2009年 10月 9日
SWEST実行委員会

2009年8月27日〜28日にかけて、SWEST11（第11回組込みシステム技術のためのワークショップ）を、石川県加賀市（ホテルアローレ）にて開催しました。

今年の SWESTでは新たな10年の最初のステップとして、 何を目指しどう変わっていくかを見出すことをメインテーマとして掲げました。 特に今年は100年に1度と呼ばれる大不況に苦しめられる状況下でしたので、 参加者の皆様に元気を持ち帰っていただくため、 「人工衛星プロジェクト〜本命ミッションは人づくり！〜」と題して、 まいど１号を取り上げました。 また、２日目には招待講演として、BoschでEclipseを利用した開発環境固定費の 削減に取り組まれたGeensys社のStephan氏に講演していただきました。 この不況下で今後取り組んでいくためのヒントを掴むことができたのではないかと思います。

今年のポスター・デモ発表は、28件もの発表テーマが集まり、活発な議論で盛り上がることができました。毎年恒例となったベストポスター賞の表彰も行いました。ポスター発表者を対象とし表彰は参加者の投票を基準に行いました。ベストポスター賞の受賞者はこちらをご覧ください。

参加人数は、不況下であるにも関わらず、日帰りの方も含めますと 142名と大勢の方に参加していただけました。（参加者の内訳は、産　76名、学(研究機関を含む)　59名（教員・研究員　22名、学生　37名）、官　 5名、報道　 2名です。）

SWEST11の詳細はSWEST11のプログラムページを参照いただければ幸いです。

毎年恒例となりましたが、SWEST11開催に先立ち 8月24日〜26日に、SSEST5（第5回組込みシステム技術のためのサマースクール）が開催されました。これは、参加する学生の企画による学生のためのサマースクールです。後進の育成を目的として、SWEST実行委員会はサマースクールの支援を行っています。企画・運営を担当したサマースクール実行委員を始め、参加された皆さんお疲れ様でした。

開催にあたっては、情報処理学会 組込みシステム研究会(SIGEMB)、組込みシステム開発技術研究会(CEST)、NPO法人 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会（SESSAME)、NPO法人 TOPPERSプロジェクトとの共催となりました。さらに、組込みシステムに関わられている13社の協賛を頂きました。

最後に、SWEST全般において多岐に渡って有益なご助言をいただいたみなさまに、協賛をいただいた各社さまに、会場を提供いただき、SWEST11の準備・運営にご協力いただいたホテルアローレのスタッフの皆様に、そして、SWEST11に参加いただいた皆様に、改めて感謝の意を示します。ありがとうございました。