********************************************************************** ワーク S1-d 分科会4 テーマ:ワークショップ形式による開発プロセスの振り返り コーディネータ:木元峰之(きもと特急電子設計) 日時:9/1 21:00-25:30 参加人数:11名 ********************************************************************** 21:04 開始 ■準備 ・人数に合わせてグループ分け(4人・4人・3人の3グループ) ・使用する道具が配布される。  ・道具内訳   ・ジェンガブロック ・メガネクリップ   ・鉛筆+カバー   ・ビー玉   ・消しゴム     ・(紙類をまとめる)ファイルリング   ・定規 ○作業方針 ・与えられた道具を用いてピタゴラスイッチを作成する。 ・ピタゴラスイッチとは1つの動作が他の動作を起こし、  最終的に別の動作を実現するというもので今回は旗付きの鉛筆カバーが最終的に 動くようにする。 ・今回のこの装置の動作の面白さを追求するわけではない。 ・作成するピタゴラスイッチの説明を文章に起こす。 ○注意事項 ・基本的に自由だがテーブルに乗る範囲で行う。 ・与えられた道具の破壊は禁止する。 ・テーブルにあるおしぼりは再現性がないので使用不可である。 ○コーディネータ 木元さんからの話 ・作業内容と注意事項の説明をされる。 ・演習の目的は、「作成するドキュメントの質を向上させ、コミュニケーションの改善を図る」 ことである。 21:16 - ■作業開始  グループ作業(考えたり、動かしたり、話したり) 21:32 ○木元さんからのお話 ・クリップボードとレポート用紙が配布される。 ・次の30分で作品を完成させ、作り方をドキュメント化する。 ・そのドキュメントが評価の対象となる。 ・次の30分の時間の使い方をレポート用紙の最初に書く。  ・方法:   ・レポート用紙に円グラフを書く。   ・この円グラフ全体を30分とし、時間の割り当てを書く。 ・大事なこと!:  ・アスキーアートを含む絵や図を描いてはいけない! 21:42 - ■上記の30分開始  グループ作業 22:10 ○木元さんからのお話 ・どのグループも進捗が良くないため時間を延長する。 ・今までの30分の成果・経験を元にちゃんと次の30分で終わるように計画を立てる。 22:14 - ■新たな30分開始  グループ作業 22:44 ○時間切れ ・レポート用紙を提出する ・使用した道具を箱に片付ける ・暫く休憩 23:06 ■再開 ○木元さんからの質問 ・「内容削ってもいいからまた30分かけて同じことができるか?」 ○返答 ・A「やったことを文章に書きだすのは難しい。」 ・B「欲を出すと終わらない。いいところを見せようとすると詰まる。」 ・C「誰が読んでも同じことができる仕様書を作成するのは難しい。」 ・他の班のレポートを読んで再現してみる。 ・疑問に思ったところや怪しいところを指摘するために新たなレポート用紙に記述する。 23:34 ・どのグループもうまくセットアップできなかった様子 ○「どうしたらうまく出来るか?」「書く段階でどうしたらうまく説明することができたか?」 についての議論を行う。 ・再現性の問題  ・書く人と再現する人との間にある感覚の違い(ex.「重ねる」という言葉の捉え方)  ・作り方の説明をする前にそれを作る目的を説明すれば理解しやすいかもしれない。 ・事前に客(受け手)や関係のない人に読んでもらう。 ○木元さんからのお話 ・コミュニケーションとは、「(再現に困っている)相手を助ける。」ためにある。 ・そのためには相手の気持ちになって考える必要がある。 ・相手を助ける気持ちはあっても行動が間違っていたら意味が無い。 ・仕様書をごちゃごちゃ書かない。 ・目的を明確にしてから再現方法を示す。 ○それぞれの班が再現した方法などを紹介 ・ドキュメントの記載内容がよくわからず、想像に頼ってセットアップしたグループが多かった。 ○振り返り会 ・これを機に、自分で何を念頭において仕事をしていくか等 25:30 終了 以上 ○備考 Youtube動画公開:ピタゴラスイッチ@SWEST13 http://www.youtube.com/watch?v=jENfVACZ-SE