースICを利用。 ○展示状況 試作の状況を発表していて多くの人が立ち止まって話をしていた。