SWEST1 KJ法 雑感 KJ法による組込み技術の分類、体系化。できれば素晴らしいのですが、今回は準備 期間の短さが悔やまれます。そして、非常に広い分野に渡る組込み技術をそう簡単 に分類できるものでも無いと思っていました。ただ、始めから諦めているつもりは なく、何度か、また、時間をかけていけば、そして、多くの人の智恵があれば、分 類、体系化はできると思います。 しかし。 正直な所、本セッションの発案者の方には悪のですが、僅か2時間で、しかもお互い の背景が様々な状況下で何らかの結論は出ないと考えていました。 発案者の方が目指すところを理解し切れていないこともありますが。 しかし、KJ法を進め、各項目を分類する作業を通じて、それぞれの分野の状況・状 態、考え方、着目点、そのたの情報、意見が交換でき、それにより、お互いの視野 が広がり、それがお互いのスキルアップに繋がるまたと無い情報交換の機会と捉え、 その方向で進めることにしました。 まぁ、第一段階の分類ができれば及第点かと思っていました。 まず、自己紹介(所属と何をやっているかなど)から始めました。これは、お互いの 背景が判っている方が何かと都合が良いだろうと考えたためです。これには思った 以上に時間がかかってしまいましたが。 その後、時間も少なくなってきましたが、各位にカードを記入いただき、 さぁ、分類開始です。 KJ法の作業にありがちに分類は進んでいきます。似たようなキーワードを集めて、 それが続くと、矛盾というのか別の見方もできるようになるわけで、再分類が行わ れていきました。 同じ項目でも担当分野毎に解釈(分類)が異なるのは予想はしていましたが、やはり 多々ありました。先ず、その解釈などを統一見解できるように持っていくのが重要 だと思いますが、相互理解までには時間がかかるとも考えていたので、今回はお互 いの立場、状況、考え方を知ることができれば及第点だと思います。 発案者の方は相関図を出したかったようですが、申し訳ありません。その意図を完 全に理解できていなかったため、相関図を縦軸、横軸をどうするのかも見えなかっ たため、また、時間切れとなったため、第一段階の分類で止めました。 今回は先にも述べた通り、「異分野間の情報交換の場」で進めました。これは準備 期間が短かったこと、作業時間が短かったこと、が前提でした。やはり、スタッフ だけでなく、KJ法に参加する皆さんも状況を把握し、何のためにKJ法を行うのか、 を理解した上で、進めていくべきと考えます。また、分類を一度だけでなく、何度 か見直して問題点と原因などを探っていくべきと思います。 ゴールをある程度決めた上で実施するのも良いと思います。 KJ法を続けていくことで、何らかのゴールが見つかっていくかもしれません。 それは今後の課題であり、SWESTの目的の1つなのでしょう。 KJ法は好評であったので、今後もSWESTの名物として続けていくべきと思います。 以上